« 一声の力と総合力 V016 | トップページ | 歌のレッスンの感想 »

2013年7月31日 (水)

デジタル音楽とヴィジュアル化と日本 A004

   21世紀に成人した世代は、私たちの何倍もたくさんの、史上最大レベルでゲーム音楽(デジタル)が脳に入っています。
 私はまだ稚拙だったデジタル音を不快に思った世代です。(それでもシンセサイザーなど団塊の世代から日本の技術力はテクノでの世界レベルのミュージシャンを、何にも先がけて生み出しました。グラミー賞レベルで富田勲(いさお)さんや喜多郎さん、さらにYMO)
 今の若者の音楽との接点は、iPodを代表とする簡易なデジタルネット機器です。(高級オーディオにこだわった団塊の世代と対照的です)動画での入手もYouTubuやUstreamで簡単になり、彼らには音だけでなく、パフォーマンスが大きな要素となります。(これはマイケル・ジャクソン、マドンナのプロモーションビデオ、シナトラ、ライザ・ミネリなどのミュージカル映画など、音とステージの融合以降、急速に進展していきました)
 日本人においては、以前より歌手のステージに、舞台はつきものでした。演歌歌手などは、代々コマ劇場で時代劇仕立ての立ち回りを時には座長として演じできたのです。美空ひばり、石原裕次郎、小林旭、加山雄三さんは、映画スターであったのです。その当時のシングルカット曲数や映画出演数は驚くべきものです。つまり、歌手がスターであったし、映画が全盛であった時代なのです。

 脳からの音自体の変化に加えて、ビジュアル志向はもともと日本では強かったのですが、これにもいくつかの特色があります。
1、 振付がダンサブル
2、 照明、舞台装置
3、 衣装、アクセサリー
小林幸子、沢田研二、郷ひろみ、美川憲一さんの紅白での競演は衣装(+装置)でみせるものでした。
 集団化、もしくは団体化、ジャニーズ、EXILE、モーニング娘、AKB48と、日本人はソロの歌唱力よりも、大勢が次々とあらわれる“祭り”に興奮する民族なのでしょうか。

« 一声の力と総合力 V016 | トップページ | 歌のレッスンの感想 »

11)福島英のアーティスト論」カテゴリの記事