« 2020年3月 | トップページ | 2020年5月 »

2020年4月

「深く学び自立する」

共感優先の社会では、周りとの状況対応力さえあれば、日常のことも仕事もうまくこなせます。果たして、それだけでよいのかということです。

よくないと思えば、深く学べます。しかし、その分、周りと合わせにくく生きにくくもなります。

 「学ぶ」とは、これまでの自分を変えることでしょう。以前、私は、「表現」ということについて、そのように言っていました。

「変える」とは、否定や破壊を伴うこともありますが、人は先に生きるものなのですから、偏狭に囚われなければそういうことは続きません。

同調して周りの圧力に作用反作用していた人は、孤独になるとはじめて自立した感じを自覚します。

 つまり、フリーランス、いや、アントンプレナー精神です。これは、組織を離れるということではありません。どこかが24時間365日、あなたを束縛していたら別ですが、そうではないなら、これは心の置き所の問題です。                                  

531

|

「政治の体制」

世界の今後を考えると、独裁も増えていきそうです。独裁は、必ずしも悪いことではありません。しかし、その後に大きな害を及ぼすことが多かったのです。一人のトップが長期に続くと、大体はよくないというのが歴史です。側近と後継者の選定に、必ずといってよいほど誤るのです。選ばれた人が期待を裏切るようになるからです。

王政、貴族制、帝政←→民主制、国民主権となりました。

独裁制と違って、共和制では、法と行政が別なのです。

国家は、無限責任というところが民間と違います。

ですから、誰が選ばれてもリスクヘッジしていることが重要です。リスクの責任をとる人がいるのか、組織でなく人がみえるのかということです。その手段の一つが情報公開です。

自由というのは、行動と居住の移転、職業選択などにあります。そして、その義務は、大体、どこでも3つです。納税することと守ること、戦うことです。

 今の各国の政権と今後のことを考えてみましょう。

|

「個性とカウンターカルチャーと教養」

日本は、アメリカのように拮抗する力、対抗者が出てこないところです。いわゆるカウンターカルチャーが元よりあまりないのだと思います。しかし、今はアメリカも多元的多様でなくなくなりつつあるように感じます。

難しいことを考えなくなるような傾向が気になります。ということは、幼くなるわけで、批判的精神がなくなります。かつての教養主義は、自分で向上するために学ぶのですから、それも必要なことだったと思うのです。

|

« 2020年3月 | トップページ | 2020年5月 »