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2013年7月25日 (木)

「もっとも厳しい客」として トレ選 V011

私は飽きっぽいタイプですから、それがよくも悪くも「もっとも厳しい客」の判断になっていたと思うのです。今でも、声や歌だけを愛しているなどといえません。「もっと伝わる手段があれば、声や歌で邪魔するべきでない」とヴォイストレーナーとしてはあるあるまじき本音を吐いています。(日本の声楽は舞台どころか、基礎レッスンでも、そこの一部しか成り立っていないと、声楽家と一緒にやりながら述べているくらいです。これとて、私にしてみれば、一部が成り立つところをすごくありがたがって認めているのであり、ポップスのような、暗中模索、「失われた20年」より、尊敬もしているのです)
 大体、同じ曲(課題曲を1日に80人が歌うのを聞いて、飽きない人がいたら、モータウンレベルです。ある意味で私は今も、いつでも、そのレベルにセットして聞いているともいえます。しかし25年、歌としてなら、30年以上続けられているのは、皆様のおかげです。他のことは全て飽きてきたのに、まだまだわからない声というものの魅力だと思うのです。

 日本人に必要なのは、アーティストの努力を認めつつも、つまらないものにあまり優しくしないことです。当のアーティストが伸びません。まわりを気にせずブラボーと言うのもいいけど、言おうと思って準備して、言わないことにしてください。そのときに!ね。

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