カテゴリー「13)連載「ヴォイストレーナーの選び方」」の528件の記事

2015年8月31日 (月)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○シンプルに

 いくらいろんなメニュや方法を寄せ集めて試してみても、一貫した方向とプロセスがみえていなくては、そこまでは大して役立ちません。役立たないから不要ではありません。すぐに役立たないからこそ、本当のトレーンングン尾です。トレーナーはそれを手助けします。
 トレーナーを次々と替えていては同じことです。私は、そのすべてをみえるポジションでトレーナーの方法やメニュ、組み合わせをみています。もちろん、やらなければ変わりません。シンプルに、それだけです。
 

2015年8月30日 (日)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○荒療法

 ギャップを無理に埋めようとしても却ってうまくいかなくなります。日常に呼吸を意識しなくてはいけないのは危機的な状況ですから、そこで歌えるわけがありません。その拡大版をトレーニングでセットしているのです。それは、無理を承知で無理な状態においているのです。
 これをしぜんに長い年月をかけて発声を習得してきた人や、そういう基礎もなく活動している人がみたら、やらない方がよいと思うのは当然です。その意見に賛同するなら、やらなければよいのです。荒療法はリスクもあります。しかし、待っていられないなら、挑むのも一つのアプローチです。リターンは、人によります。でも、体と呼吸は強くしないと扱えません。この強くということを誤解しないでほしいのです。

2015年8月29日 (土)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○捨てる(呼吸法について)

 こつを得たい、それもまた邪心です。リラックスしたい、そうできない自分を感じているのでは、どうしても固まってしまうだけです。それを捨てるしかありません。
 それらは呼吸を深めることで、自ら解き放っていくのです。深く吐けるようになるためには、深く吸えるようにならなくてはなりません。深く吸おうとすると固まってしまうのですから、まずは長く均等に吐けるように時間をかけていく、それが呼吸法というものです。
 勢いよく吐いて体を使うのも悪くありません。しかし、そこは呼吸筋の鍛錬、つまり、体のへ刺激を与えて変えようとしているのです。その必要度を上げて、ギャップをつくり、次に埋めていくプロセスをとるのですから、そこは、しぜんになるまで続けていくしかありません。それもまた、捨てるということです。
 

2015年8月28日 (金)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○悟る

 発声に限らず、悟ることの難しさは、いくら説明しても伝わりません。無意味で空しいものです。ことばにすることで、批判的、理屈となり、独善に堕ちるからです。自ら得るよりも、他人に説明して理解させる方が難しいものです。
 具体的な方法は、いつもいくつも挙げています。それが理論的や具体的ゆえによいとは思わないようにはなったでしょうか。いつも、どう自分に使うかだけが大切なのです。そこをまずは注意するべきです。
 そのために、批判的な態度をなくすこと、没入すること、無私へ到ることが求められます。それは瞑想のようなものかもしれません。とことん体験していくしかないのです。どう身につけるのかの前に、どう味わうのかです。
 教えないこと、そこで理論的であろうとしないことが、教わりたい人、理屈で考えたい人への誠意ある解答だと思うのです。

2015年8月27日 (木)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○流れ

 「自分はもっている」と言える人も、ときたま、いるようですが、フォームづくりまでは、プロセスとして用意します。決定的なものとして、つかみ直すのには白紙で臨むことです。本当の意味を知るのに、いつも邪魔するのは、頭、思い込みや偏見、固定観念です。水泳なら水にのる、スキージャンプなどでは風にのる、みたいなことです。フォームづくりで、一所懸命に心身に働かせるのは、その大きな流れを自らに引き寄せるためです。流れに逆らって力をいくら使っても、尽きてしまうだけです。音楽、歌もまた、流れなのです。

2015年8月26日 (水)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○声の芯とパワー

 これまで自分に大きく聞こえていた声は、喉で内耳に響いてうるさく、外には拡散する生声やこもり声、だんご声です。その判断こそ、よくないとされるほとんどの声からの脱却のポイントです。
 鐘をきちんと叩けば、強くなくとも、その響きを邪魔しなければ、遠くに響くということです。理屈では、初心者でもわかることです。しかし、実際にといえば、ほぼ間違えてしまいます。きれいにバランスがとれて共鳴したように思う声は、小さな部屋ではよく聞こえるが、大きなホールでは全く遠くへ届かないというものです。拡散しないようにまとめ、絞り込んでいると効率はよいのですが、そこでパワーまで抑えてしまった結果、おとなしく落ち着いただけの声になってしまったのです。日本人が、よく誤解して目指してしまう声です。困ったことに、教えている人がそれを勧めるわけです。でも、それも一理あるのは述べてきました。
 響きを邪魔しなければ強く奏でる方が届くことを忘れているのです。いや、もはや指揮者も含めて、経験してきていないというべきでしょうか。
 トランペットなども、小部屋でうるさく汚いほどの音の方が、広いところに出るとぐーんと伸びて、ただ美しいだけでなく、心に響くものになるのです。例えとして適切かどうかわかりませんが、ジャストミート打法であり、ホームラン打法であるというもの、それを目指すことです。

2015年8月25日 (火)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○よい声とは

 よい声について、発声ではよく言われている次の例が具体的でよいかと思います。
1、 自分では大きく出していない、よく聞こえない声がよい。
2、 響いていない声、自分にきれいに聞こえない声がよい。
普段の練習の目的とは全く別のことが、ここでは言われています。1はとても小さく、2はとても大きい声のように思います。しかし、これは同じ声なのです。いつものあなたの声と次元の違う、レベルアップした声なのです。本人が気づかないゆえに出さないし、目指さないような声です。そのため、自主練習中には、ほとんど気がつきません。一人では身につかない声こそ、求められている声なのです。声楽の人はこれをマスケラということに当てはめてみてもよいでしょう。
 

2015年8月24日 (月)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○つかむ

 まったく異なるから、次元が違うのだから、必ずしも、真実の声は瞬時にわかるとはいえません。全体を完全につかんだときならともかく、部分的にそのきっかけだけが来るかもしれません。私は、そのときに見逃したり気づかなかったり、それだと言っても、そんなはずがないと思ってしまう人も見てきました。指摘しても気づかない人もいます。
 勘を磨いていくこと、そして、いつかのときに備えてください。
 

2015年8月23日 (日)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○ゾーン

 ゾーンとは、ある時間のある感覚で、それですべてであるという決定的なものです。それを得た人、感じた人、みたけど逃した人、少なくともその存在を知る人は、こういうものを理解できるでしょう。
 読まなくてもわかっているから読まなくてもよい。わからない人は読んでもわからないから、読んでも仕方ない。なのに、なぜ、述べるかというと、わかった人が確認してみるためと、まだわからない人が、そのときにこれだとわかる、あるいは自分でわからなくても、誰かにそれだと言われたときに否定してしまわないためです。「こんなものは、違う」とこれまでのレッスンや自主トレーニングなどでの観念やイメージによって判断しないためです。
 

2015年8月22日 (土)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○体を使う

 知性や理性、悟性でつかむものは、形です。体を使えば土壌ならしはできます。耕すことの毎日から、いつのまにか芽が出て花が付きます。そのときに、何の花か、どのような美しさや大きさかは知らなくとも、そのときに種がどこからか入っていたとわかるというものでしょうか。花を夢みることよりも、大切なのは、土を耕すことです。

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