「1960年代ポップスのクラシック論」
現在、クラシックの演奏家は、西洋の18世紀から19世紀の曲を専ら演奏しています。そこが「クラシック音楽」と呼ばれているわけです。
それでいくと、日本のポップスで21世紀、22世紀と、将来、「クラシック」となるとしたら、20世紀半ばの曲であるように思うのです。主に1960年代前後を中心とした曲です。
私が若い頃を懐かしむよりも以前の曲が大半ですから、私のお勧めする曲などは、私の同時代的、個人的体験にあまり左右されていないということになりましょう。
つまり、昭和一桁生まれから団塊世代の10代20代くらいの頃のものが、歌唱としてはピークといえます。まさにそれは日本の戦後から高度成長期にあたります。[568]
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