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2013年7月21日 (日)

音響メディアと歌声の変容 A002

 イタリアでは、ドメニコ・モドゥーニョ以前、日本では平尾昌晃さん以前?(あるいは光GENJI、スマップ以前?田原俊彦以前?よくわからないのですが)藤山一郎や春日八郎などは、ラジオやレコードで好まれる美声でした。近江俊郎なども含め、かなり鼻声の強いものでした。
 悪声の歌手は、さすがにオペラではいないのですが、マイクを使える個性的な歌手が求められるポップスでは、役者と同じくたくさんいます。オペラ界からみると、ポップス歌手イコール悪声というものでした。特にロックや、ブルース、カントリー、へヴィメタなどには、彼らが聞くに耐えない声というのが多いのです。そこで、次のように分けてみてもよいでしょう。

1、 生声(マイクなし、声量、共鳴必要)
2、 音(マイク、音響技術での加工)
日本のケースでは、私の自論ですが、声楽、合唱、ミュージカルといったキレイ声とポップス、ロックのキレイといえない声とが極端に二分されています。しかし20世紀のこの対立、相違は21世紀でのオーディオ対ビジュアル、アナログ対デジタルのギャップからみたら小さなものなのかもしれません。

20C前半  20C後半  21C
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      アナログ →  デジタル

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      インタラクティブ(双方向)

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