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2013年7月

2013年7月31日 (水)

スポーツ界の若手 お知らせ

萩野公介、大谷将平、桐生祥秀、松山英樹さんといったスポーツ界の若手の活躍が目覚ましいですね。
萩野さんの自由形、桐生さんの陸上100m走に心を躍らせています。

歌のレッスンの感想

1.腹式呼吸
・上半身、柔軟に!
・お腹の下の方を意識し、力強く腹式呼吸すること!
・「ス~」ドレミファソファミレド
・pu~(唇リラックスで息を吐き振動させる・ミレド)
2.発声
・「イ~」ドレミファソファミレド
・「イア~」ミレド
・腹式呼吸で、上半身リラックスで、下腹部はしっかり下方向に意識して、発声する!
3.歌
・テキストp16
・上半身柔軟に、下腹部を意識した腹式呼吸を大切に、遠くに向かっての発声で、歌う!
…腹式呼吸のお腹がまだまだなので、声がまだまだ伸びませんが、できないながらも、楽しんで、進みたいと思います!(FJ)

デジタル音楽とヴィジュアル化と日本 A004

   21世紀に成人した世代は、私たちの何倍もたくさんの、史上最大レベルでゲーム音楽(デジタル)が脳に入っています。
 私はまだ稚拙だったデジタル音を不快に思った世代です。(それでもシンセサイザーなど団塊の世代から日本の技術力はテクノでの世界レベルのミュージシャンを、何にも先がけて生み出しました。グラミー賞レベルで富田勲(いさお)さんや喜多郎さん、さらにYMO)
 今の若者の音楽との接点は、iPodを代表とする簡易なデジタルネット機器です。(高級オーディオにこだわった団塊の世代と対照的です)動画での入手もYouTubuやUstreamで簡単になり、彼らには音だけでなく、パフォーマンスが大きな要素となります。(これはマイケル・ジャクソン、マドンナのプロモーションビデオ、シナトラ、ライザ・ミネリなどのミュージカル映画など、音とステージの融合以降、急速に進展していきました)
 日本人においては、以前より歌手のステージに、舞台はつきものでした。演歌歌手などは、代々コマ劇場で時代劇仕立ての立ち回りを時には座長として演じできたのです。美空ひばり、石原裕次郎、小林旭、加山雄三さんは、映画スターであったのです。その当時のシングルカット曲数や映画出演数は驚くべきものです。つまり、歌手がスターであったし、映画が全盛であった時代なのです。

 脳からの音自体の変化に加えて、ビジュアル志向はもともと日本では強かったのですが、これにもいくつかの特色があります。
1、 振付がダンサブル
2、 照明、舞台装置
3、 衣装、アクセサリー
小林幸子、沢田研二、郷ひろみ、美川憲一さんの紅白での競演は衣装(+装置)でみせるものでした。
 集団化、もしくは団体化、ジャニーズ、EXILE、モーニング娘、AKB48と、日本人はソロの歌唱力よりも、大勢が次々とあらわれる“祭り”に興奮する民族なのでしょうか。

一声の力と総合力 V016

 歌も芝居も、演じるというのは総合力ですから、一声だけで勝負が決まらなくてもよいのです。しかし、一声だけで明らかに負けている場合はどうでしょう。長年、世界の声と比べてきた私には、ヴォイトレとは「まずは、その一声からの勝負を可能にする」ための
世界であったのです。それは、今の若いトレーナーは、あまり意識していないようです。歌を一声でなく、総合的なステージで見ているからです。
 海外ではそれはすでに前提として獲得されていますから、トレーナーは使い方をより、応用度を高めるテクニカルな方へ導くようになります。(特にポップスではそうなりがちです)日本も、歌手を目指す人が高音域が出ることばかりこだわるので、今では声のあて方のようなコツがメインになりつつあります。
 トレーナー本人はよくても本人に似たタイプしか教えられたことをコピーできていないのです。結局、本当に伝えられる声を目指す人は、私のところなどで、それなりの基礎となる発声、技術を伝えられるソプラノやテノールにつきます。高いレベルを目指すなら最初からその方が早いのです。本当の問題は多くの場合、そこではないからです。それをマスターしてプロになれるくらいなら、そういうトレーナーは活躍しているでしょう。

2013年7月30日 (火)

情報についての考え

  トレーナーとの打ち合わせ、私は月に16人ほどのトレーナーと、少なくとも1回の打ち合わせをすることを優先しています。(どうしても予定が合わなかったり、トレーナーの方が忙しくてその月のレッスンをギリギリでこなしているときは、顔を合わせているくらいですが)そこは、研究生やレッスンにいらっしゃる生徒さんの問題、要望、クレームなどを、トレーナーとしての立場での解決への模索から愚痴まで、あらゆる現場の情報の交換の機会です。
 ここには著名なプロの方やお忍びの方(レッスン受講の人だけでなくトレーナーにもいますので)も少なからずいます。そこで、情報の流布については、どこよりも多くの情報を発信しているだけに、細かなこと、一個人のことについては、とても気をつけています。
 全てにおいて奥歯にものが挟まったような言い方や表示をしつつ全国での読者やファン、少ない回数の地方から上京しているレッスン生や、通信でトレーニングしていらっしゃる現実の効果を上げるためには、できるだけオープンに公開すべきということで、微妙なところでいつも判断しています。(Ei)

声のレッスンの感想

1.息継ぎの時、声を出しているスタッカートの時、背中に息が入って膨らんでいるのを感じる。
2.背中を支えて、頑張って声を出しているのを感じる。
後ろも膨らませて声を出す。
(1.2座って、頭をだらんとさせ、手を背中に当てて声を出した。
背中に息が入ったり、支えてくれているのがよくわかるため。)
3.ア・アがア・オになっても、縦の口を保つ。
アとオの口の距離を近づける。すぼませすぎない!
4.真ん中あたりのアの口を、ひょいと上げる。(ND)

声の力 V015

思うに、80年代くらいを境に、ヴォイトレとは言いませんが、ヴォーカルの条件そのものが声量から声域に、特に声のよさ、節回しでなくハイトーンへ変わりました。もしかすると役者も声量が条件でなくなる、というか声の力でなくなってきたのでしょう。オペラも含め、ヴィジュアルの時代の到来、シネマからTVの時代です。特に日本はそれが顕著でした。「どこの国のアイドルも歌手なら歌唱力はあるのに」など言っていたのが懐かしいくらいになりました。
 前に世界を回ってレコードやテープを(懐かしい)買うときは、「イケメンや美人、可愛い子を避ける」のが原則でした。ときにニ物とも持っている人もいますが、ブサイクな魅力の人の方が歌唱力が上なのはどこでも同じです。特にデブ、ふくよかな人がお勧めです。私がこの世界に入った後の最大の転機は、すごい美人の歌手がいくらうまく歌っても、全体重、いや全存在をかけたブサイクデブが出て、すごい一声を発すると、きれいとかうまいとかいった程度のものはすべてが飛んでしまうということです。ひどい悪口のように聞こえるかもしれないので、店の名前まであげませんが、それは、海外でなく、山手線内の駅前のある店での体験でした。私は二十歳になろうとしていた頃でした。

2013年7月29日 (月)

「LOVE LOVE LOVE」

「LOVE LOVE LOVE」(M.バーレット作 伊藤大演出) 8/2~青年座劇場で、日本初演です。(タイトルは、ビートルズの「愛こそがすべて(All you need Is Love)」から)

レッスン効果

今まで意識してきた身体の使い方をより深く掘り下げる事が出来た。(HO)

少しずつできている意識はあるので、この調子でできるようになりたい。(YN)

体が型にはまると、響きのある深い声を出せた。
心身共にリラックスした状態で迷いなく発声すると声が前に出る。(MS)

歌のレッスンの感想 Y

1.呼吸スススがあわててつながってしまった。あわてずに。
2.椅子に座って頭を垂れスススをすると脇腹後ろの膨らみ、圧を感じてこれを頼りにすると声が安定しそうだ
3.歯を合わせてMaオアを発声すると声の行き場がなくなって頭で探っているうちに発声する場所が前に出るようになった
4、fa ccioのオの開き方がちょうど良かったそうだ
お腹の踏ん張り、脇腹後ろの圧を感じる、保つことがだんだん体でわかってきた。けっこう、疲れるものだった。積み重ねの効果が一番現れた日だったが疲れた日でもあった。すごく集中出来たのだと思う。(FZ)

次の世代の声 V014

すでにある作品を輸入して歌う、あるいはそれに近い作品を作家がつくると、歌手にはハイレベルなものとなるわけです。こなそうとするのが輸入期、啓発期ではしかまねようがないのですが、日本人がすぐれた歌手を送り出せたのは、むしろ、邦楽の伝統があったからだというのが、坂本九さんという、もっとも憎めないキャラクターのオリジナリティあふれるヴォーカリストの実績です。(彼の母親は常磐津の師匠)あるいは三波春夫、村田英雄ほか、今やプツリと切れた邦楽との和魂洋才です。この先が思いやられますが、詩吟や長唄なども、オペラも、団塊の世代になり、さらに次の世代ではどうなるでしょうか。私がこれらを同列に扱ってきたのは、「マイクを使わないという条件での声づくり、体づくり」に共通することがあるのと、基準としてわかりやすいからです。

2013年7月28日 (日)

上野駅発車ベル変更 お知らせ

上野駅開業130周年に「あゝ上野駅」井沢八郎(S39年)のメロディに13番ホーム(東北ホームページ麺)の発車ベルが変わりました。「胸にゃでっかい夢がある」

メールマガジン発行 お知らせ

メールマガジン『ヴォイストレーナーの選び方』 第110号を発行しました。
今回は、「私の考えるヴォイトレの基本に関する注意事項」です。

まぐまぐは、いつでも登録/解除可能です。
http://www.bvt.co.jp/magazine/freemail.html

「モーツァルト・マチネ 」お勧め

ミューザ川崎で年4回土曜日の午前11時開演のコンサート。モーツァルトの曲を東京交響楽団メンバープラスゲスト演奏家で。午前中1時間15分のコンサート、一回3000円。クラシック門外漢にも敷居が低く、気軽に行ってます。4/14のゲストは歌手でした。ソプラノのサビーナ・フォン・ヴァルター、バスのパトリック・シンパーがそれぞれ4曲ずつ。パトリック・シンパーはとても素敵でした。コミカルな歌は茶目っ気たっぷりに、眼鏡をかけて登場したり、厳かな曲はまた違う表情で。一番前例で見ましたが、レッスンで学んでいるように、お腹を持ち上げて後ろに声を出しているように感じました。サビーナ・フォン・ヴァルターは魔笛「ああ、愛の喜びは霧と消え」がとても素敵でした。はかなげな悲しみが糸をひくようにつながっていて美しく感じました。歌い手は声質だけでなく、キャラクターが曲に合うかどうかもあると感じました。バスの歌い手さんは、コミカルになったり、厳かになったり、自由な感じ。ソプラノは、美しさや清らかさ、あるいはドラマチックさを求められると思いました。(KR)

声の5つのチューニング δ

あなたが意識しようとしまいと、会話の中では”声”がとても重要な役割を担っています。声には高低、強弱、明暗(トーン)といった発声の要素と、アクセント、イントネーション、ブレス(息つぎ)などの発音の要素がありますが、これらを使い分けて、言葉に声の演出を加えることで、より円滑なコミュニケーションをはかることができるのです。

1.高-低
2.大-小(強-弱)
3.長-短
4.速-遅
5.声質(音色)-鼻声(つまった声、ハスキー声、かすれた声)

その人の音色 V013

私の初期の本には、「一つもよいところがなければ、いくらがんばって歌っても大きくは変わらない」と。その旨として1秒が通じなければ3時間などもたないというような表現をしてあります。楽器では曲の前にその人の音色がなくてはなりません。楽器の音はある程度決まっていて、数年で出せるようになりますが、それは楽器のものです。たぶんその製作者なら出せます。
 アーティストはそこで止まっていてはならないのです。そこで線をどう描くかなのです。音の色と線で基本デッサンが成り立ちます。それを私はみているのです。
 それでつなげる曲もあれば、うまくいかない曲も必ずあります。そこが選曲ということになります。アレンジも自由なのがポップスなのですから、声域、声量で不自由になる必要もありません。(そこで無理しているのがミュージカル、すると声域とバランスをそつなくこなせる人しか選べなくなるので、日本のなかではなかなか難しいのです)

2013年7月27日 (土)

声のレッスンの感想

声の出し方は、何となくではあるけれどわかってきたような気がしていました。しかし、お腹を使うと全身に力が入ってしまい、高い音が出にくくなってしまい、そこまでが限界だと思っていました。しかし、顔の力を抜くことや喉の辺りから声が出ている意識をもつことで、深いところから声が出ている感覚を得られ、また、今まで絞り出すように出していた音が、無理なく出せるようになりました。
今回のレッスンで得た感覚や、ポジションを忘れないようにし、そこを意識して練習する。(MG)

2013年7月26日 (金)

歌のレッスンの感想 Y

1.「ス・ヒ・フ」でやった時は、ヒ・フがあまり良く出せなくて、唾が出てきて、息がうまく出せなかった感じでした。
逆にしたら良くなった。
どちらでもちゃんと出せるようになりたいのと、最初から出せるように実力をつけたいと思いました!
2.Maオアのアの始めの出だしの口と、終わりの口が同じになるようにする。
3.アの口がまだ横に広がってしまう時がある。縦の口!!
「ス・ヒ・フ」を「フ・ヒ・サ」にしたら、良くなった。(ND)

「アハ!体験」 トレ選 V012

本格的なオーケストラの指揮者はやったことはありませんが、合唱やバンドなどの前で似たことはやってきました。メトロノームで♪=60,80などの基本テンポを覚えたり、ドレミレドとピアノを弾くのにド―ミとミ―ドを数コンマいくつまで一致させようとしたり、指揮者はそんな努力しないでしょうが…。日本人に何人もの世界の第一線で活躍する優秀な指揮者が出るのですから、日本人の耳は捨てたものではないと思います。まあ、日本人とひとくくりにしても仕方ありませんが…。
 つまり、私たちが苦手なハーモニー、ある時間のところで全ての音を把握する空間的な能力と、曲全体を楽譜のように総括して捉え、その構成と進行展開を論理的に捉える時間的な能力のことです。
 私は歌に接して10年も経っていきなりみえてきたのです。それは、中学でのバスケットボール部を退いてから、高校のクラス対抗のときに全体図、つまり10人の構成がみえたのと同じような「アハ!体験」でした。ちなみに、これは中学生でTVでワールドサッカーをみて、高校でラグビー、アメフトをみて、大学でアイスホッケーをみて、ゲームの醍醐味がフォーメーションであることに気づいたことと同じです。

2013年7月25日 (木)

声のレッスンの感想 K

1.首の出てる骨に歌う  前に出やすいから引き気味に
2.お腹の筋肉は上へ 背中の筋肉は下へ
3.口は縦に
首の骨を意識すると楽でした。
今日は新しく教わった、 前面の筋肉は上、背面は下 を意識して歌ってみます。高い声がいつもより楽に出せそうで楽しみです。(MN)

お勧め<CD> R

<CD>

「エッセンシャル」トニーべネット
鮮やかな声だと感じます。とてもはっきりしていて、世界を切り開いていくような感じがします。(KR)

「ENTER SANDMAN 」METALLICA
JPOPしか聞いたことがなかった時代にいきなりこれを聴いて衝撃を受けました。イントロから既に危険な雰囲気を感じます。まるで殺気。邦楽を聴いて満足しなかった訳がわかりました。世界中のあらゆるジャンルの良い音楽に触れなくては、自分の歌も作曲も器がせまいままだなと思いました。(NI)

「恋愛スピリッツ 」チャットモンチ―
とにかくこのヴォーカルは実力派で、ギターを弾きながら歌っているのですが、なかなか複雑な演奏をやっています。この曲を聴いた時、声に心の叫びが現れている気がしました。(NI)

「もっとも厳しい客」として トレ選 V011

私は飽きっぽいタイプですから、それがよくも悪くも「もっとも厳しい客」の判断になっていたと思うのです。今でも、声や歌だけを愛しているなどといえません。「もっと伝わる手段があれば、声や歌で邪魔するべきでない」とヴォイストレーナーとしてはあるあるまじき本音を吐いています。(日本の声楽は舞台どころか、基礎レッスンでも、そこの一部しか成り立っていないと、声楽家と一緒にやりながら述べているくらいです。これとて、私にしてみれば、一部が成り立つところをすごくありがたがって認めているのであり、ポップスのような、暗中模索、「失われた20年」より、尊敬もしているのです)
 大体、同じ曲(課題曲を1日に80人が歌うのを聞いて、飽きない人がいたら、モータウンレベルです。ある意味で私は今も、いつでも、そのレベルにセットして聞いているともいえます。しかし25年、歌としてなら、30年以上続けられているのは、皆様のおかげです。他のことは全て飽きてきたのに、まだまだわからない声というものの魅力だと思うのです。

 日本人に必要なのは、アーティストの努力を認めつつも、つまらないものにあまり優しくしないことです。当のアーティストが伸びません。まわりを気にせずブラボーと言うのもいいけど、言おうと思って準備して、言わないことにしてください。そのときに!ね。

2013年7月24日 (水)

歌のレッスンの感想 Y005

1.1)呼吸法
2)発声練習:レガート(ミエア、ブロイ ルロルロルロルロルなど)、それぞれスケールで音域を広げる。ハミング付きもやる。
3)自分の楽曲
2. 目的)舌根周辺の力みを無くし、自分の声のスウィートスポットに常に息と声が当たるようにする
結果)少しずつ声が下がらずに上に保てるようになってきている
感想)体感する事で、良い発声を再現できると思う
3.次回への課題
一つ一つを、ゆっくり進め体感し頭で理解して発声していく(MS)

同時代性をなくしたヒット曲 A003

私の幼少期では歌声で知ってから、ずっとあとに本人のステージの演奏スタイルや顔を知ることは珍しくありませんでした。
 今や、ものまねから入って本人の歌唱は一度も聞いていない歌手の方が多いとさえいえる時代です。昭和の曲への回帰は、シルバーや団塊世代にしか購買力がないということ(CD,DVDについては特に)だけではありません。その質があらためて評価され、スタンダード化、クラシック古典化しているのです。
 今やストックができ、自由に、ほぼ無料で引き出せるために、時代性もなくなってきたということもあります。
 20世紀前半ではストックなどできなかったので、ヒット曲は著しい同時代性をもっています。
 私は、ビートルズとかは、友人のレコードや、何年か前の曲をかけるラジオで知っていきました。それでも行楽地や商店街では、日本中同じ歌謡曲、演歌が流れていました。

贅沢なレッスン V010

ここに毎日熱心な生徒さんたちがレポートを出して、「この曲で」「このフレーズで」こんなことに気づいたと教えてくれるのです。それは、あたかも毎日、教室で終日ゴスペルを歌って踊って説教しているような毎日だったように思います。
 それゆえに、今でも私は世界レベルに歌を捉えて、そこから降ろしてきます。そうでないと、却って迷いが出てしまうからです。本人のオリジナリティが音楽、歌のオリジナリティを凌駕したとき出してくる絶対性、オーラは、確かに存在します。また、それを使う作品(からの一部)、ステージは、伝説となります。
 ただ、日本の場合は、なぜかそれが大衆のものとして一体化して認められない、ほんとにすごいものでないと、ディズニーのイベントでさえ、芸術かアートのようになってしまうというような構図があります。それは、評論家のような論評としてもまとまりそうですが、私のケースでは現場で、しかも、レッスンのなかで相手の可能性を伸ばすための材料として使ってきたのです。なんと贅沢なことですか。

2013年7月23日 (火)

お知らせ

NHK海外局のアナウンサーの方が来訪。最近の声について、いろんな話をしていらっしゃいました。

歌のレッスンの感想 Y004

1.オ 5度 1オクターブ スタッカート等
2.マメミメ 5度
3.アエアエ 5度
・1回のレッスンの中でもバラつきがある。同じように出しているつもりでも、同じようにはならない。
もっと○○して、○○なつもりで。など、そのことを意識して行うとやはり違う。それを続ける、つかむのが課題のように思います。
スケールの中で上降で5回位、今のはいいです、というフレーズがあったのですが、今回のレッスンでは、以前のレッスンの中でお話しのあった、相撲取りのごっつぁんです、という発声の感覚に近かったように思います。
上あごにつけた舌よりも奥で、ということなのだと思うんですが、これも意識していても、前で出してしまう、出したくなる感覚が強くなるように思います。
・オよりマメミメ、アエアエの方が前に出していたように思います。
オ、マメミメ、アエアエの順で深さがなくなって力押しになっていったように思います。
奥まったポジションで、というのがなかなか難しい。(HM)

音楽をしる V009

 プロの歌手をたくさんみているうちに、
1、 世界の基準からみる
2、 一流の比較からみる
3、 同曲異唱からみる
4、 同一歌手の歌のよしあしからみる
など、「骨董屋か目利きになるためのようなことを、多分、ひとの数十倍した」とどこかに書きました。いらっしゃる生徒さんが1コマ1時間聞くものを、私は、東京で5~6コマ、京都で3コマと、ほぼ10倍、単純に同じものを10回聞いていたのです。ましてフレーズなど1時間で30回まわしたようなものは、1ヶ月の中で10コマ分、300回聞くのです。
 教えているうちに(というか、何も言わなくとも、言わないからこそ、材料として出している)、曲のよしあしが1フレーズごとのよしあしまで鮮明にみえてくるのです。その頃の私は「ヴォイストレーナーDJ論」として述べていますが…。未来型教育として、もっと認めてもらってもよかったのではと。
 受け身の人には、日本での学校教育に慣れてしまうとそうなるのは仕方ありませんが…。当初はぼんやりみえていた輪郭がはっきりしてきて、確信に変わってくるのです。そういうレッスンを目指していたということです。

2013年7月22日 (月)

お知らせ

出産のため、お休みされているFTさんから、無事に産まれましたと写真が届きました。
また、いつかお会いできる日を楽しみにしています。

声のレッスンの感想 K004

1.息はお腹でなくみぞおちから吐く。胸を保ってそこに息を吹き込む感じ。
2.声域のチェンジが上手くできていない。チェンジした後の声が弱い。喉のポジションを保てていない事が原因。
声を出す時に力を入れるポイントが掴みきれていない。胸を保つ、喉を保つなど意識してそこに力をいれない息の吐き方を考えると自然と声が出しやすくなる。高い声にも力が入れやすくなるように思う。歌う時に高い声にうまく移行できないのは悩みだから、もっとこの声の出し方を身につけて生かしたい。(AS)

お勧め BOOK R002

TUさんとMOさんのお勧めです。

<BOOK>

「 犬も平気でうそをつく」スタンレーコレン
犬にリズム感があるのかないのかは、ちょっと音楽がらみかも。犬に爆音を聴かせ続けると難聴になるらしいので、気をつけましょう。(TU)

「奇跡の脳 」新潮文庫
脳卒中になったアメリカの女性脳科学者の8年間におよぶリハビリおよび回復過程を自身で観察し記録したもの。以前Eテレの「スーパープレゼンテーション」で観て興味を持ったが脳の作用について詳細が描かれており実体験と理論とが結びついてよりリアリティを感じるものとなっている。(MO)

「気持ち」より発声を V008

小さい頃からピアノを弾けた人は、きっとなぜこう弾けるようになったのか、覚えていないでしょう。教えるときには、もの心ついてから学んだ人よりも苦労しそうです。歌ならなおさら、もの心ついたときにスターになったような人は、カラオケで教えるにも「気持ちがすべてよ」と。そう、そのような人は「気持ち」でコントロールできるのですが、大半の相手は発声、音感、リズムを何とかしないと、何ともなりません。NHKのど自慢のゲスト歌手の励ましのようなトレーナーのトレーニングをよく目にしました。日本人が海外に行くと社交儀礼とともに、レッスンがそういうレベルで形骸化していることもよくあります。でも、自信とプロフィルにハクがつくかも知れません。私が体操で内村航平くんや、スケートで浅田真央さんに習っても、大して生かせないのと同じことです。
 でも、小さい頃にピアノをやめて、絶対音感だけ残った私には、発声(ピアノのドの音を出して、ドの音を出せない人の指導などは、勉強を重ねましたが今でも難しい)も本格的には二十歳まえにやりだしたゆえに、そのプロセスが明確に残っていて、発声のプロセスはみえていたのです。

2013年7月21日 (日)

夏休み お知らせ

中学生のTTさんが、夏休みに入られたとのことで、集中してレッスンを受けられています。

歌のレッスンの感想 Y003

OKさんの感想です。

1.良い声で、「アー」ドレミファソファミレドで。
息吐きの筋肉が弱くてもガラガラするが、花粉でもガラガラする。
花粉が少なくても歌い過ぎたりした時は喉の炎症が治り辛く、ガラガラが治らない。
花粉が減っていても気を付けて対策をする事。
喉の筋トレは、3つに絞って重点的に。
喉の下から、眼と眼の間から、もう一つは、
太くオペラっぽい声なら軟口蓋、清楚な声なら頭のてっぺん。
まずは、喉の下から、眼と眼の間から、軟口蓋、の3つで。
2.ハミング、ドレミファソファミレドで。
3.軟口蓋を上げて、「アー」ドレミファソファミレドで。
軟口蓋は悪くないが、胸が落ちている。
背中を反り過ぎないように気を付けるあまり、胸が落ち気味。
胸は柔らかく開いて、肋骨を上げて、でも反らないように。
反らないで上げられると、楽にキープ出来る。
胸を上げる練習をする事。
4.曲、アで、眼と眼の間から。
お腹を適度に使って。声が切れ切れになっている、
フレーズが一つの固まりになっていない。
お腹を使わないと一つの固まりにしにくい、
でもお腹を使い過ぎれば喉に負担がくるので、適度に。
お腹の使い方について、
3つ目の呼吸練習で息を吸った時のように、下方に力がかかる感じ。
(OK)

発声は日常から気をつけてみる T002

プロ志向でない一般の方には、日常の会話やビジネス上での自身の発声改善を目的に来られる方が多いです。生徒さんと話をしていて、ときどき、なるほどと思うのは、声に関するちょっとしたトラウマ体験があることです。
「幼少期に声がかん高いと母親に言われ、低音のハスキーボイスで喋るようになった。」「高校時代にいじめられて以来、声が小さくなった。」「声の大きい人を見ると嫌悪感を抱き、自分もそうなのではないか」と気になるという生徒さんもいた。・・・やはり発声、喋り方と育ってきた環境とは切り離せないものです。
私がいつも生徒さんに話すのは、日常の発声を変えていくことが一番早道だ、ということ。私自身、そうしてきたし、今もそうしてきています。
普段の会話で急に発声を変えるのは、他人に変に見られるのではないか?とみんな心配するが、私の体験上、一度も指摘されたことはないです。それどころか実に楽しいものであります。(♭Д)

音響メディアと歌声の変容 A002

 イタリアでは、ドメニコ・モドゥーニョ以前、日本では平尾昌晃さん以前?(あるいは光GENJI、スマップ以前?田原俊彦以前?よくわからないのですが)藤山一郎や春日八郎などは、ラジオやレコードで好まれる美声でした。近江俊郎なども含め、かなり鼻声の強いものでした。
 悪声の歌手は、さすがにオペラではいないのですが、マイクを使える個性的な歌手が求められるポップスでは、役者と同じくたくさんいます。オペラ界からみると、ポップス歌手イコール悪声というものでした。特にロックや、ブルース、カントリー、へヴィメタなどには、彼らが聞くに耐えない声というのが多いのです。そこで、次のように分けてみてもよいでしょう。

1、 生声(マイクなし、声量、共鳴必要)
2、 音(マイク、音響技術での加工)
日本のケースでは、私の自論ですが、声楽、合唱、ミュージカルといったキレイ声とポップス、ロックのキレイといえない声とが極端に二分されています。しかし20世紀のこの対立、相違は21世紀でのオーディオ対ビジュアル、アナログ対デジタルのギャップからみたら小さなものなのかもしれません。

20C前半  20C後半  21C
レコード→ CD   → iPad
ラジオ → テレビ  → YouTubu
      アナログ →  デジタル

小説、詩→ 音楽     →  ゲーム
       まんが   →  アニメ
      インタラクティブ(双方向)

プロの育ち方 V007

「育て方」でなく「育ち方」としたのは、育てて育つものではないからです。学ばせて学べたら、教えて教われたら、そんなによいことはないのですが、それはそうしないよりもましになるだけです。
 そんなことをしなくても、毎日そうして生きている人がたくさんいる世界では、それだけでは大したものではないからです。私が日本語の教室に行くようなもので、まあ、教えるときは何とも理屈っぽくなりそうですが、日常では、さほど変わらないのです。
 だからこそレッスンでは、教えることよりも、それを通じての環境や習慣、さらに思考や考え方まで大きく変わらないと、大してこれまでとアウトプットが変わらないというのは言うまでもないことです。
 歌やせりふは、他人の人生に触れていきます。自分の口からは虚構、つまり嘘を言って、他人を引き込み、共感、感動、あるときはその人の生活になくてはならないほどの大きな影響を与えるのです。究極のサギ師です。だからこそ、日常が日常であってはいけないし、他の人には特別な場のレッスンスタジオやステージというものが日常であらなければならないのです。

2013年7月18日 (木)

お知らせ

テアトル新宿で上映の映画に出演されているFWさんからチラシをいただきました。
今年も舞台に映画に活躍していらっしゃいます。

Q.別の歌の先生についていてもよいですか。

Q.現在、歌の先生についているのですが、そちらのレッスンは受けられますか?

A.私共の研究所では、皆さん、ここの複数のトレーナーのレッスンを受けてもいらっしゃるので、ここのトレーナーは自分と違うやり方をしている人には、どこのトレーナーよりも慣れています。こちらのレッスンについては問題ありません。他のところに所属している方もたくさんきていらっしゃいます。(こちらでは所属は問わず、やプロデュース権については一切関与していません)
 トレーナーをもう一人か二人、アドバイザーにつけることはよいことだと思います。他の面からのアドバイスが受けられて、別の評価、方針も学べるからです。自分自身での判断基準もより、早くより客観的に身につきます。
 ときには先生やトレーナーさんが生徒さんを連れてきたり、預けていくこともあります。
 とはいえ、現実には、その歌の先生に不信感をあたえてしまいかねません。そういうときは、黙っていらっしゃるのもよいと思います。(案外とわかってしまうものですが…)
 トレーナーの役割分担をはっきりとさせるのもよいことです。(このあたり、私の「トレーナーの選び方」を読んでみてください)私は先生もトレーナーも、一人でなく、いろんな人にアドバイスをしてもらっていくのがよいと思っています。そのために複数トレーナーがついたときのメリット、デメリットをきちんとみて、改善するようにプロデュースしているつもりです。

声のレッスンの感想 K003

OYさんの感想です。

1.かかとで立つトレーニング
背中の縦の真ん中を丸くするのではなく、左右の立て両脇2本のラインを丸めるイメージで行なう。
これを意識すると背中が横にも伸びる感じがした。
かかとで立つ意識を持ってつま先をまるめると膝を曲げるのも楽。
2.声を出す。息を吸って、「ラ」で、ソファミレドレミファソファミレド
右で立つ時は右の背中のラインを使ってまっすぐ立つ。
背中とおしりの差がないこと。平らにする。顎を引き、上半身倒すとつながりやすい。
頭は体の上にあり、上から体を見下ろしている感覚がわかった。
体の右側を使っている時は口の中も右側を使う。口の先でなく奥の方の喉や鼻のこと。

はー、と音が出るように息を吸う。
息を吸った時に、背中とお尻の差をなくした場所が、ふーっとふくらむように。
この時は胸が動いていない感じ。胸を潰すようにすると背中が動いてくれる。口の中も右側を使う。
息を吸って大きさを感じたら、その大きさのまま「ララララ…」声をだす。
吸う時に顎あげず、胸をつぶした体制のまま息を吸う。
息は上から吸わず、直接低いライン(=息を吸って膨らませたい尻と背中のつなぎ目あたり)で吸う。
足左右をかえて行なう。
地声と裏声の差異があまりなかった。楽に裏声にできていた。体とつながっていると裏声が全く違う感じになってつながらない。
顎引いて、胸張らない。(OY)

プロの育て方 V006

トレーナーにおいてのプロの育て方というのはどういうことでしょう。プロデューサーのように何千人のオーディションで最高の素材を選んで、歌を覚え込ませ、売れっ子作詞作曲家でヒットを演出させるという昭和の頃の歌謡曲、演歌のやり方はもはや、そう簡単には通用しません。今も売れっ子の作曲家やプロデューサーに近づけばチャンスと思う人もいるのでしょうが、それはあなたがすでに最高の素材であればのことです。
 彼らはすぐれた人材を選ぶこととそれをデビューさせることについてはプロです。プロデューサーは、声質や歌い方のくせにファンのつく魅力を見出したり、2,3年たてばアイドルになる子を見抜く点において、すぐれています。声をもっとも重視するというプロデューサーでも今やその割合50%がよいところでしょう。
 それに対し私は、声100%でみた上で表現力を別にして100%みる2つの基準をおいています。声と表現についてと業界や市場マーケットのことは、最初は別にすべきと思うのです。特にトレーニングにおいては、です。
 あなたがあなたを充分に発揮すれば、今の日本をきちんと生きてきたあなたは、今の何かを切り取ることができるのです。それは、私やここのトレーナーができないことだからこそ、それを浮きあがらせるレッスンをする価値があるのです。

2013年7月15日 (月)

お知らせ

定年退職をされたあと、合唱団に所属されたMTさん。「直ぐに喉が疲れてガラガラしてきてしまいます。なんとかこの状態を脱出したい」とレッスンに通っていらっしゃいます。
レッスンでは、「喉をゆるめて広くすることばかりを脅迫的に意識してきたので、大変新鮮です」と、毎週、欠かさず受けられています。

声のレッスンの感想 K002

CMのナレーション
・焦ってしゃべらない
・ポイントとなる言葉を際立たせる
・内容に沿った間の取り方を考える
CMということで、普段聞くCMのイメージ(一定の時間内でしゃべり終える)を意識しすぎて、気づかないうちに、言葉が流れてしまったりテンポが速くなりすぎてしまっていましたが、ポイントとなる言葉をどうやって際立たせていくか、どのような間の取り方をしていくか等、意識すべきことは通常の朗読と共通していることを再認識ができました。(TA)

上達のコツ T001

研究所で教えている生徒さんの1人で、すでにプロの俳優としての活動をしながらレッスンに通っている生徒さんがいます。その生徒さんの上達ぶりは、とても早いです。
もちろん、経験も基礎技術もある程度備わっているということもありますが、プロの世界の厳しさも理解しているし、やはり俳優の道をすでに歩んでいて後戻りできないという危機感がレッスン内容への集中度合いを高めているのではないでしょうか。おそらくその生徒さんは、レッスン時間外での復習にそれなりの時間を充てていると思われます。
私自身が芸事を始めた頃から現在に至るまで、日常で芸事のことを意識する時間が非常に多いからでしょう。姿勢、筋肉のリラックス、歩き方、体の重心の置き方、呼吸などはいつでもどこでもできます。また、普段の話し声こそ発声改良の一番の練習になります。小さい声であれば、ハミングや歌唱、滑舌開口も歩きながらでも可能です。道行の人に見られたり聴かれたりして恥ずかしいこともあるが、芸事が上手くなりたい一心で集中しているので、案外気にならないし気にもしないものです。
器用不器用、向き不向きなどは当然あります。私自身、発声・歌唱を習い始めて技術向上に勤しみましたが、最初の4年間くらいは歌唱発声も台詞発声も一向に上達しませんでした。もちろん24時間「発声」のことばかり考えていました。(少々大げさですが)
その後、一度あきらめて1・2年インターバルを置いた後、再度徐々に自主稽古に励むと、今度は思いのほか上達していきました。4年間習ってきたものが繋がってきたのです。もちろんこの時も24時間「発声」のことばかり考えていました。
人それぞれに伸びる時期とそうでない時期とがあると思います。しかし大事なのは、なるべく休まず、なるべくコツコツと山を登ることではないでしょうか。そして、自分が伸びてる時期だと感じたときは、集中して練習に励むとよいでしょう。のってる時期を見逃さないことです。(♭Д)

トレーナーの選び方 V005 

 技術を得たいというなら技術のある人に、世の中に出たいというなら世の中に出た人についていけばよいのです。ただ、歌手というのは、なかなか歌手を育てるのに適していないということですので、歌手になりたければ歌手を育てた人につくのがよいと思います。年配になると時代の違いはでてきますが…。
 まじめな人ほど声や歌の技術こそが一番だと思うのです。それさえ得られたら、プロになれるとか、ヒットするとか、歌手や役者などで生活できると。そして、まじめな人ほど、名も知れず、声や歌がすごいという人に惹かれていきます。それは画学生がとても上手くきれいに絵の描ける人についてみるのと似ています。学生ならそれもいいでしょう。でも、どうしてその人のレベルが上手いとかきれいなのに、その絵が売れていないのかを考えないのはなぜでしょう。そこをどこかで学ばなければと思いませんか?
 世界中、日本中に声のよい人、歌のうまい人はたくさんいます。でも、それはそれでよいとして、なのに、売れていないとしたら、どうしてでしょう。声や歌がへただからあまり売れていない人よりも大きな欠陥があるということかもしれません。へたな人はうまくなるとなんとかなるかもしれません。でも、うまい人はどうしようもないでしょう。私のところも、最初からそういう人がたくさんきたのでよくわかります。自信とプライドで固まった歌に努力やまじめさ、一所懸命さは表れますが、それはアマチュアがプロになるときに学んではよくないことなのです。声のよさ、歌のうまさだけで選ぶなということでもあります。もちろん、これは一つの考え方ということですから、すべてがそうだということではありません。

2013年7月11日 (木)

お知らせ

収益の一部を国際慈善事業団体へ寄付されている“we are ALL ONE”のCDに参加されているHMさんから、イラスト入りのカードをいただきました。

Q.5年学んだのですが自信がもてない。

Q.5年もあるトレーナーのところで学んだのですが自信がありません。力がついていないときはどうすればよいですか。

その年齢にならないと見えてこないものもあります。何年も続けないとわからないこともあります。若い人はどこかでそれを意識しておくとよいでしょう。
 反面、みえないからやれることもありますし、何年も続けていないから言えることもあります。また、後で述べるように、積み重ねていくからみえなくなっていくこと、わからなくなっていくこともあります。
 私も若いときのように一方的な断定、断言はしなくなりました。いえ、できなくなりました。自分の知らないことがあまりに多く、本当に煮詰めてみると「わかっていないことがほとんどである」というのが現実だからです。
 たとえば、人前で話しているだけでは、わかっていないとさえ、わからないことも、本を書かされるとわかります。レッスンでわからないことも、レクチャーや著作活動を重ねて、研究所で、同じ人と10年、20年続けていくとわかっていないとわかります。愛読者としていらした方々と長い年月を重ねていけたのは私の運のよさでした。
 ですから、ここでアドバイスするのであれば、「何事も5年、10年でわかったように思わない方がよい」ということです。また、「そのくらいの経験をあまりあてにしない方がよい」ということでもあります。(Ei)

歌のレッスンの感想 Y002

TNさんの感想です。

1.のどの下から
2.目と目の間
3.頭のテッペン
4.ロングトーン
5.息のロングトーン
6.曲練習
低音強化、音色をしっかり使えるようにするを目的にやりましたが、低音はまだまだ伸び悩み中。
コンディションを整えてレッスンに臨めるようにすること。
低音域強化
使える音色を出す
力を入れないで、自然体で歌えるようにする。(TN)

勘と発想 V004

 トレーナーのところに行くときには、3つの原則を頭に入れておきましょう。
1、 誰もをその人が完全に望むようにできるトレーナーはいない。(あなたがそうであったとしても、それも客観性に乏しいことが多いのですが、他の誰もがそうはいかないということです)
2、 どのトレーナーもメリット(強味)もあればデメリット(弱味)もある。
3、オールマイティにこなせる人ほど個別対応に弱く、ある特定のことに強い人は他のタイプに弱いことが多い。
つまり、いうなれば強い分野や強いタイプも、弱い分野や弱いタイプもあります。
 これは、十数名のトレーナーとずっと続けている私にはよくわかります。
 新しいトレーナーが入るときには、半年くらいかけて、そのトレーナーの強いところと弱いところ、向くレッスンと向かないレッスン、向く相手と向かない相手を見極めなくてはならないからです。
 それは生徒さんの見極めと同じようになかなか大変なのです。
その人のその時の声だけみて、毎日どのくらいその練習をするのかがわかるわけではありません。本人がやると言ってもやるかどうかはわかりません。
 ただ、多くの人ととても長く接していると、自ずと勘が磨かれてくるのでしょう。
私がトレーナーとして、いや、トレーナーをまとめて皆さんに提供する立場として、もっとも重視しているのは、こういう経験から働く勘に基づく判断、そして、私のレッスン、トレーニングの現場で見聞きしたり試行してきたことからの発想なのです。この二つこそが、もっともな大切ことだと思うのです。
 

2013年7月 7日 (日)

お知らせ

猛暑日となり、厳しい暑さのため、皆さん熱中症には気をつけてください。

レッスン効果、体験談、音信など

NIさんとSIさんの「レッスン効果」です。

会話の時の声色が変わった気がするのと、喉が痛くならなかった。(NI)

録音を聞きながら練習すると楽しくできます。少しずつですが、歌を歌うのが楽に感じられたり、高音が まぐれで出たり、変化が感じられる時があります。(SI)

音楽の耳について A001

 音への嗜好幼少のことより脳に入ってきたものに大きく影響されます。遺伝的なものもあるとはいわれていましたが、親が音楽に接しているところに育っているのなら、影響を受けざるをえません。一方で本人の素質、資質、性格などでも取り込み方が違ってくるのは当然で、同じ家で育った兄弟でも必ずしも似るとは限りません。
 1903年カルーソが録音して、ベストセラーとなって、その存在を世界中に知らしめたレコードは、改良を重ねられ、日本でも普及しました。ラジオ放送は、1912年NHKが開始、歌と音楽は生活に欠かせないものとなりました。歌はラジオ、レコードを通じて、全国に広まったわけです。(有線放送の存在も大きかったです)ラジオの時代までは、ルックスではなく、声がよい歌手や役者でないと認められようもなかったわけです。
 初期の頃は生出演ですから歌手も役者も大変でした。録音ができないとので、聞く方も大変です。ランキングの発表などを待ってエアチェックする、あるいはヒットして何十回も一日に流れるものを直に聞くしかないわけです。

もちろん、音楽喫茶(クラシック、ジャズ)や演奏会もそういう機会となったことでしょう。(最初は浪曲や民謡も多かったのです)待ちに待ったものが、次にいつ聞けるのかわからないのですから耳も鍛えられます。心にも残ります。(第一次大戦での「リリー・マルレーン」など)
 そこでは第一に声、第二に節回しです。メロディや詞も大切なものでしたが、すでに知られている歌や、海外から輸入したばかりのものでは、歌手の声が問われたといえます。その傾向は海外でも共通しています。歌手とは、第一に美声の持ち主でした。また、声の大きいこと、響くことが、今からみると、劣悪な音響技術(録音、伝送とも)のなかでは必要な条件でした。

白紙にして可能性をみる V003

 体で覚えていくものは、覚えていたらできるのですから、できないとしたら、それを認めるからです。これまでの考え方、やり方、経験の上に、よくも悪くも今の自分の実力があると認めて、それで不足していると感じるのなら、他の助けを借りないことには、まずは大きく変わらないと心することなのです。そのために
1、 目標と基準
2、 現状把握基準
3、 1,2のギャップの埋め方 プロセス(計画)
この3つを明らかにしていくこと、そして、その可能性をきちんと考えることです。自分自身の覚悟のもと、自主トレするのなら、可能性を考えるひまがあればやること、実行あるのみです。しかし、トレーナーとして自分でない第三者のレッスンということになると、これは極めて大切な問題なのです。つまり、自分の体をオペするなら自己責任、他人の体をオペするには、その人の合意がいるみたいなことです。手術にも100パーセントがないように、声も誰でも何でもできるわけではないのです。
 レベルの低い目標や、経験の少ないトレーナーならどんなことでも誰でもできるように吹聴するかもしれませんが、せいぜい、今より少しよくなるくらいでしょう。少しよくなって目標に到達できるわけではないから、私からみると、それは「?」に等しいのです。

2013年7月 4日 (木)

お知らせ

 

発声と音声表現のQ&A』では、毎日更新中です。

今日は、次のような質問にお答えしています。
Q4197.声についてはお医者さんが専門家ですか。
Q4198.産声の大きな子は、丈夫な子なのでしょうか。

声のレッスンの感想 K001

TJさんの感想です。

1.アでロングトーン

ハミング

オで発声練習(5度スケール2度トリル1オクターブスケール)

2.目的は低いキーの発声を強くしていく事でした。第一回目のレッスンに比べると、キー自体は変わっていないように思いますが、安定して出せるようになったように思います。

また、高めのキーに関しても、トレーニングが必要だなと感じています。

3.より息を安定させて、1文節の最初の声量、勢いを最後までキープできるようにしたい。(TJ

お勧め 華原朋美さん R001

FZさんのお勧めものです。

NHK「songs 」華原朋美さん

自分を歌姫に仕立ててくれCDの売り上げも上がりNHK紅白にまで出場したのにその大物プロデューサーに失恋した。自分の力で仕事をしていかなければならなくなり方向を見失い不安を精神安定剤ゆ睡眠薬に頼り、仕事も出来なくなっていった。ある時、薬の飲み過ぎで朦朧となっているところをタクシーの運転手に発見され、救急車で搬送され、精神科に入院した。絶対に出られない所に入れられしばらくは気持ちも荒んでいたという。そして何年か療養し、やっと歌いたいと思うようになったそうだ。手のつけようがない程暴言を吐き、一時は家族も離れざるを得なかったが又、家族に助けられ症状も軽くなり、テレビに再び出演するようになった。そしてとうとうあの曲に巡り合った。「こんなすごい曲歌っていいんですか?」とびっくりしていた。「夢やぶれて」・・・「レミゼラブル」でアン・ハサウェイが歌ったあの名曲だ。彼女の体験とリンクして鬼気迫る歌になったのではないだろう。「この歌を歌っていると絶望するんです。でも絶望しなければ歌えない歌なんです。」と言っていた。再びブレイクして、今度こそ大輪の花を咲かせて欲しいと思った。(FZ)

トレーナーとアドバイザー V002

 私はこれまでも述べてきたことですが、現在の日本のヴォイストレーナーは、ヴォイスアドバイザーとヴォーカルアドバイザーになると思います。ヴォイスアドバイザーは役者、声優、アナウンサー、ナレーター、朗読の指導者になります。つまり、主として、今ある力を100パーセント確実に活かすための手法として次のようなことを扱います。
1、 全体のバランスの調整を仕上げ、
2、 発音、発声の安定、使い方や応用のアドバイス
3、 メンタル的勇気づけ
アナウンス学校やカラオケの先生を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。それに対して、ヴォーカルトレーナーというのは
1、 個々の要素の相違、分析と目標設定、調整
2、 心身や発声そのものの強化、鍛練、地力のアップと調整
3、 日常でのトレーニングや管理
これはパーソナルトレーナーを思い浮かべてください。徹底して個々を中心とするのは、当たり前のこととして、多くの研究や試行錯誤の上に専門家として、対処するのかの違いなのです。(この専門というのが一口で説明できないのですが。単に実技の経験だけでは無理ということです)

2013年7月 1日 (月)

お知らせ

レッスンの日々 ブレスヴォイストレーニング研究所の総合案内』をこちらに移動しました。
発声と音声表現のQ&A』『ヴォイストレーナーの選び方』と同じく、引き続き、ご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

発声と音声表現のQ&A』では、毎日更新中です。

今日は、次のような質問にお答えしています。
Q4191.産声は、本当に人類共通のラの音の高さなのですか。
Q4192.音楽を体と心で感じるには、どうすればよいのでしょうか。

レッスン効果、体験談、音信など

OKさん、MKさんのレッスンの効果です。

以前は嫌いだったコンコーネが、ここでレッスンを受けるようになってから好きになった。(OK)

怖がらずにどんどん息を出すと意外と苦しくならず、声も安定する感じが少し分かりました。
先生のおかげでとっても成長できていると思います。ありがとうございます!(MK)

歌のレッスンの感想 Y001

SZさんの歌のレッスンの感想です。

1.体調によって低・中音域に息漏れが起こる。支えが甘くなるようです。
母音「オ」だと無意識にHがついてしまって「ホ」と発声し、その結果、無駄に息が出すぎて息漏れすることに繋がるようです。
発声練習をする場合、同じ母音だけだとアゴがかたくなる傾向が強いので、「アエアエア」などにするとよいようです。
2.息漏れ防止に鼻をつまむとよいことがわかりました。(SZ)

レッスンにおいて V001

 レッスンにおいて
1、 現状把握、その状況を知り、
2、 ヴィジョン、目的、そうなりたいことを明確に具体化して基準化して、
3、 手段、材料として、教材や曲を決めます。
大切なこと、きっかけやポイントはレッスンで気づかせる。これは実際に会った時にしかできないことが多いのですから、そこに絞り込むことです。
 (そういう目的を定めているレッスンというのはなかなかありません)2回でも4回でも、ただ同じことの繰り返しとなっています。
 これは、第二の、目的、無意識下での習慣化につなげます。正しいものがあってそれに感覚や体が同化できない場合、理想的には毎日、修正して身につけることです。
 一人ではやれない、一人でやると大きく異なる方向にもいくので、できる限り、トレーナーと面と向かって、マンツーマンで指導があるといいのです。
 第三の目的は、グループでも、一人でなく皆のところでやること、これは一人で練習が続かない人が量をこなせない人、そのレベルの平均レベルに達していない人には、とてもよいことです。

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