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No.305

CDDVDTVMOVIE

 

「地球の上に朝が来る」川田晴久

美空ひばりの師匠と呼ばれているらしい。あるところで「美空ひばりが百年に一人の天才なら川田晴久は千年に一人の天才」という評価が書いてあったので、どんなものかと思って図書館でCDを借りて試聴。SPの復刻版なのでなかなか聞きづらいところもあるが、観客をひきつけるところがあると思った。機会があればぜひ。(MO

 

LALALA LOVE SONGap BANK fes 10)」久保田利伸

これくらい口を開けて声を出せたら、歌っていて気持ちいいだろうな、と見ていて思った。(OM

  

「君がいるだけで(ap BANK fes 09)」石井竜也

話しかけるような声に聴こえるが「ap BANK」のコールで、実声と歌声の違いに気づかされた。(OM

 

「びじゅチューン」NHKEテレ

有名な絵画を題材にした5分間アニメ作品。井上涼氏が作詞作曲歌作画すべて一人で行う。毎週奇想天外なアイディアが出ていて面白い。

ところが井上氏は美術史の授業が苦痛だったとのこと。仕事としてやらざるを得なくなって必死に考えて作品を作っているそうだが、下手に自分の好きなものだけに限定して活動してしまうと、自分の幅が狭くなってしまうのかなと思ったりする。

そういう言い訳をしながらあちこちに首を突っ込んでいる自分だが、ジャンルの違いを超えて共通している根本原理をつかんでいきたいと思っている。(MO

 

「悪党には粛清を」

面白かったです(構図や色彩も良かった)。なぜ今、しかもデンマーク製西部劇なのか。

いろいろなオマージュもありながら、知らなくても楽しめるし、最後には考えさせられました。たとえば…今、

温暖化が問題になってはいるが、永久凍土が溶けることで利益を得る国々があるとか、移民とか…。

ただ、宣伝が下手だなと思った。邦題はOKだけど、単に復讐劇じゃないのに勿体ないなあと思いました。(OM

 

「バトル・オブ・ライジング」

「ソーシャルネットワーク」を観たとき、まるで子供の喧嘩みたいだなと思ったが、これは、子供が権力を誇示しているように思えた。ままごとみたいだがそうなると怖いなと思った。(OM

 

Amy

エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画。歌うことが本当に好きで、才能があり、トニー・ベネットからは、エラ・フィッツジェラルドやビリー・ホリデーに匹敵する歌手といわれグラミーも手にするが、自己破戒的な性分が体を蝕み、27歳という若さでの他界はたいへん惜しい。彼女の歌は魂から絞り出された歌だったと思う。(ON

 

Zootopia」ディズニー

2016年に公開されたディズニーの映画です。

展開に無駄がなくあっという間に時間が過ぎていきます。

細部にこだわるという哲学を学ぶお手本のような作品です。(SG

 

BOOK

 

「社会の中で居場所をつくる」ビックイシュー2016

自閉症当事者の東田直樹さんと精神科医の山登敬之さんの「雑誌ビックイシュ-」での往復書簡を本にまとめたものです。

人間だったことを初めて自覚した時の東田さんの文章にはとても驚きました。また一つ僕の引き出しが増えたような気がします。(IH

 

「声は一分でよくなる!」福島英

この春に買ったものの、ちょっと忙しくて、いわゆる「積ん読」になっていた。「一分でよくなる」なんてタイトルも、ちょっと胡散臭い。けれど、自分のレッスンは相変わらずの試行錯誤の日々、その中でふと気がついた。三年ほど前から見ていただいているトレーナーの声だ。レッスンの録音を聴いて、「あれ?、トレーナーの話す声、最初の頃に比べて良くなっている」。そんなこともあり、この本を引っ張り出して、「はじめに」を読んでみた。「あれっ?」と思った。「声はただ、内容が伝わるように使えばよいというものではありません。それなら、メールで足ります。その動きやリズム、躍動感や命をもってこそ、十分に働くのです」とある。私は自分の話し声は良くないと思っている。日頃、レッスンの録音を聴くと、自分の会話の声が、高くて弾んだ感じで、元気良くて、嫌だなと思う。でも、ちょっと押さえて低めに落ち着いた声にすると、声は大きく出ないし、息漏れみたいにもなる。出しにくいから、しばらくすると、結局はいつもの出しやすい声、つまり、高くて、元気があって、動かしやすい声を使ってしまい、まあ仕方ないかと諦めていた。でも、躍動感とい

う点では、この声は、低めに出す声より、明るく生き生きしていることは確かで、もしかしたら、そんなに悪くないかもしれない。回りの人にとって高い声は嫌だろうと、私が思い込んでいるだけで、回りの人はあまり気にしていないのかも?。本の先をさらに読む。「みなさんが気分ののらないままに声を発すると、それを受け取る相手は、あなたの体調がよくないのだと思います。あるいは気難しい人だとか、機嫌が悪いと思い、離れていきます。ものごとがうまくいかなくとも、大失敗しても、あなたが誠実な声で対処すればものごとは必ずよくなります。険悪なときに、あなたが一声、明るい声を使えたら、それ以上、修羅場にはなりません」。ちょっと、待って。そういえば、たまに、私が低めの落ち着きのあるつもりの声を使うと、家族からは「具合悪いの?」「機嫌悪いの?」と言われる。頑張って低めに出しても、気分はあまり乗らないことは確か。普通に高い声で話す方が気持ちは乗る。それに、もし、自分が大失敗して謝る時や、険悪な時に、私はこの低めの声を使うかしら?、いやいや、やはり、いつもの声で事態の打開を図ると思う。あれ?、なぜだろう?。低めに出した方が良い声なら、いざというとき、それを使わないなんておかしい。それとも、いつもの声の方が気持ちを伝えられるから、良い声でなくても、使うのか?。あれっ?、自分の気持ちを伝えられるのが、自分にとっての良い声じゃないかしら?。うーん、わからなくなった。もしかしたら、私は、良い声を作ろうとしている。けれど、福島英さんは、磨け、と言っていて、作れ、とは言っていない。さらに、ページをめくる。第一章「声は必ずよくなる」。「普段とは違う力のない声のトーンで話していると、心配されることがあるでしょう。」これだ、私が家族にたまに使う低い声は、普段と違いすぎて、心配されちゃうのだ。「声帯を動かす筋肉や共鳴のさせ方は、トレーニングによって変えることができるのです。この声は生まれつきだからとあきらめないで、丹念に基礎的なトレーニングで鍛え続けていくことで、あなたの声は自分のもって生まれた声のまま、必ずよくなっていきます。」自分の持って生まれた声のまま、よくなっていく?、…私は声自体を変えなきゃと思い込んでいるけど、自分の持って生まれた声のまま、良くなっていくなら、そっちが絶対自然だ。

そして、「自分の声を嫌う人が多いのは、言い換えれば、多くの人が、これまで声を磨くことに関心がなかったということだと思います。しかし、声にはかたちがないので、これも仕方のない話だと思います。たとえば服や髪型の場合、あなたはどのように関心をもっていたでしょうか。」「「私はこの服が好きだ」と思えるような、自分のいい声の基準をもつ、という機会もなかったはずです。しかし、これまで自分の声に関心をもつ機会がなかったとしても、今がそのときです。これから声を訓練することで、自分に一番合う服や髪型をみつけたように自分の声の基準もつくっていきましょう。」。これは、すごく説得力がある。私は着るものや髪型に自分なりのスタイルを見つけるまで、かなりの時間がかかっている。だから、声だって私の場合は、自分らしいものを見つけていくには、たくさん時間が必要かもしれない。とはいえ、こういう本を読んでいるのだから、今だって、良い声の基準作りの準備段階にいるに違いない。そして、「一分でよくなる!」の意味は、一分間でできる簡単トレーニングをたくさん紹介している、ということだった。一分なら、何かやってみようかな。(KR

 

EVENT

 

「二台ピアノで奏でるタンゴの世界~ブエノスアイレスよりアンドレス・リネツキー氏を迎えて」杉並公会堂小ホール

コンサートは特に二部がどの曲も素晴らしく、曲の終わり方がものすごく美しかった。そっと終わるもの、畳み込んで終わるもの、力強く魅せるもの、華やかに終わるもの。曲の納め方がこんなにもある、しかもそれを二台のピアノがお互いの呼吸を読むように、ひとつなって終わる、見事だった。丸野さんは小さい女性なのに、ダイナミックかつ繊細、音の切れがシャープ。二人の共演をまた聴きたいと思ったし、タンゴって素敵だと感じた。帰りに、3月に共演した、タンゴ歴60年のヴァイオリンの方と一緒になり、その方も「曲の終わりが一番大事だ」と言っておられた。(KR

 

「アース・セレブレーション 2016年薪能」津村禮次郎 コンテンポラリーダンス 森山開次

何回か鑑賞しているが、森山開次のダンスは圧巻。能にインスピレーションを得た新作ダンス「楊貴妃」が初演されるため楽しみ。

通常伝統芸能の演者は狭い世界で完結してしまうことが多いが、津村氏は70歳を過ぎた今でも現役の能楽師でありながらいろいろなジャンルとコラボレーションして進化しているところがすごい。

森山開次のダンスは神々しさがあり目が離せない。野外上演のため森林から登場してくるがとても幻想的。

佐渡まで行くのは大変だと思うが、機会があればぜひご覧ください。(MO  

 

OTHER

 

「ソプラノ歌手 森摩季さん」

20092011年のNHK年末ドラマスペシャル「坂の上の雲」の主題歌として、「Stand Alone」は3人の女性歌手に歌い継がれました。

2009年:サラ・ブライトマンさん

2010年:森摩季さん

2011年:麻衣さん(本曲作曲者久石譲さんの娘)

以前、その中の一人森摩季さんがオーケストラをバックに本曲を歌ったときの動画を観ていたところ、自分はあることに気づきました。

歌い出しの「小さな光が」から「歩んだ道を照らす」へ音程が急に上がる瞬間、森さんが大きく息を吸い込むような仕草を見せたのです。一般人にとって歌うことに限らず、声を出すには息を吐き出すのが当たり前と思っていたのに、「息を吸いながら歌う」とはどういう仕組みなのかと不思議に思ったものです。

しかし、それは息を吸っていたのではなく、息を吐いて発声しながらも「後ろに引く」ように音程を上げていたことが、最近のレッスンでわかるようになりました。

YD

 

「リッツカールトン大阪」

入った途端別世界にいざなわれたようでした。

建物のつくりやインテリア、アメニティーそしてスタッフのすべてが超一流で魅了されました。

リッツのサービスへのこだわりを歌唱にも応用できるよう上を目指していきます。(SG

 

<店>

 

「アミュゼット(イタリアン)」新宿

野菜ソムリエのお店。ここでは肉もパスタもピザも、野菜の様々な表情を引き出し、引き立てるためのもの。ここの野菜は肉では感じられない季節感を分かりやすく伝えてくれる。丁寧な接客までもが、すべて野菜の魅力を楽しんでもらうためのもの、という意識がある。野菜という無数の種類と産地、旬を武器にすることでいつ何時訪れても飽きることがない構成を作り出している。

 

「東京屋台(アジア料理)」東京

日本や中国を含み、タイ・ベトナム・ラオスなどの東南アジア料理をごちゃっと詰め込んだようなお店。「雑」であることの魅力を追求するとこういう形になるのかもしれない。提供が早く、旨く、安い。タバコの煙や、雑踏のような騒々しさを楽しむお店として存在意義がある。

 

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