02.声・音楽・歌・芸能

声と耳の科学の限界 2016/06/15

例えば、「カクテルパーティ効果」というのが発見され、命名されたと。でも、そこからの耳のフィルター能力など、未だにほとんどわかっていません。耳で聞いたらわかることを、データとしてあげて、それを少しずつ理論にしているだけです。それが耳で判断できないレベルを超えたら、ようやく最低の成果といえます。
でも、「なぜ、そうなるのか」もわかっていないのですから同じことです。そんな名称をつけなくても、誰でも、パーティに行ったり、人混みのなかで人に呼びかけたことのある人なら、わかることです。命名してスタートするということもありますが、多くは、そこで止まっている、現実の解釈に利用されるだけで、現実を変えていっていないのです。

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「英国王のスピーチ」 (2010年英豪合作 監督トム・フーバー) 2011/03/17 

アルバート王子は1925年帝国博覧会の閉会式で、5世の代理として演説、幼少期からの吃音症のために、聴衆も落胆し、エリザベス妃から、ローグという言語聴覚士、つまり障害機能向上訓練士を紹介され、オフィスを訪問した。第一次大戦の戦争ストレスに苦しむ兵士らを治療してきたローグは、王子にヘッドフォンを付け、声を聞こえなくしてハムレットの台詞を朗読させて、レコードに録音します。録音されたレコードを聴けば流暢なご朗読となっている。

口の緊張を説くため「クソ!ファック!ファック!」と練習し始めた。

ジョージ6世に即位。ラジオの前で大戦に向かう英国民を鼓舞する演説も無事に終えられました。

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