« 勘と基準と材料 V036 | トップページ | 歌レッスンの感想 »

2013年8月21日 (水)

音色 A A006

 「マリリン・モンローの恋」で「枯葉」が流れていました。フランスの映画の「枯葉」をみたときよりも心に沁み入ったのは、年のせいでしょうか。
 声のよさ、声の深さは、アメリカよりもフランスの方が変にくせがある分、受けつけにくいのですが、深くあって鼻にもかかり、その上で、明るくもリズミカルにも使っているのですね。映画のせりふ、フランス人は顔もけっこう個性的なのですが、男女とも独特のくせがあり、何かしら共通しています。もちろん、シャンソンの多くは、「異国の人」が流れ込んでつくったのです。イタリアのオペラへのスペイン声?のような、純粋に捉え難いところがあるのです。そこから持ち帰った国での歌われ方が、やはり日本映画はちょっと舶来主義すぎるのですね。
 今やYouTubeでトルコなどイスラム圏に持ち帰ったシャンソンなどを聞くと、派手にわめきまわって、それでもリズムや声量には驚かされるのです。それを聞くと、フランスのは地味で末端の抑えの利いたテイストがよくわかります。日本のシャンソンを聞いて、その原曲を聞いて、そのギャップに何度となく唖然としたときのことを思い出しました。

« 勘と基準と材料 V036 | トップページ | 歌レッスンの感想 »

11)福島英のアーティスト論」カテゴリの記事