「戦後史」
学校―工場―軍隊というのには、統制が働いていきます。
声を揃え、ことばも統一して、国語の確立とともに国民国家の力が強くなっていきます。
国鉄解体で国労が瓦解し、労働組合の力が低下した後、労使の対立は弱まりました。
1968年は、明治100年、1912年生まれまでが明治生まれで、そのとき55歳でした。1945年の終戦時には33歳です。二次大戦を担った若い力は大正生まれだったわけです。
ソ連の国土は広すぎて、原爆開発時点では、アメリカは私たちが思うほど有利に立てなかったようです。そのあと、1949年、ソ連が原爆をもち、54年、アメリカが水爆をもちます。61年8月ベルリンの壁が築かれ、冷戦が激化したわけです。
歴史をみると、生活の質が最低限保てるだけの再分配が行われていれば、権力というものは案外と続くものとわかります。
北朝鮮は、生き残りがかかっているために、日本や欧米よりも深く考えて動いているように思います。
民主主義、資本主義は、成長し続けないと機能しなくなるということで、そこが欠点なのでしょう。
そういえば、1982~1990年連載の「AKIRA」は、2019年が舞台でした。
2020年の東京オリンピックを予言していました。
1984年に「『1984年』になったね」といっていましたが、2019年も過ぎました。 (481)
| 固定リンク