« 2013年7月 | トップページ | 2013年9月 »

2013年8月

2013年8月31日 (土)

まぐまぐ発行 お知らせ

メールマガジン「ヴォイストレーナーの選び方」 第111号を発行しました。
まぐまぐは、いつでも登録/解除可能です。
http://www.bvt.co.jp/magazine/freemail.html

声レッスンの感想

1.踵の体操
足を”ハ”の字に開いて、踵で体重を支える。
足指は地面の土を掴むように曲げる。
椅子の背もたれなどに掴まり、腹を引っ込めて腰を屈める。
内股と外股を繰り返すように、踵を中心にして足をクルクルと回す。
このとき、尻を閉じておく。
但し、呼吸は止めないこと。
2.片踵で体重を支える体操
踵から背中までが一本の杭によって支えられているイメージに加え、体の中央には軸がなく、踵から背中まで通った2本の軸を交互にずらして体を動かすイメージ。
口をやや開き、静かに息を吐く。
片足はそのままで軸足とし、もう片方の足はやはり指を丸く曲げた状態で膝を曲げて持ち上げる。
3.ラレラレラレラレラの発声練習(ドレミファソファミレドレミファソファミレド、ドレミファッソー)
左へ傾けて立った状態では、踵、膝、尻、腰、腹、背中、喉も左だけ使って発声し、右へ傾けて立った状態では、踵、膝、尻、腰、腹、背中、喉も右だけ使って発声する。
中央からは声を出さない。
4.朗読「さる」(谷川俊太郎)
やはり左又は右半分だけで発声する。
1行毎に左右を交互に使って発声する。
自由に左右を入れ替えて発声する。(YD)

本当の声を探す為の努力

自分がテノールかバリトンであるか否かという選択をするときに声質や音の高さだけで判断するトレーナーは危険だと思います。実際の高さや声質は喉がしっかりと開いてきて初めて分かるものだしパッサッジョがどこにあるかで変わるわけですから、喉があくという技術を体得するまで声種を判別などできるわけがないのです。
喉が開いてくるというあいまいな技術のためにトレーナーも生徒も根気のいる作業を強いられます。しかしこれができたときには生                                                                                                                                                                                                                                                                                                      徒の声はそれまでよりもより大きく、より深く、より響くようになっているでしょう。喉をあけてしっかりと声を鍛えてください。
(♭Σ)

雑になり否定しだす V045

 本人がうぬぼれると、大体、ものごとへの対処が雑になります。すると、そういう人は他を否定しだすのでよくわかります。長嶋氏の弟子として、松井選手が「ノーマル」であったことを見習わせたいものです。
 より高い目標に挑めばよいのに、それをせず、少々できるようになっても、次の次元アップに挑まなくなると、必ずといってよいくらいこうなります。
 
 私のところには、ときに「自分のやり方が正しい」という人がいらっしゃいます。机上で論を戦わせても意味がないので
 「では、誰を育てたのですか」
 「育ったとはどうなったということですか」それでも食い下がるケースは、「当人連れて来てください」とも言えないので、次のレベルでの問いを投げかけます。
 「あなたでしか育たなかったのですか」
 「他のトレーナーの方がよりよくできたかも、と考えられませんか」
 また、「他のトレーナーは、間違った教え方で間違った発声になっている」と言うトレーナーがいたら、「他のトレーナーも皆、それぞれに相手のことをそう思っています」と答えます。

役者声 B008

 トレーニングにおいては、楽器を傷めず楽器の使い方をよりよく整えていくことがベーシックな考え方です。ひどい声だけで喋らなければいけない役があって、そのために1ヶ月を犠牲にするというのならやってもいい。その経験が後に活きるのだったらいい。
 ただ、それはそれをやったという経験だけであって、そのために体が変わるということはあまり考えられない。かえって悪い癖がついたり喉を痛めたりして取り返しがつかないこともあります。すると、何のためにそんなことをやったのかということになりかねない。
 1,2ヶ月の短期目標で、わざと一時、そらしているというくらいならいいのですが、基本のトレーニングをやるということではあまり意味がないことです。
 低い声が出なければ演技ができないということは、声優、役者に関しては、そんなにはないはずです。同じ声でも、違うように聞こえる。イメージの問題で太く聞こえたら、低く聞こえるわけです。威厳を持って聞こえる。そういう役柄は、そういう声が必要です。細い声だけしか出ない人が、そういう声をつくるのは難しい。かなり無理してつくらなければいけないので、あまり若いときにやらないほうがいい場合もあります。

2013年8月30日 (金)

歌レッスンの感想

1.あくびのストレッチ
いいにおいかいでいる感じであくび。あごを落とさない。
筋肉は固めないこと。首の後ろの生え際が動く。
2.「あ」での音階練習
あくびで軟口蓋開けたまま。あくびの向こう側で声がある感じで。
音はつなぐ、レガートに。一音一音バラバラにならないように。
3.ハミング
4.「いああ」での音階練習
「い」が前にならないように。
V字バランスで発声。
V字バランスで出ている良い声を立った時にだせるように!
5.曲練習
・音が徐々に上がるフレーズで、音が上がったところでギリギリになっている。
最初から軟口蓋を開けるか、音が上がるに連れて開けて行くかする。
・声が前になっているので、あくびの向こう側で言うようにする。
ハミングで練習。
・もう少しかぶせる。今はストレートになっている。もっと大人っぽく。
声が浅く直接出すのではなく。
・V字バランスで歌う。
立っている時にまだお腹が使い切れていない。
支えを見つけるのは大変だが、探して行くしかない。高い所はまだ詰まるが高いところはもっと脱力。
高い所以外は良いので一度V字バランスで使ったところを覚えて歌うトレーニングをする。
・絶対にべっちゃっとならない。
・後ろ歩きで歌う。
少し音が抜けたか。
・後ろ歩きでもっと音量小さく歌う。
音を下げない。あくびの筋肉を常に使うよう意識する。
あくびの奥でしゃべる。こぶしが口に入っていて、その向こう側で発声するつもりで。
口が開ききれていない。音をはずしてもよいからもっと開ける。
・ハミングで歌う。 首が前に出ないように。口の奥が開いている感覚を得るように。
声の方向
V字バランスで声が安定したところで立っても歌えるように
一音一音、声がべっちゃっていないか確認してみる。前に出ていないか。
何が違うか確認してみる。
何かがぶつかるような感じは×
・V字バランスで安定した声の感覚を得ることができました。
・口の奥がまだ開けられない。特に高音で声が前に子供っぽくなるので、あくびの状態で且つお腹が使えるようなんとしてもしたいです。(TN)

結果を出す V044

「こういうやり方でやっています」それでいいでしょう。
 「正しいのでしょうか」「よいのでしょうか」それは相手をみなくては、結果をみなくては、何も言えません。
 「この声や息はよいのですか」これもわかりかねます。
 つまり、そこで論じても本当は仕方がない、答えがyesもnoも大差ないのです。
 「トレーナー」は人を育てるのですから「こんな人がこうなりました」のところで、初めて問うことができます。
 
 先日、嬉しいことにベテランのアナウンサーとして長く悩んでいた人が、詩吟に転向して、ここのレッスンを始めて5年目、上級のチャンピオンになりました。また、あるアーティストは、ここのレッスンを参考に、半年で一般の人の声をよくしてしまいました。
 勘がよいのも、理論が正しいのも、こういう結果としてみるしかないのです。となると、結果とは、全てにおいて出るのでなく、出たり出なかったりします。それでも、こうして時間がかかった分、大きな成果が出ているのは、嬉しく思います。

意図しない B007

 「ここは大きくしてここは小さくして聞かせよう」とか、「ここはことば言ってみて、人の心をひかせよう」とか。そんな意図が見えてしまったら、感動するわけがないでしょう。それでエコーもかかってしまうと何となく薄められて、うまいことはうまいというふうに思われてしまうものになるのです。でも、それで進歩は止まります。
 大きな声を体から出すことをやれば、喋っているところよりも高くなる人が多い。でも高くならないようにしてみます。これらは歌い手よりリスクが大きいかもしれません。ただ、つぶしが利くようになります。

2013年8月29日 (木)

今月のトレーナー共通Q&A お知らせ

「発声と音声表現のQ&A」http://bvt.txt-nifty.com/qablog/ では、トレーナー共通Q&Aを、月末に掲載しています。

Q.深い声を出すには、どういうトレーニングをしたらよいのでしょうか。たとえば、滑舌をよくすることや、舌を鍛えること、顔の筋肉を鍛えることで、声が深くなったりするものなのでしょうか

声レッスンの感想

1.「音が鳴ってる」感覚と、「空気(息)が流れている」感覚、その二つが必要。
自分は空気が流れている、という感覚がかけているので、
先に空気を送り、その後に声を出すようにする。
声にならない声(犬声?)で、(はあ)と先に吐く。その後、あ~、と声に出す。というトレをやった。
2.高い音を発声するとき、下から上がっていく(ベクトルが上に向かっている状態)ではなく、
上の位置から出発するようにすれば、下から上がってこようとするのを相殺できる。
3.響かせる位置は、口の辺りではなく、鼻と口の辺り。
先に空気を送る、という意識付けになりそう。(BB)

「セデック・バレ 」 お勧め映画

日台合同製作。戦前の植民地支配があったときの台湾で起きた霧社事件(多くの日本人が台湾先住民に殺害された事件)を題材にしている。
視点が複合的でそれぞれの立場の苦悩が丁寧に描かれていると思う。主な出演者がプロの俳優ではないのにもかかわらず非常に存在感がありとても魅力的に感じた。特に主人公を演じた方は本業が牧師で映画初出演とのこと。映画を見終わってからその事実を知り衝撃的であった。生き方がしっかりしているとおのずと画面に現れてくるのだと強く感じた。(MO)

程度の問題 V043

他のスクールなどのトレーナーの人もここによく来ます。メニュや方法についての質疑も受けていますから、誰でもいらしてよいのですが、前にも述べたように、大抵のことは正しいか間違いかでなく、程度の問題にすぎないのです。「同じ」と「違う」を、どのレベルでみるかということにずぎないことが多いのです。
 すべては個別な具体的な問題なのです。しかし「一般的に」ということで尋ねられたら、私は拙書を勧めます。そこには私が口で説明するよりも、ずっとわかりやすく詳しく説明しています。
 ここで、その補足を、このように加えて、公にしているのです。

急がない B006

ヴォイストレーニングで間違いやすいのは、上達を急ぐことで固めてしまうということです。高い音が届かない、届かせ方、響かせ方とやっていく。すると、そこだけが浮き足立ってしまいます。その結果、ノウハウの塊のつぎはぎみたいな歌になってしまう。小手先の技術があらわに見えてしまうのです。

2013年8月28日 (水)

タンゴの女王 お知らせ

「タンゴの女王」と呼ばれた藤沢嵐子さんが8/22に亡くなられました。              アストル・ピアソラとも共演されていました。

歌レッスンの感想

1.レッスンの最初、力みが入っていて、終わりになると力みが抜けてくる。
だけれども、次やるときにまた元に戻っていたりする。このレッスンの終わった状態から始められるといい、という助言をいただいたので、なるべく早い段階で力みがなくなるように、からだの中がどんより停滞しているところから、なるべく早く動きが生まれてくるように、という意識を持って本日は取り組んだ。前回よりかは早い段階で力みが取れたように思う。
2.椅子に座って前にからだを倒す。
背中に息が入るのを感じる。肩が上がらないようにということをチェックすると良い。それを目安にする。
3.Saエアオアー
「エ」のところが角ばって聞こえる。滑らかに発音できるように。
切り替えのところに角が見えるということは、喉に力が入ってしまうことになってしまう。
お腹とのつながりもなくなってしまう。
4.3)Maオア/(スタッカート含む)
楽しくて、余裕で仕方ないという感じで歌う。
手を360°回しながら歌う。
「硬い息ではなくなる。からだとつながりがでてくる。
息が進んでる感じがする。ぶつぶつしているのではなく、つながってくる。
歌いにくいということなく歌い進められている。」
余裕で仕方ないという感じで歌う、というのは非常に感覚的だけれども、色々考え込むことを離れて、声がスムーズに出てくる感じがした。
5.全体的にうまくできていないときとうまくできている時の差を感じるのが今まであまりできなかったけれども、今日はその差が実感できた気がする。(TH)

カラオケバトル(外国人編) A007

 最近は有名な歌手や役者、芸人、から外国人、ものまねのプロと、出場のメンバーがバラエティにとんでいるので、ときおりのぞいてみます。外国人の一声の声量は、今さらながら、すごいのですが、このカラオケという日本人の歌唱のものまねになると、声量や共鳴が抑えられるのですね。特にJ・POPS系の最近の歌、しかも、元歌の歌手の音色や日本語をまねしますから、自ずと声量、共鳴、日本語の発音にセーブがかかるのがみてとれます。以前は決勝の歌手?くらいにつく人が一番すぐれていて、優勝は声力や歌唱力では劣るが、バランスのよい人と、私なりに審査員や会場の基準を読めるようになっていきました。
 最近は、オリジナリティのある、よい歌い手は予選で落ちて無難なレベルが上がります。昔の外国人出場番組では、エピソードやルックスも人種も、多かれ少なかれ関係していました。
 好き嫌いを除いたカラオケバトルは、昔よりもカラオケ器材が感情らしきものを読みとるようになったため、正確さだけでないところで92点以上が出やすくなりました。そしてそこでは優劣が分かりにくくなったと思います。

批評と非難 V042

 多くのトレーナーでは、「自分は全てに正しくて、何でも正しく教えられる」そして、他の生徒を引き受けると「前の先生は間違って学んできて、間違って教えている」と一方的に思い込んでいるものなのです。これでは、この分野が進歩するはずがありません。
 生徒を教えるために、自分を正当する―それはやむをえないとして、そのために他人を貶めたり、考え方、方法からその他、関係のないことまで非難する人が少なくないのはいただけません。残念ですが、よく耳にすることです。
 もちろん批判、批評として、実状を正しく把握した上での発展のための論争などは大切です。
 しかし、みることにしない、やってもみないで、ただの否定することにどんな意味があるのかというと、単なる足の引っ張り合いです。他のトレーナーや、そのやり方を認めたくない偏狭な心のなせるわざに過ぎません。

心地よさにも B005

 喉の筋肉を鍛えるような考えの人もいます。誰かには当てはまるかもしれないけれど、他の人には当てはまらないのではないかというものが多いです。その人が一番心地よく出せているということがベースでしょう。ただ、その心地よさが後で伸びる心地よさなのか、そこで限界のある心地よさなのかというのは大きく違います。
 

2013年8月27日 (火)

声レッスンの感想

・五十音交錯
・リップロール、巻き舌
・ハミング
・ハーイ、ヘーイで声を前に飛ばす。
・イエス、ノー、ヒヒヒハハハを使って、声を前に飛ばす。
・テキスト(朗読、CM)
ナレーション練習として原稿を読みましたが、先月のと比べてどのように表現したら良いか分からず、ペース配分が非常に早くなってしまうということがありました。様々なシチュエーションに対応できるよう、経験を積んでいければと思っています。
・鼻濁音、アクセント
・全体を考えて表現の構成を作る
いつも丁寧に教えていただき、本当にありがとうございます。
(TA)

トレーナーの一人よがり V041

トレーナーが、指導に慣れて慢心してしまうこともあります。舞台などで抜擢されて大役などにあたると、そのようなことは起きやすくなります。
 ともかく、レッスンと自分のステージを両立させるのは、かなり負担のかかることです。
 ここでは、私や他のトレーナーの制限下で、完全には自分の自由に生徒を導けないのですから、いろいろと不満が出てくることもあります。
 特に複数のトレーナーを一生徒につける、ここのやり方については、声楽の先生というのは、大まかにいって大抵、反対でしょう。一人の先生から学ぶ方がわかりやすいし、混乱しません。そこで「言われたことができたら、そのまま評価する」というのは、プロセスとして順当に思えるからです。
 本音でいうと、どのトレーナーも自分の判断、メニュ、方法が「正しい」と思っています。他のトレーナーがついて、自分と異なる見解、違う判断、メニュ、方法をとるなら「間違っている」と思うものです。他のトレーナーのレッスンが、自分の指導の効果を損ねたり、台無しにしていると思うこともあるでしょう。
 ここでは、これらのトレーナー間での問題を扱っている私のような調整役がいますが、普通はいません。そのトレーナーにつくか、やめるかだけでしょう。やめても次のトレーナーが自分にとってどうなのか、わからないままに続けます。そして転々とする人もいます。
 その判断がつかないまま、いや、違いにさえ気づかずにレッスンを続けたり、トレーナーを変えたりしなくてはならないのは、不安、かつダメージの大きいことです。

トータルでのトレーニング B004

 深い息というのに、筋力トレーニングは必要です。呼気、吐く息のコントロールをつけていくために、たくさん息を吐いておく。でも、そのようにしたら、すごく雑なやり方になります。筋力や体力トレーニングは必要ですが、楽器の扱い方そのものに、直接かかってくることではない。息を吐くことで使う筋力、支え、横隔膜も肺も直接的には動かさないし扱わない。声帯もそうですが、複雑に関係しあっています。

2013年8月26日 (月)

レッスン効果

忙しくて最悪の体調が続いてはいるが何とか声をからさずに日常の業務を続けられるのはレッスンの効果があると思う。
自分の中で理想の声がおぼろげながらわかってきているような気がする。(MO)

歌う時の声が以前より少し深くなってきたように感じます。(YA)

歌レッスンの感想

あごに指をあてて、あごがカクカクせずに歌えるよう、実験。
あごのカクカクを気にしだすと歌えなくなってしまったように、やはり相当に自分の場合、体のあちらこちらが、カクカク、ギクギクガタガタ、ゴトゴトしているようです。
つまり、いつもどこかに力みがあるのですね。
これをなくす!
もうひとつは、以前にも指摘された、音をずり上げて隣の小節に入る癖です。正しい音ドンピシャで入らなければいけませんね。
わかっているのですが、それが体に反映しないのです。
力みをとる。ずりあげない。わかっているなら体も従える。(SK)

2013年8月25日 (日)

「音楽の基礎」芥川也寸志 お勧め本 R

音楽の知識がほとんど無い私でしたが、音楽の入門書として最適でした。静寂は音楽の基礎であるという所から入るのも新鮮でした。途中、難しいところもありましたが、次は楽典を読もうと思わせてくれた良書でした。(HO)

相手の心を捉える出だしの一声

あなたの最初の一声で、あなたの印象、場合によっては、能力の大半まで判断されています。人というのは、相手の顔つき、ものごし、服装、声などで、およそ慣れや経験の見当をつけています。あなたの第一声だけで、あなたがどういう人かをほぼイメージとしてつかんでいます。それは好感度や信用、信頼にも関わってきます。それほどに、声の第一印象は大切なものです。
 トータルのイメージは、次のような要素から決まります。それぞれ、自分でチェックしてみてください。できたら、他の人にチェックしてもらうとよいでしょう。

自己チェック 他の人のチェック 1.態度、マナー 2.自信 3.声のトーン 4.語り口

勘は悪くもなる V040

さて、勘というものが「やっていない人のなかでは最初よくても、大ざっぱによいだけなので、そのうち(続けて学べている人のなかでは)よくなくなる」のが普通です。まさに、子供のころは天才、大人になるにつれ皆凡才になる。日本の教育では平均化を急がせますから、そうなりがちですが、ヴォイトレも同じです。
 
 トレーニングやメニュがどのようになるかというのは、トレーナーの処し方になります。このプロセスをみてみましょう。すると、大体は同じように「勘の悪くなること」が起きているものです。それを避けるために他にはない研究所としての総合的な機能をバックグランドで働かせていると思ってください。

判断レベル B003

今のお笑いは厳しくて、2回くらいかんだらもうだめです。歌の世界より、厳しいですね。ヴォーカルはかみはしない、バンドが走っていたら持ちます。今や、レコーディングでやったようにステージで歌えない。別の作品だという見方もしていますが。
 有名な劇団員を何人かを私は見ています。ただ、ほとんど、ここに問題意識を持ってくるレベルに達していません。10年くらいやっている人は相当、上です。契約更新を10年続けるといったら、日本ではそれなりのレベルです。でも、最後まで歌えたか、高いところは届いたか、力を抜いて歌えたか、その3つくらいの判断基準だけで動いています。

2013年8月24日 (土)

声レッスンの感想

1.発声
息をもうすえないところまでたくさん吸ってから発声する
短く一瞬で同じくらいの量の息をすってから発声する
息をたっぷりすいこんで声にかえる
上にいくと鼻にかかることもあり
低い所を行き来する訓練をして低い所を強化する
2.台本 こんきょうじ 風姿花伝
一番低い声で読む
あとで自分で聞いてみて、突然少し聞きやすい声に変化した。。
最初に読んだ時の声は、なんとも聞きずらくがんばって声を出しているように聞こえた。
3.課題
低いところを行き来する訓練を続ける
風姿花伝をどう聞こえるかを意識してノーミスで
引き続きこんきょうじもノーミスで
低いところを強化する訓練をし、台本にうつったときに楽に音がでることにびっくりしました。
鼻にかからないように 
鼻にかかっている一瞬がわかる時があるようになった
音が高くなっても、身体を使って太い声でいられるように 
ノーミスで読む こんきょうじクリアー 風姿花伝練習中
高い音がちかづくと苦手意識がむっくりでてきてしまい、苦しい苦しいとなってしまう。低いところにいくとものすごく安心して、かなり楽になります。高い音も太く深くだす、そう努力をしていかなければいけないのはわかっていますが、、低い所を強化して、声がよくなると聞いてものすごく気持ちが楽になりました。(II)

メンタルのチェック V039

練習中、レッスン中皆さんは何を考えながら歌っていますか?ぱっと思いつかなかった方も、ぜひ一度一体どういう風に自分が考えて声を出しているのか、確認してみてください。
私自身もたまにやってしまうことなのですが、その時もしも「失敗しないにはどうしたらいいんだろう」とか、「いつもここが上手くいかない」「自分の声はここがよくない」とか、ネガティブなことばかり考えている人、もしかしたらその意地悪な頭の中の声は成長を妨げてしまっているかもしれません。自分自身を厳しく育てる、というのはもちろん大切ですが、ネガティブな方向にばかり考えていると、自分の長所を見失ってしまいますし、『自分はどのうように歌いたいのか』ということが明確にならないまま歌っているため、いつまで経っても自分の歌が気に入らないままの状態が続いてしまいます。
ダメなところ探しではなく「自分の歌声のこういうところはきれいだからそういうところをもっと聞かせたい」「どう歌ったらもっと素敵になるだろう」「どうやったら自分の理想(憧れの歌手とかでもいいですよ)に近づけるだろう」「自分のベストの歌声を聞かせるたい」と、ポジティブな思考のもとで声と向き合っていくと、がらっと世界が変わると思います。
歌は心ともいいますから、メンタルの部分もほうっておかないでチェックしてみることをお勧めします。(♯Ж)

2013年8月23日 (金)

歌レッスンの感想 Y

1.「オオオオオオオオオー」ドレミファソファミレドーで。
身体を反らして伸ばす、そのまま発声。戻して発声。
2.「オオオオオオオオオー」ドレドレドレドレドーで。
口を縦に。
3.「オオオオオオオオオオオオオオオオオー」ドレミファソラシドレドシラソファミレドーで。
4. 「オッオッオッオッオッオッオー」ドミソドソミドーで。スタッカートで。
たっぷり息を吸って。
5. 「オオオオオオオー」ドミソドソミドーで。レガートで。
もっとべたーっと。
6.コンコーネ2番
お腹をぐっと持ち上げて。
7.ORFEO
全部なめらかに。声張り上げないで。
少しややこしいところもなるべくガタガタしないように。
高いファの時、身体を反らして発声した時の様に、背中に向かってのけぞるようなイメージで。
音の高低があるので、なるべく背中を使って。
発音を硬口蓋で、口の奥の方で。奥でしゃべって。
高音になると歯が見えてくる、見えないように、鏡でチェックして。
口の奥で話すように促されると、発音が途端にクリアになっていた事が、録音を聴いて分かった。(OK)

トレーナーの価値とは V038

 最初には勘のよかった人が、続けているうちに勘が冴えなくなる、悪くなるケースも少なくありません。声や歌では、それが顕著です。元より自分の評価も他人の評価もあいまいだからです。
 レッスンの目的の一つは、トレーナーに評価をしてもらえることですが、その基準があいまいでは進歩は望めません。アートという何でもありの世界で何を評価としてとるのかは、本人の満足か?客の満足か?どちらにしても、急いでは雑になります。
 できることにとらわれ、その評価がトレーナーだけの満足に終わってはなりません。(トレーナーの評価の問題は、以前に詳しく触れていますので参考に)
 それを一致させないところにレッスンは成立しないのです。そこでトレーナーは一本の仮の道を示します。そこをプロセスにするかを問います。それをどうとるかがトレーナーの価値の差なのです。
 

2013年8月22日 (木)

スカイプレッスン お知らせ

現在、スカイプレッスンを行っています。
遠方の方、忙しい方、通信の方にお勧めしています。(事前に一度、面談は必要です)

「未来」長渕剛さん お勧めCD R

自分は以前から、長渕さんのファンクラブに入っており、蔭で長渕さんを「アニキ」と読んでますが、久しぶりに「アニキ」の新曲に泣けました。
仲間由紀恵さん主演のドラマの主題歌としてリリースされた曲で、辛い過去を、明るい未来へのエネルギーに変えて、一緒に生きてゆこうというテーマです。
人は独りでは生きてゆけない。でも、一緒に生きてゆくなら、昨日までの悲しみも、明日からの幸せを作り出す力に変えられる。
歌い手の使命の一つに、歌を聴いてくれる人と希望を共有し、共に生きてゆくことがあると思います。
本当は、この歌がランキングで何位に入ったとか、CDが何枚売れたか、などではなく、どれだけ多くの聴き手に伝わるものがあったか、それこそが大切だと思います。
この歌を、自分でも歌ってみたい。でも、その前に、言葉として人に伝えることができるようになりたい。
一度、歌詞だけでも読んでみたい。
この歌で自分が「泣けるほど」感動したことを、伝えられるように読めたら、そう思っています。 (YD)

作品の価値への評価 V037

 「トレーナーは、作品の価値判断に立ち入るべきではない」と考える人は、たくさんいます。確かに、体力づくりと試合の采配は別の仕事のようにも思います。少なくとも別の次元、レベルのことです。しかし、目的や現場に通じていないと、必要とされる基礎の程度もわかりません。この現場とは、ステージ経験などという、個別に違う、あいまいなものではありません。絶対必要条件と余裕をもった充分条件の2つの尺度です。
 
 声を出している内容
 声を出している時間
 声を出している期間
 など、トータル的なものです。
 
 生涯現役歌手というのは、自らに対してはプロですが、誰しもが他人のプロセスに通じているものではありません。多くの他人のプロセス、しかも10年という長い時間で通じていてこそトレーナーなのです。
 このプロセスというのは5年から15年くらいを1クールとします。とはいえ、10年くらいトレーナーをしたとしても、1年以内に辞めていく人ばかりみていたのでは、本当に大切な勘は培われません。

呼びかけ、足止めする B002

ストリートでやっている人は、そこでお客さんの足をとめなければいけない。それから芸で持たせなくてはいけない。
 日本の場合は、練習をしている人が多いですね。通行妨害といわれてもしかたない。外国では止まりたくてとまります。そこでずっとみていたいと思わせる。
 レベルが違うといったらそうですが、そこで何を起こしているかを知ること。やっている人はそれだけ勇気があっていいと思うのです。最初は、やればいい。でもそれをフィードバックできなかったら、せっかくの機会もなくなる。
 コンサートだから成り立つとか、オーディションだから成り立つのではなくて、マンツーマンでの勝負です。呼びかけ、振り向かせ止めて、戻ってこさせる。

2013年8月21日 (水)

スタジオ広く お知らせ

本棚を移動し、スタジオを広くしました。レッスンが快適になるよう、より、努めていきます。

歌レッスンの感想

繰り返し歌うと声がかすれやすい。
以前は歌っているうちにだんだん声が出るようになってきたが、今は最初から歌える変わりにすぐ枯れる。
プロとしてはこちらが正解、最初から良いパフォーマンスができないのはアマチュア。ただ声が枯れやすいという意味では、すこし強く歌いすぎている事もある。これからはトレーニングだけではなく、「実際に歌う時のコントロール(発声とは違う)」をこれからやっていくと良い、との事。次回からは曲を準備していきます。
大きな声という意味では出しすぎない、ただし「表現する」と言う意味ではもっと出していく。
これが難しいです。
「入魂してかすれるくらい歌う事で人気が出たり人を感動させるタイプ」
「綺麗にしっかり歌う事で、音楽とうまく溶け合って魅力を発揮していくタイプ」
などは自分で決められること。自分で選べること。自分がやりたい表現をしっかり自覚して歌う事が大切。
自分の歌については、ここ最近また充実度が増してきていて、歌うのがとても楽しいです。(KS)

音色 A A006

 「マリリン・モンローの恋」で「枯葉」が流れていました。フランスの映画の「枯葉」をみたときよりも心に沁み入ったのは、年のせいでしょうか。
 声のよさ、声の深さは、アメリカよりもフランスの方が変にくせがある分、受けつけにくいのですが、深くあって鼻にもかかり、その上で、明るくもリズミカルにも使っているのですね。映画のせりふ、フランス人は顔もけっこう個性的なのですが、男女とも独特のくせがあり、何かしら共通しています。もちろん、シャンソンの多くは、「異国の人」が流れ込んでつくったのです。イタリアのオペラへのスペイン声?のような、純粋に捉え難いところがあるのです。そこから持ち帰った国での歌われ方が、やはり日本映画はちょっと舶来主義すぎるのですね。
 今やYouTubeでトルコなどイスラム圏に持ち帰ったシャンソンなどを聞くと、派手にわめきまわって、それでもリズムや声量には驚かされるのです。それを聞くと、フランスのは地味で末端の抑えの利いたテイストがよくわかります。日本のシャンソンを聞いて、その原曲を聞いて、そのギャップに何度となく唖然としたときのことを思い出しました。

勘と基準と材料 V036

勘のよい人は、「自分自身の声に向きあうことしかない」ことを知っています。
 素振りのように一つのシンプルなメニュをくり返しているうちに、少しずつ丁寧に、繊細に扱っていくようになります。材料を元に基準が確立してくるのです。
 そうでない人は、飽きてきます。やめてしまうか、やっていても雑になります。正しく教えられたことなどは形ですから、そのままでは、くせがついて固まってきます。しかし、それを安定と思うので、早々に上達が止まります。これは大きな勘違いです。本来は自分の成長に合わせ、その都度、形から脱皮し、さらに深めていくべきことなのです。

息と声と言語 B001

 何年も経ったときに、そういう呼吸になってきたというふうにとれるものが導かれること。ここで息がこうなっているから、そのようにやるというのは、直接的なトレーニングですが、トレーニングとしては稚拙です。何か「深い息」だというのは、わかるでしょう。そういうのが身をもってわからないとできあがらない。
 最近、体と呼吸と発声などについて、喉と筋肉や骨からのしくみのことなどがよく紹介されています。私がひとつ距離を置いているのは、そういうことを知るのはいいのですが、身体能力としての声と言語なのです。日常における声の力の差は、言語の差から来ています。
言語というのは、伝わるでしょう。意味以前に伝わる伝わらないはわかるでしょう。
 ここもイタリア語やフランス語でやったりしますが、いずれは日本語に戻しています。それは、どんなに「アモーレ」と声が出るようになるのはいいが、それが伝わったというのは、生活していなければ、わからない。日本のオペラでもそこでずれていると思います。歌詞で「愛している」というのも伝わらないなら、それに代わる自分の言葉で言って、それが成り立つということ、それを歌が離してしまったら、伝わるわけがないですね。

2013年8月20日 (火)

ミュージカル女優 お知らせ

将来、ミュージカル女優になり、舞台に立ちたいと中学生のKNさん。元気にレッスン通っています。

声レッスンの感想

1.あごを引く
2.口から息をお腹まで一杯に吸う。
3.2で吸った息をお腹を使って(お腹を膨らませたり、凹ませたりして)発声することで、 お腹から発声する感覚を掴むことができました。
4.あえてゆっくりと朗読をすることで、発声する際の感覚(上記2、3)を掴むことができました。
普通の速さで朗読すると、間違えずに上手に読むことに意識がいってしまうのですが、あえてゆっくりと読むことで、発声する際の感覚を体で感じながら、読むことができました。(KM)

勘のよしあし V035

私は勘のよい人には安心して、かなりの部分を本人の判断に任せています。できるだけ口を出さずに、材料だけを与えます。そこに工夫をします。そういう環境だけを与えるのは、本人の資質を尊重してのことです。
 当初は研究所もそのような人しかいない環境でしたから、私は場を数倍、高次に整えていればよかったのです。
 「何も教えてくれない」などと言うのは、勘のよくない人ですから、そのまま放任しているとクレーマーになりかねません。「教えてくれる」「教えてもらう」ことで、どれだけ勘を鈍くしているかを、ときには考えてみることです。
 まずは、自分に、その内面に、目を向けなくてはいけないのです。ところがこのことがわからず、古い例ですが、「青い鳥症候群」状態の人が多いのです。「どこかに絶対的に正しい方法、よい方法、正しいレッスン、よいレッスン、正しい先生、よい先生がいる」と。
 レッスンはそういう思い込みに拍車をかけるのでなく、それをストップさせるためにあると思うのです。「正しい」とか「よい」とは何か。そんなものがあるのか、疑問や否定を通じて、自ら問い続けていくようにさせることでしょう。
 でも今は、優しい先生が優しく教えることを求められるため期待に添うようにがんばるほど、どんどん本質からそれてしまうのです。

2013年8月19日 (月)

ピアノレッスン お知らせ

ピアノを弾けるようになりたいとIUさん。バイエルからのレッスンです。

歌レッスンの感想

1.前回の内容に加えて、息のロングトーンと目線から声を出す練習
2.きれいで柔らかい声を出さなくてよいというのは、何かから解放された気分です
3.私の喉周りの筋肉が弱いことに気づかされました(MT)

人生と哲学 V034

野村氏に学べるのは、三流から二流、二流から一流になるためのプロセス、考え方です。野球において将軍はピッチャーやバッターですが、キャッチャーは策士、参謀なのです。(トレーナーということです)
 日本で10年、アメリカで10年トップクラスの活躍できる人は、ただ純粋に素振りに打ち込めます。結果を出し、それが出なければ終わりですが、終わっても引っ張りだこでしょう。しかし、多くのプレーヤーは、明日のレギュラーも来年の活躍、いや雇用も保障されていません。人生における野球や野球を終えての人生も考えざるをえないし、それが考えられてこそ、今に打ちこめるともいえます。ですから野村氏の理論は、そのまま人生哲学になっています。これ以上は氏の多くの著作に委ねるとして、これからは勘とデータの話です。
 天才でもない限り、勘は働かなくなるときがあるので、そのときにデータで支える、あるいは、データがあった上に、勘もおろそかにしないなら、両方のよさが活かせるということです。データに囚われ、勘も鈍くしてしまう人の方が多いので、この考え方は、とても大切だと思うのです。

2013年8月18日 (日)

「 STAIRWAY TO HEAVEN」LED ZEPPELIN お勧めCD

リコーダーが効果的に入り、楽器やヴォーカルすべてのパートがとても美しい曲です。特にギターソロが神がかったメロディです。このヴォーカリストは後々声が出づらくなってしまったらしいですが、バンドでここまで優れたものを残せたならそれはそれで正解なのだろうと思います。(NI)

声は気力、集中力で変わる

人前で話して、声が聞こえないといわれたり、電話で何度も聞き返されたりしたことはありませんか。
 大体そういうときは、その声に覇気がありません。声が届かないのは、発声よりも、その人自身に相手に伝えるための必要な気力が満ちていないことが多いのです。
 声はコントロールするものですから、気力や集中力は、必要です。イメージとしては、声の焦点を絞り、集約させて、相手の方に向けて届けるようにします。相手の目をしっかりと見てください。先方にも受け止める準備をさせるのです。
 オペラ歌手などは、一流のスポーツ選手なみのパワー、反射神経をもち、超能力者さながら、声を気力で出しているといってもよいでしょう。伝えるためには、あなたの思いが必要です。その思いが大きいほど、伝わります。本気で伝えようという思いが、とても大きく影響するのです。
 話そうとするのでなく、伝えようとしてみてください。すると、その人なりに話し方のスタイルというのがでてきます。それを声とともに、よりよい方向へ高めていくのです。
 目的や自分を高める意識のないところで、声だけ伝えようというのでは難しいものです。話すときには、自分も話のプロという意識で取り組みましょう。

心理の分析 V033

野村監督は打つことよりも、まずは打ち取ることから、バッターとしてよりキャッチャーとして、相手の心理をみることを本質と捉えたのではないでしょうか。8×10の80にストライクゾーンを分けたのは、データをとるための手段です。これはトレーナーとしての「やり方」になります。
 次にどのコースにどの球種がくるかわかると、ほぼ、確実にヒットにできるのが、プロのバッターだといいます。つまり、現場での本当の勝負は心理戦なのです。力や技術を十分にもった上で心理を読む、その最高レベルが勘なのです。となると、バッティングセンターでは3割、4割でなく、10割打てなくては勝負以前のレベルということなのです。
 ストライクゾーンを3×3くらいのマトリックスで捉えているようなバッターに対しては、8×10の細分化したデータをもつのは、絶対的に有利なことです。投球を指示するキャッチャーの視点が、即ち、コーチなのです。これがチェックや上達のプロセスとなります。
 しかし、長嶋氏の場合は、多分、一般的なストライクゾーンは眼中にない、打てる球と見送る球、つまり振る球と振らない球しかないのでしょう。打てる球、ヒットにできる球が振ることになるのです。一流ゆえに他人が定めたルールを超える、それゆえ、その常識を超えたプレーや打撃にファンは感動するのでしょう。
 それを支えたのが、小学生でも、そこから始めるという素振りの徹底です。松井選手には、ニューヨークでさえ最高級ホテルで素振りをさせたというのですから、シンプル イズ ベストなのです。

2013年8月17日 (土)

神宮外苑花火大会 お知らせ

今日は神宮外苑の花火大会が行われ、代々木の駅前も浴衣姿を見かけました。

声レッスンの感想

腹式呼吸の習得。下半身を安定させて息を吸うときに肩、顔が動かないようにすること。声を集めるイメージ。ほんの少しですがお腹から声が出る感覚が掴めたような。
口を大きくタテに開け、喉を開いて共鳴スペースを作ること。曲のテンポに遅れないようにすること。のばす母音は一つ。(SO)

よくある欠点の直し方 T

声が口の中にこもりやすかったり、息の漏れがおおかったり、口の開閉が小さかったり、慌てて早口で喋ったり、共鳴が小さかったり・・・。大概共通するのは、低い音程で喋ってることです。そして声の抑揚幅が狭い。
実は、普段の喋るキーを上げて抑揚をつけてゆっくり喋るようにするだけで、随分と改善の方向へいくのです。もちろん、例外もあります。
高いキーで抑揚をつけて喋ると、先ず印象がいいです。見た目にも、自然と口角が上がるから朗らかにもなります。
「通る声になりたい」、「美しい声になりたい」、という生徒さんのほとんどは、本来その人持っているもっとも自然でクリアに出る声でしゃべっているような気がします。
そこに本当に気がつき、習慣化させれば、改善の道は早いのに実践していない人が多いと思います。(♭Д)

声の素振り V032

松井との「1000日計画」は、ただ、素振りなのです。徹底したシンプルさを最大限に応用して基礎を固め、またその基礎を応用して試合につなげていくのは、さすがです。なんら特殊でもないのです。ただ誰もが基本と知って、言っている素振りをどれだけ、どのくらいの量、そして密度でできるのかが問われているのでしょう。
 バッティングや素振りの例を、昔から私はヴォイトレによく使ってきました。「日本人は自分のど真ん中をジャストミートできないのに、自分のストライクゾーンの上の高いボールばかり打ちたがる」と述べてきました。
 長嶋氏はボール球やワンバウンドさえ打ってしまう天才でしたから、「バッターはノーマルであれ」と言っていたというのは、意外でもありました。

 

 つまり、出しやすい声から出していく。なかには、この出しやすい声そのものを否定されることもあります。また、出しやすい声=ベストの発声ということではないこともあります。でも、入口の手前では、まずは「出しやすい声とは何か」を、そして、「出しやすいとはどういうことか」をバットや竹刀を振るときのように、直観的に捉えてみることです。
 一流の選手でない大半の人の感覚やフォームは、大きくは当たっていても、いざ、そこから細部に深めていくと、すぐに外れていきます。ストライクゾーンは打てるとわかっていても、いつもそこで当たったり当たらなかったりが続くのです。そのうち高めの内角だけが打てるようになるのを上達と言われてがんばったりするわけです。

2013年8月16日 (金)

集中したレッスン お知らせ

ナレーターのJRさん、「忙しくなかなかまとまった練習時間はとれないけれど、レッスンは楽しいです」と、うれしそうにお話しされていました。

歌レッスンの感想 Y

基礎発声:Ga, Ge, Gi, Go, Guを構成音に、低音域から中音域までを丁寧に繰り返した。
コントロールエリアのつなぎについてレクチャー。
低音域から中音域へ、そして高音域へ。
支えと響きの間でコントロールエリアをどうつないで行くのか。
自分はこれまで、ただひとつのコントロールエリアを縦方向に進捗させ ていくのが、発声パフォーマンスをする者のもっとも正しいやり方なのだと勝手に思い込んでいました。
ですから、2つ、あるいは3つのコントロールエリアを持ってもいいのだ、という先生のレクチャーは青天の霹靂に等しい衝撃がありました。開闢しそうです。
しかもその上、この4年間の成果が出て、低音域では大きく伸びたとおっしゃって下さったことは、ひとつの確たる自信につながりそうです。なにがどうであれ、低音は負けないよ、という思いが、今や自分のパフォーマンスの底支えになるのかもしれません。
まともに歌える楽曲なら、すべてキーをひとつかふたつ落としたいほどです。
きっとそれが個性になるでしょうから。
また、中音域の鍛え方として、ナポリターノを提示していただいたことは、うれしかったです。
自分の好みがまさにそこですので、楽しんで練習ができる上、レパートリーが増える喜びがあります。
今月のレッスンはひとつの区切りとして記憶に残る時間となりました。低音域のさらなる拡充と、中音域へのナポリターノ的取り組みです。(SK)

長嶋氏の素振り論と松井秀樹選手 V031

2012年末、松井秀樹選手が引退しました。スポーツ報知(新聞)は、ほぼ全紙面の半分をこの関連記事にあてました。松井のそっくりさんまでが、「まだ引退しない」と出てくるくらいです。その最後に恩師である長嶋茂男監督の談話がのっていました。
 日頃、天才は天才しか育てられないから、私たちは長嶋監督より野村監督に学ぶべきだと述べてきましたが、ここにまた一つ、深いものを感じたので引用しておきます。
 たしか以前に、私が長嶋監督の例を引いたのは、毎晩、帰ったらすぐに素振りを3回して、そこにいつもの音が聞こえたら、やめて食事入浴をする。聞こえなければ、聞こえるまで夜中も振るというような話でした。
 つまり、第一線レベルにできあがっている人の場合、状態のチェックをして仕上がっていれば、そのまま休めておく方がよい。しかし、何か不足していれば補う、つまり元に戻してから休むと。まさに、すべてを五感で捉えて判断する職人技での調整法です。
 イチローなどの打席で構えるまでの”儀式”は、よく例に挙げられますが、長嶋氏のような調整は、客観的に自分の状態のベストを完全に把握していなくてはできないことです。それをコーチに頼るのでも、データに頼るのでもなく、自分の身体だけで確認するわけです。つまり全身センサーのようであり、”野生の勘”と言われたゆえんです。そこでの手段は、特別なメニュや方法を使うのでなく、ただ素振りなのです。

2013年8月15日 (木)

本の整理 お知らせ

ロビーに本「高校野球あの記憶」と、「日本戦後史」を追加し、整理しました。是非、活用ください。

声レッスンの感想 K

1.ボール投げの要領で声を出すと、自然な息も流れるし、声もよく乗る感覚がありました。
思っていたより勢いがあるのだとも感じました。
2.頬に手を添えて声を出すと、声が集まって前に出る感じがありました。
3.上半身を前に下げて肩甲骨を回す体操をすることで胸が開き、余計な力が抜けました。(SZ)

「100分de名著」 TVお勧め R

確かに100分では無理がありダイジェストでありサーッと通りすぎて行くだけになってしまいます。
しかし昔、苦労して読んだ書物の復習になり、そういう意味だったのかと今頃になってわかったりします。最近ではフランクル「夜と霧」・夏目漱石「こころ」・「老子」・トルストイ「戦争と平和」。「老子」は読んだことがありませんでした。
4回目の最後の日に「朗読ダイエット」のドリアン助川さんがゲストでしたので興味深く拝見しました。お名前は知っていたのですが作詞家で詩人のドリアンさんはこざっぱりした爽やかな方でした。カルチャーでも「老子」の講師をなさっているそうです。「天才バカボン」の漫画を例にあげ「無理は無駄なのだ」見せかけの行為はするなと。
大自然のリズムと呼吸を合わすということ等老子の言わんとすることをわかりやすく教えて下さいました。ですからこの部分に関しては印象深く記憶に残りそうです。(FZ)

当てになるヴォーカル V030

作曲家やプロデューサーは、ヴォーカルのフレーズでのデッサンを当てにしなくなった。いいや、もともと当てにしていません。アドリブ、スキャット、即興もありません。形だけ合わせる、そんな歌には未来はありません。
 海外ではオリジナルのフレーズに対し、トレーナーがより応用技を伝えていますが、日本ではその前にフレーズを、音色を、さらにオリジナルのフレーズを養成するところからやらなくてはいけないはずです。いえ、そういうことであることを気づくところから必要です。そうでない限り、今のまま、いくら海外のトレーナーについても真の実力としては大して変わることはないのは、その声からも明らかです。ヴォーカルとしては通じず、トレーナーとしての肩書として使うだけのものなのです。

2013年8月14日 (水)

赤ちゃんの脳研究 お知らせ

TEDのパトリシア・クール(ワシントン大学)をごらんになりましたか。
6~8ヵ月に加わる2ヵ月がとても大切、音だけ、ビデオだけではだめ。人がいないとだめ。社会脳の必要性を説きます。
脳磁場の変化でわかる脳の発達、そのセンサーはすごいです。
言語、感情での研究が驚異的に進んでいるようですね。
臨界期は考えられているより早く、バイリンガルの優位も明らかになりましたね。

歌レッスンの感想

1.初回のレッスンでもあくびの練習をして家でもやっておりましたが、まだまだ口の中を大きく開けられずにいて、今回、あくびの口の重要性に 再度気付き、今週も毎日練習しています。練習以外にも自然にあくびが出た時に、「あっ、今の形!」と思いながら何度もやるようにもしていま す。
2. 口の形を変えないで音階を上がってゆく練習も学びました。なかなか自分では気付かずに過ごしてしまうことですが、繋がる音の1つ1つの音質を 変えないためにも口の形を変えてはいけないのだと気付きました。
3. 舌を動かさない練習を毎日やっています。舌が無意識に動いているのは以前から気になっていましたが、動きを止められずにいました。舌を上の歯 の裏に付けてエーの音で発声する練習をやっています。
4. 背中を上下に引っ張るようにして、背伸びする感じで声を出すと以前よりよく声が出るみたいです。これから取り入れます。
発声練習は気を付けながらやっていて上手くできたかなと思ってはいるのですが、歌の練習になると、自分の癖で歌ってしまうのは変わらないよう です。
舌もペラペラ動いていますし。なかなか歌にまで成果は出ていませんが、気長に基本を勉強してゆきたいと思っています。(SI)

カラオケとヴォーカルの関係 V029

日本独自のカラオケ現象は、アジア、欧米にも広がりましたが、つまり、ヴォーカルのつくりだしていく音の世界にそってプレイヤーが音を動かしていくというセッションが成立していないのです、なぜ、カラオケというかというとヴォーカルが歌っていても歌っていなくても伴奏は進行して、終わりまでいくからです。これはポップス歌謡全盛の60年代、すぐれた作曲家が編曲、アレンジして、歌手に伴奏をつけていたときに、相当、耳障りにバックの音が入っているのでもわかります。トータルプロディースとなり、ヴォーカルの力に全く頼らなくなっていったのでしょう。それだけの力がヴォーカルにないのか、今も昔も、まわりの人の才能を引き出し、果ては、ハイレベルなカラオケ機材まで生み出したのは、私の立場からみると、皮肉で残念なことです。

2013年8月13日 (火)

お弁当屋さん お知らせ

いつもお昼には移動販売も含め、まえの通りにお弁当が売られているのですが、お盆だからでしょうか、規制強化のせいでしょうか。今週は、みかけませんね。

声レッスンの感想

1.声量を増やすための喉の使い方
2.自分が高音のほうが出しやすいこと
3.胸郭を意識すること
喉や呼吸を意識しながら歌うようになった。
筋トレもヤル気がでた。(TU) 

スタッフの力 V028

日本において、歌手とまわりのスタッフの力の弱さは、今だに日本の歌手が世界に出られない最大の要因です。好きに楽しく歌えているヴォーカルに気づかうばかりに大切なことを伝えられていない。これは、プロデューサーからバンドのメンバーまで、私は、「本音で言ってあげて」とお願いしてきました。海外のように、まわりが皆歌えるなかで絶対的なものをもつ存在としてしか成り立たないのがヴォーカリストであれば、ミュージシャンレベルで厳しくレベルアップが問われます。声=音の世界でのデッサンとして演奏力が問われるはずです。
 しかし、日本ではけっこうなレベルのプレイヤーでも、歌や声には無知なことが多く、本当のアドバイスはもらえません。大体80パーセントはのり(リズム)、ピッチ(音高)だけの注意という情けない状況です。声を音として、音楽として聞く訓練がないのです。
 これは当のヴォーカリストにもいえます。まわりはヴォーカルよりも先に音楽の世界をつくって、そこにヴォーカルを当てはめようとします。そのために予定調和、悪くない作品になってもベストなものになりません。

声優は使わない発言[論1-1]

Q.宮崎駿監督の声優は使わない発言やホリエモンの「声優ってスキルいるの?」にどう思われますか。

A.私に聞かれても、ですが、話題になるのと問題提起になればよいのではないでしょうか。私のところにも、全く別の縁で宮崎駿監督と知りあったら、主役級の声をやってくれを言われて、声優としてのキャリアなく出演したという人が、その後、レッスンにいらっしゃいました。糸井重里さん、立花隆さんに、今回は庵野監督。たしか、木村拓哉さんなども「ハウルの動く城」で出ていましたね。監督の特権であり、また、その作品の責任者なのですから、作品としてどうみるかということでしょう。役者、声優において作品のイメージがかなり変わるのは確かです。
ただ、声優を使えない理由として「女の子なんかみんな『わたしかわいいでしょ』みたいな声を出すでしょ。あれがたまんないんですよ」と言っていたことや、堀江貴文氏が「声優ってそんなにスキルいるの?(って身も蓋もない話もあるし)」というのも重なり(2013,6月)、庵野監督の素朴な語り口が話題を大きくしたのでしょう。ちなみに、アニメ声の嫌いなアニメ監督で、タレントや役者を使っているケースはけっこうあります。

2013年8月12日 (月)

雷対策

猛暑がつづくと、雷とスコールのような雨が見舞われます。雷対策は、ひざをかかえて姿勢を低くし、足はくっつけるそうです。
足を離すと体内を電気が走るし、伏せると近くにおちたら最悪だからです。
大きな木などの下やそばはもってのほかです。お気をつけください。

「『朗読』オーディション」報告 レッスン効果

ホールで、譜面台とマイクを使用して行いました。リハーサルで、舞台から200名入るスペースに向いたとき、練習の時にはまったく使わなかったマイクを使うか否か迷ったのですが、ちょっと不安でしたので。
袖から中央まで息と準備を整えながら歩き、正面をむいて客席をZに見回して、客席の顔のみえるワークショップの発表会のときとは違う暗い客席に一瞬とまどい、けれど客席の緊張感のある雰囲気にうながされて読み始めました。客席の集中力と自分の緊張感とのせめぎ合いの中を読み進める感じでした。物語の中の、「方向」や「空間=空のイメージ」は自宅の部屋よりも広いホールの方がつかみやすい感じでした。そして、5か月近く練習したことはあっというまに終わってしまいました。
感想を下さった方は、なぜか、私の声が気になったようでした。
そして、後から友人が送ってくれたうれしく・素敵な感想もって報告を終わります。
「堂々として、朗読、よかったですよ。切なかった。命を削って生きた、宮沢賢治の人生観が素敵でした」(AW)

歌レッスンの感想

1.今後のレッスンの進め方
 ・体の使い方と発生にプラスしてメロディを使って体感することもやっていく。 
2.踵にのるトレーニング
 ・普段歩く時もこの形で歩く。足の裏は丸く。
 ・支える足は棒のように直線にして背中につながる。
 ・背中とおしりはなるべくくっつける。
 ・お腹は出さない。お腹を出すと背中がそってしまう。これはいけない。
3.ドレミファソファミレド(ラレラレラレ)
 ・響いている場所はもう少し下。
 ・高い音の時にチャイーンと下へ行く
 ・低い音の時にチャイーンと上へ行く
4.大きなのっぽの古時計
 ・最初の「お」が上がってしまった。ずっと上げない。場所から上げない。下げる。
 ・丁寧に行く。
 ・大きな のっぽの 古時計
 ・準備する。ふっふっと降りていく感じ。
 ・最後の「古時計」は上がっていくのではなく、掘っていく感じ。
  響いている場所から離れない。
ハワイアンのNa Vaquerosを歌う時に、結構高音なのだけど、今回学んだことが自然と応用できて、下におろす不思議な感じで歌った。高音だけど力強い感じで、この曲としてはぴったしだった。(MR)

2013年8月11日 (日)

熱中症にご注意を! お知らせ

熱中症かもしれないと生徒さんからお休みの連絡がありました。今年は特に暑さが厳しいので、研究所でもできるかぎり、こまめに温度計をみながら、調整しています。皆さんもお気をつけくださいね。

『体を割って使う』武術  お勧め<その他>

武術研究家 甲野善紀師範の『体を割って使う』武術

既に相手の剣で手元を封じられ、通常なら対応ができない危険な状態にもかかわらず、師範の腰から抜けた刀は何の妨げにも遭わず、スラリと抜けたかと思った瞬間には、逆に相手の正中線を斬っている。
師範曰く「普通に右手で鞘から刀を引っこ抜こうとすれば、その瞬間に動きを捉えられ、右手は切り落されます。手を使わず、上半身を左右に割って、互い違いに使えば、相手はこちらの動きを捉えられず、逆にこちらの刀が相手の正中線を抑えることができるのです。これは他のどのような武器を使っても、或いは武器を持たない体術(又は柔術)でも同じです。最近では、この武術の動きを、従来大変な重労働と考えられてきた介護術にも応用することで、介護者の負担が大幅に低減できることがわかってきました。」
体の一か所に偏らず、体全体が個別に、しかも一度に動き、それが一つの調和になった時、相手に見えない自然な動きとなる。それこそが古の達人たちの術だったと考え、それを究極の目標とすべく、甲野師範は今日も武術の真の姿を追い求め続けています。(YD)

声の感じ一つで説得力が変わる

話し声での大切な要素は、声の調子、高さ、強さ、やわらかさ、その心地よさなどです。
 ただの大声ではよくありません。発声での表現は、メリハリとスピードといった抑揚での変化でみせていきましょう。
 しかし、その根本に、他の人とあなたを区別する、あなた自身の声というのがあります。いわば、あなたベースの声です。楽器でいうと、まさに演奏技術のまえの素色ということです。

歌のドライビングテクニック V027

発声から歌唱を車の運転と思ってやりましょう。プロでも日本では、急アクセス発進、急ハンドリング(ステア)、そして急ブレーキです。これでは音楽的に心地よくありませんね。
 ちょっとした踏み込み、キーピング、終止の仕方で歌は天地のように変わるのですから、ドライビングテクニックでいうなら、車体感覚をもつことです。自らの体に置き換えて、しかも丁寧に体を扱ってあげることです。愛や恋を歌うのですから当然のことでしょう。
 丁寧に丁寧に、でも、そのようなところから始めるとよくありません。ハンドルやフロントガラスに目を近付けた危険な運転となりますね。ですから、教習所でも姿勢から教えます。本当は、そのための姿勢保持、筋肉、集中力などがいるのです。F1と言わずとも、レーサーと買物のためのドライバーは、求められるレベルが違います。そういえば昔、私はよく「レーサーになるのに、ずっと教習所に習いに行っても何にもならない」と言っていました。求めるレベルは高い方がよいのですが、運転は実用に応じたレベルの習得でよいのですから、そこは大きく違います。

2013年8月10日 (土)

猛暑日 40度超は6年振り お知らせ

四万十と甲府では、とうとう40度を超えました。 

声レッスンの感想

口を縦に開ける。口蓋を上げ、あくびの時のような空間を作る。
口が横に開く癖があり、高音を出そうとすると特に頬が力んで口が開きにくくなっていた。一音一音あくびの形を確認しながら発声をすることで、音の当たり方が変わったり、それによって今までより楽に口を開け、響きのある声がだせるようになった。
意識しなくても、口蓋が上がり、縦の口ができるよう練習をする。 (MG)  

くり返していくこと

「もうわかったから、いいかなと思いました」、ということをおっしゃっている方がいました。「わかった」、という自覚がもてたのは、とてもすばらしいことです。しかし、そこにとどまらず、体で覚えるために、繰り返し強化していくことで、声の幅が広がっていくのです。いろんな、歌手の歌を聴いて、イメージして、練習していくと、どんどんよくなっていくと思います。また、これで終わり、ということがありません。(♯Ω)

つながりフレーズ感 V026

よくA、A’、B、Aの基本パターンフレーズで(それぞれ8小節くらいで8×4行)のときにプロや外国人がA’からBをノンブレスで続けて、Bの途中でブレスを入れて盛り上げるパターンがありますね。それを聞いてまねてやるとよくないのです。その形をとるのではなく実=身として呼吸が余裕があるから感情の盛り上がりでつながってしまうのです。それが即興であるべき歌の表現というものです。
 それをA-A’、A’-B、B-Aでもやってみてください。つまり、ブレスの位置を1つすらも、音の流れをもっともよいところにしてそのことを知るのです。
 1曲として、1コーラスとして、どのような動きをしているかを歌詞を抜いて、しっかりと併行していく。そのために、コンコーネ50などを母音や子音の一音、ハミングなどで歌っておくようなことは基礎の基礎となるのです。

2013年8月 9日 (金)

泉谷しげるさん アルバム発売 お知らせ

泉谷しげるさんの「昭和の歌よ、ありがとう。~美女は歌い、野獣は吠える!~」が8/7に発売されました。
昭和の名曲をカバーされていらっしゃいます。

歌レッスンの感想

腹式呼吸の習得。日常でも姿勢を意識する。
真直ぐな姿勢を保ち息を声にする効率を上げること。口を大きくタテに開け、喉を開いて共鳴スペースを作ること。
イとエの発声時特に気を付けて子供のような歌唱にならないようにする。音を繋げて歌うようにする。(SO)

分解と再構成(「マック・ザ・ナイフ」) 渡辺えり子さん V025

私としては、ソロのプロでありたいなら、出る杭は打たれる合唱団のようなところからよりも、ステージを独自に牛耳ってきた人の方が早いのも知っています。歌手も今や、企画、演出、アレンジ、デザイン、スタイリストからメーキャップアーティストまで兼ねる存在なのです。演出家なども案外よい歌を歌います。たとえば、渡辺えり子さんの「マック・ザ・ナイフ」は、日本語の歌詞も含めて日本では最高級なものでした(エラのコピーでありましたが)。
 さて、音楽としての構成、展開を実感させるには、自らその曲の作詞、作曲、アレンジャーになることです。他人の曲でかまいません。次のような手順でぶち壊し、いえ、分解してみてください。
 まず、テンポを2倍にして、息継ぎの回数を半分以下にします。Aメロを一フレーズで捉えて感覚します。そう、8×4小節くらいを4~8回のブレスで歌っているのを1~2回でできるスピードにするのです。すると、全く違う音の関係やつながりが感じられるはずです。本当はそのくらいのロングブレス、ロングトーンに対応できる呼吸を養いたいので、そのためにもよい練習です。

2013年8月 8日 (木)

緊急地震速報誤報 お知らせ

今日は五時前に、緊急地震速報が発令され、レッスン室にも届いたため、一瞬、みんなに緊張が走りました。

甲子園が開幕しました。

ガソリン代が160円越しました。

声レッスンの感想

1.呼吸はおへそから口まで、つながっているイメージの中で吸ったり吐いたり。その延長で「Ho」のスタッカートをしたら、それだけで自然な声が出たとのことでした。まず、この発声が出来てから、もっと強く歌うなどの練習ができる。
2.あくびの口、その中に卵のイメージ。卵を意識して、ほっぺたをへこませすぎると力が入ってしまう。今日のあくびの口でちょうどよい感じ。
3.いろいろな注意点に気を配りすぎると、どんどん不自由になってしまう。そうなったら、シンプルに考えて行く。(KR)

「カルテット人生のオペラハウス」 お勧め映画

以前に「題名のない音楽会」で紹介されていたヴェルディがミラノに作った音楽家達の養老院にヒントを得てダスティホフマンが監督をした。映画の養老院は林等がある広い素敵な庭があり、建物も立派で食事が美味しそう。お金持ちが入れる養老院だ。認知症があったり、いろいろな老人の問題や事件を色っぽい介護士が面倒を見ながら日常が過ぎていく。主なストーリーは「椿姫」のリゴレットのカルテットを往年のメンバーで復活するということだ。ただ、これは宣伝でも決して言っていないことだが最後の発表の日、建物を遠景にしてリゴレットが聞こえたが4人の舞台姿がないことだった。「それはないでしょ、ダスティン・ホフマンさん!」それを楽しみに最後まで待っていたんでしょ。この4人は俳優でクラシック畑の人ではないようだが他の出演者(老人)は演奏家がほとんどだった。オペラ通の友達によると吹き替えの口が合わないのではないかと言っていた。会わなくても緊張や喜びの表情を見たかった。これがありきたりでない粋な演出っていうものでしょうか?しかし色々なオペラの曲が挿入されていて娯楽作品として楽しめた。
(FZ)

フレーズでつなげる 役者の歌 V024

 形を歌わないため、演じて形にならないために、それを実として身につけて出すには、全てをゼロに戻して再構成する必要があります。

 

 個性の強い歌い手は、役者のように自分を中心軸として、歌を再デザインします。自ずとそうなるのです。

 

 しかし、日本では、役者は音楽性で徹底して欠けることが多く、特に全体の流れの構成、展開を無視して、自分の呼吸で音楽の呼吸を妨げる、つまりは、強味であることばとその感情の力で、力づくでステージを成立させてしまうことが多いのです。それは後に述べるリピートの効果を損じます。つまり、背景の絵を台無しにしてしまう、いや、もっと楽にたくさん伝わる効果があるのを、一人よがりに全てやろうとしてがんばってしまいがちなのです。そこが、フランク・シナトラやイヴ・モンタンのように完全な両立をなしえた人との違いです。

 

 これはレッスンで大きく変えることができます。なぜなら、表現力の基礎があれば、力の配分を加減すればよいからです。その前に声楽で高音域のマスタ―をしておくことが必要になることが多いのですが、声そのもののコントロール力の問題です。

2013年8月 7日 (水)

海上自衛隊の初の歌い手 お知らせ

海上自衛隊の東京音楽隊で三宅さんの歌手としての活躍がNHKで放映されました。もう4年にもなるのですね。

歌レッスンの感想

1.下腹をしっかり意識すること。
ほっぺたを緩ませて脱力すること。
歌はフレーズの意識をしっかりし、頭のてっぺんから声が出る感じで声が前に落ちないようにする。
2.下腹がまだしっかり意識できていない。息を入れる準備が遅い。
胸が脱力できていない。ほおの脱力ができていない。
フレーズの意識が足りない。
3.唇をプルプルする練習をもっとして、胸に力がはいらないで下腹を使えるように体で覚えていく。
フレーズの意識。相手に届く声を意識する。(AO)

観客の主役化 A005

 主役交代、観客が歌う側に、ということでカラオケの影響をとりあげましたが、ピンクレディのステージではステージよりも観客席でのパフォーマンスが、親子でみにきて一緒に歌い踊る、まさにディスコやクラブのようになっています。オタ芸の世界的普及こそが日本発のアートだと私は看破しましたが、アジアはいうまでもなく、アメリカ、ヨーロッパ、ロシアで、つまり世界中でオタ芸の振り付けをコピーする若者たち?がいる。これは大したものです。日本のステージは欧米のコピー、観客のノリまで欧米のファンをまねしていたのとは、大きく違うのです。

 

 もちろん、これは歌手や歌の力ではなく、クールジャパンという今の流れ、日本のロリコン文化、アニメ、マンガ、ゲーム、コスプレファッションなどの世界への波及の延長上なのですが、あえて区分けすることもないでしょう。TVで放映される、日本のマンガの主題歌が日本語のままで、それで、つまり歌詞を日本語で覚えた外国人ファンも少なくないのです。私の研究所に歌手、俳優より声優が多くなりつつあるのもわかります。

相似形その2 V023

 ある形からフレーズとして出てきたものを+αとすると、この+αが出てくるルールのようなものがあります。その+α(私はニュアンスとよんでいます)が、いつどこに出るかをみておきます。最下層でいくつか出たところを結んだ形を?とします。すると、この+αが(1,2,3,4)の上位のⅠ-Ⅱ-Ⅲ-Ⅳにも表れていることがあります。1行のなかの3つめのことばが起承転結の転というのが、1段落4行でも3行目が転で働く。それがⅠ~Ⅳ番まであれば3番めが転じる役割となるなどというのと似たようなものです。
 そのリピートと複層的なレベルでの2ステップ、3ステップと次元の違うところの相似性が、意味をもって聞いている人にせまるのです。転じた後、4つめにAメロに戻ることで安心感、落ち付きをより深く打ち出すというのとも似てもいます。

2013年8月 6日 (火)

グループレッスン開始 お知らせ

最近、プロダクションから「グループのレッスンができないか」という問い合わせが増えてきています。そのため、特別な体制を整えましたので、これまでソロでお断りしていたプロダクションや合唱、ゴスペル、ハモネプ、バンド、デュエットなどの方などは、ご連絡ください。(ただし、グループ単位での申込みに限ります。他のグループへ参加はありません。)☆

声レッスンの感想

1.口を縦開きにする
2.息を吸うときも、縦開きの口の形を保ったまま、大きくあくびをする要領でゆっくりと行う
3.低音部を発声するとき、あたかも胸に口があるかのようにイメージして、胸が振動するような出し方をすると出しやすい
4.声を出すときに、腹や横隔膜のあたりに無駄な力が入らぬように体を伸ばすようにする。そのための補助動作として発声をするときに両腕を上下に分け開く
5.以上が学んだ内容で、以下からは私の感想・反省点です
a.息をゆっくり吸うことはとても大切だと思いました。速く吸おうとすると、どうしても口周りや胸・腹などに力がはいいってしまうし、喉も開かないようです
b.また口を縦開きにしたまま息を吸うことも重要だと思いました。口周りが横方向に弛むと喉も狭くなるし体も後ろ方向に引かれてしまうようなしまうような気がします
c.何か一つのことに気を向けると他のことが疎かになってしまいます。徐々に多くのことに気を配れるようにしたいと思います
d.両腕を上下に分け開く補助動作は、確かに腹や横隔膜周辺が開く感じがして有効だと思いました(MD)

曲全体の構造 V022

 曲は、一例としてⅠ(1,2,3,4)、Ⅱ(1,2,3,4)、Ⅲ(1,2,3,4)、Ⅳ(1,2,3,4)で1番とすると、これが3つで3番までとなるのです。つまり、このケースでは4×4×3です。4というのは起承転結として1つのブロックです。手紙などの文章と同じように、そこにはそれぞれのもつ役割と、伝わりやすくする工夫が入っているのです。これをさらに細かⅠ(1,2,3,4)のⅠ(1)を取り出すと、ここにも4つのワード(小節)a-b-c-dが入っているのです。(数え方では8つともいえます)すると上記の1番は4×4×4=64となります。そして、ⅠのなかⅠ-Ⅱ-Ⅲ-Ⅳのなかのそれぞれに1-2-3-4が入り、またそのそれぞれにa-b-c-dが入るという3重の相似構造になるわけです。この形を図示してみるとトーナメントのような形となります。

2013年8月 5日 (月)

声優の山寺宏一さん お知らせ

NHKようこそ先輩「モノにはみんな声がある」では、七色の声をもつ、1000人以上の声を演じてきた声優 山寺宏一さんの授業でした。
「聞こえない声を想像してみよう」がテーマです。プロに負けない5年生たちのは見事でしたね。彼のは、高-低と、こもった(太)-ひらいた(細)の2つの軸でした。☆

レッスン効果

上手にできたときは、心身が解放されるように感じました。心地よい感覚でした。(MO)

後半に行った1オクターブのスケールが楽に出せました。
今までより、音と音の幅がせまく感じ、これで1オクターブなの?という感じでした。(HM)

歌レッスンの感想

1.キーが下がったからといって音色まで変えてはいけない。
2.お腹以外に息を入れない事を徹底するのがベター。肩があがるような呼吸はサビなど息をたくさん吐く箇所で苦しくなる原因。
3.フレーズに対して事前に、意識の持って行き方・体の使い方・高いキーならスピードも要る、など準備することがある。
課題:身体と声が繋がってない感じ・身体を未だ楽器として使いこなせていない感じ、という指摘があった。
一音一音ボールを投げるように歌えば、張りがでる。(BB)

俳句、短歌のような日本の歌唱論 V021

私が日本人の歌唱力からみて(ポップスですが)半オクターブ、30秒(Aメロ、4×4=16小節くらい)にする、「俳句、短歌のような歌唱」論を提唱したのは、そこまではヴォイトレで自然にことばと音楽が一致するレベルの声をつくれるし、処理もできるとわかったからです。なのに、その基礎もなく、2オクターブ、ハイトーンまで使うから、いつまでも声が育たないのです。歌が特殊技術になっていて、それを追いかける人ばかりになってきたことに警告をしてきたのです。が、ますます、そうなって歌は世につれなくなってきました。若い子に昔の歌がカバ―されているこの頃の風潮も、こういうことからなのでしょう。学校でのレコード鑑賞や唱歌は、ある時期、日本のためになっていたと思います。しかし、今は誰もがすぐにつくれるし、公開できる時代なのです。となると、つくるために学ぶというところからの観賞にするべきです。

2013年8月 4日 (日)

「島の先生」 お勧めTV

NHK土曜ドラマ「島の先生」 仲間由紀恵主演

鹿児島県奄美諸島の美宝島の学校には、各地から問題を抱えた子供たちが留学してきます。都会の学校で、受験や、人間関係に悩み、傷ついた子供たちです。
そんな子供たちは、里親の文三(石坂浩二)の家で生活しながら、千尋先生(仲間由紀恵)の授業を受けて学びます。大塚校長(左時枝)、文三の息子彰芳(井浦新)、出産を控えた彰芳の妻奈美子(青山倫子)など、周囲の温かい大人たちに見守られながら、子供たちは家族のように、助け合って生きてゆくことを学んでゆきます。
かつて「ごくせん」でヒロインの熱血高校教師”ヤンクミ”を演じた仲間由紀恵さんが、今回は自身も辛い過去を抱えながら、子供たちを優しく労り、それでいて自分の力で生きてゆけるように育ててゆく、慈愛溢れる教師を演じています。
その他にも、温和な中にも深い見識を備えた里親文三を演じる石坂浩二さん。
かつて時代劇「逃亡者おりん」のヒロインを演じた青山倫子さんが、これから経験する出産後の育児に不安を感じながらも、里子たちを我が子のように可愛がる優しい女性奈美子を演じたりと、キャスティングも見どころ満載です。
きっと、観ている私達に、素直な心を取り戻させてくれる、そんなドラマだと思います。(YD)

自分の中での声の感じを変える方法

 次のようなことを意識して声の調子を変えてみましょう。
0.姿勢で変える
1.呼吸-長短  声量 長い-短い
2.声帯-高低(周波数・声域)  声が高い-低い
3.共鳴(母音)-大小(声量) 声が大きい-小さい
4.発音(子音)-滑舌音 発音がはっきり-あいまい
5.表現-速遅(強弱)、声のトーン

 話し方もそこで使う声も本来、無数にあるものです。声の使い方は後で、文例と一緒に覚えていきましょう。
 まずは、とっさにある声を出せる状態をイメージして出してみてはどうでしょう?
 芸能人やアナウンサーは発声や発音の訓練を積んだ声のプロです。自分の声を録音して、彼らの音声と聞き比べてみると上達が早まります。

相似形 V020

私がいろんな歌唱の構造がみえたのは、楽譜の研究、いや、楽譜にこじつけて、すぐれたヴォーカルたちに歌唱の解釈や創造したなかのよしあしの判断の基準を理解、納得させたことによると思います。シンガーソングライターがつくった曲を分析すると、作曲家とは違うおかしな点がたくさんあります。しかし、それがシンガー特有の呼吸や声の特質からきている。特にコード進行にのせて楽器でつくる人より、即興型(鼻歌型)の人はその傾向が強いことから、少しずつ、その意味をていねいに読み取っていったものです。たぶん、本人(シンガーソングライター)は、そんなつもりもなく、つくれてしまった。それでよいと思うのです。Aメロ―Bメロ―サビでのBメロ(日本人の歌の特色の出るところ)の研究もずいぶんと、得るところが大きかったです。
 海外の曲などは4呼吸くらいでつくられ歌われていたのに、日本では4×4×4=64フレーズでカバーしています。力量の差が呼吸に出ます。日本でも昔は4行くらいで3番までの曲が多かったので、それは日本人の呼吸に合っていたと思うのです。

2013年8月 3日 (土)

イベントの司会頑張って お知らせ

チャリティーイベントに参加し司会を担当されるKKさん。
原稿持参してレッスンに望まれています。

声レッスンの感想

丹田と背中を意識して、背伸びしなくても深く呼吸できるように。
ポジションを下に。
いいいい ええええ あー
階段を登らず、丸く
んーんーんーんーんー 5段階
まめまめまめまー
下を安定させるといい声が出る
大木の下を意識
息も下に出すような意識で発声すると深い呼吸がやりやすい、低い声で練習!(OM)

「ぐっときました」

この研究所で学びたいと、遠方から通われている生徒さん。目標を掲げ、そこに向かって真摯に歌に取り組まれています。
先日、以前習っていたピアノ先生の発表で歌を見てほしいと申し出があり、その曲のレッスンを行いました。
本人から、YouTubeのように最後の部分(黒人女性が曲の最後を息を混ぜて歌っている)が歌えなくて悩んでいると相談されたので、「1週間後にベストな状態で歌うには、Copyではなく、今の貴女の良さ・できる事をしっかり出すこと。」とアドバイスしたところ、「心に響きました」と涙ぐむ姿に、私の方もぐっと来てしまいました。本番どうだったか聞くのが楽しみです。(♯μ)

ヴォイスナビ集 V019

フレーズのつくり方をギターやベースのフレーズナビ集のようにつくったことがあります。いくつものシャウトやアドリブを中心にしました。特にスキャットについて、数多くのパターンをマスターしておくと応用がきくと思ったのです。これは、歌唱に近いものがわかりやすいのですが、あまりうまくくつくると、マイケル・ジャクソンの歌をコピーするのに似て、却ってよくないと。発声上も応用をやるより、基礎をやるべきで、それをまねすべきでないということで中止しました。ゴスペルなどをやめたのと似ています。
 確かに音楽やダンスを日常のなかで自然と楽しみ身につけてきていない、大半の日本人に対して、それを体得してきた人、外国人などは、「まずは音楽を楽しみ、感じることから始めましょう」となると思います。それは当然のことで、全くもって正しいとは思います。ただ、パフォーマンスを楽しむにも、日本人は覚悟がいるのですね。ですから、皆と一緒にスタートするのは、とてもよいのですが、個人としての能力がないとそれは、教えてくれるスターが一人いただけで、他の人は少しも前に進んでいないのです。
 自分が楽しむのと、人が楽しむだけのものを自分が出すのは全く違います。ところが、日本では彼らが言うのと同じように、「自分が楽しんでいないと、見てもいる人楽しくならない」というのが、「自分が楽しめばみている人も楽しくなる」となってしまったように思えるのです。

2013年8月 2日 (金)

「風立ちぬ」 お知らせ

「天空の城ラピュタ」がテレビで放映されていますが、新作の「風立ちぬ」が7/20~全国ロードショー中です。

歌レッスンの感想

1.おながが使えていない
もっと舌で支える。そこまで息が入らない。支えられないから、あごで支えたり、力んだりしてしまう。
お腹から上は飾り。お腹で支えていれば不明瞭な発音でも通じる。あごや口でなんとかしようとしないこと。
おなかをつかって喋る訓練をする。
おなかで全てをコントロールできるように。
2.準備不足
最初ので出しで支えが間に合っていない。しっかり前拍から準備をする。遠いところにハンカチを落とすイメージ。
3.音を落とさない
支えてから軟口蓋をしっかあり開けて音が抜けるように。
おなかを使えるときと使えないときの違いがわかるようになりました。
テンポやリズムの意識がたりず、次のフレーズに間に合っていないので、次のフレーズも頭に入れながら常に準備してからフレーズに入れるよう意識をしたいです。(TN)

ヴォーカルのフレーズ V018

細部にいろんな動きが出るのはよいことですが、それが、フレーズの線に対してどのように働きかけているかが大切です。しかも、作曲家やプレイヤーの描く基本線は当然ふまえた上でそれをそのままなぞるのでなく(それは楽譜に正しく歌う音大の入試やよくある合唱団レベルでの歌いこなしになり、きれいでうまいだけのものとなりがちです)そことセッションしていくのが、ヴォーカル、いや、歌というものです。
 そのときの変化、創造したものの評価は、ずばり、その人の呼吸にのっているのかということです。大きくはみ出させるのなら、その前に大きな呼吸が必要です。それがないと不自然、形だけがいかにも狙ってそうしたのがみえてしまい、音楽としてはぶち壊し、素直に歌うのより悪くなるのです。しかし、歌に飽きてきた客などはそういう形だけでも出ると声を出したり拍手するのです。

2013年8月 1日 (木)

集中豪雨 お知らせ

集中豪雨お見舞い申し上げます。

声レッスンの感想

1.呼吸法で、最後までしっかり吐くこと。
2.物を投げる時と同じ踏ん張りで歌う。投げる動作をしなくても同じ感覚で。
3.長めの息で巻き舌を練習していくこと。
呼吸法でしっかり吐けるようになってきた。これを歌に反映できればと思いますが、まだそこまでは出来ていません。(NI)

「桂歌丸独演会 」 お勧め

さらっとしていて、テンポよく、聞きやすかったです。余計なことを考えずに最後まで聴けたのは、芸の力だと思います。素直に楽しかったです。「紙入れ」のおかみさんのくだりは、女性の表情・しぐさに見えました。「ねずみ」は最後の下げをちょっと言いよどみ、ご本人は間違ったと思われたようで、改めて小噺で納めとなりました。ライブならでは、でした。(KR)

楽譜のビジュアルライズ V017

歌の解釈については、私も最初は、雑誌の連載で、次に通信教育でやることになったわけです。しかし、本質的なことを伝えようとすると、ほとんど詞の捉え方の深さを語ることによって歌心を伝えることしかできませんでした。文字では限界があります。レッスンのなかなどでホワイトボードに図で表したり、様々な工夫をして何とかイメージを伝え、そのうち、長くいるメンバーとはイメージを共有できるようになるのです。歌詞か楽譜にいろんな曲線を入れて、あなたの歌い方と、そこから変わってよくなる可能性のあるところとに線を引いたり、一言、一字ずつに○△×をつけたり、一字(一音)でもその入り方、キープ、終わり方(抜け方)で○△×をつけたりすることもあります。もはや部分を丁寧にみることでは職人の域に入ったと思っています。これは、コンダクターの個人指導なのでしょうが、きめ細やかすぎるヴォーカルアドバイザーといえましょう。しかし、細部にいたる中をみるのと同時にフレーズや全体の流れをみているのです。

« 2013年7月 | トップページ | 2013年9月 »