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2013年8月27日 (火)

トレーナーの一人よがり V041

トレーナーが、指導に慣れて慢心してしまうこともあります。舞台などで抜擢されて大役などにあたると、そのようなことは起きやすくなります。
 ともかく、レッスンと自分のステージを両立させるのは、かなり負担のかかることです。
 ここでは、私や他のトレーナーの制限下で、完全には自分の自由に生徒を導けないのですから、いろいろと不満が出てくることもあります。
 特に複数のトレーナーを一生徒につける、ここのやり方については、声楽の先生というのは、大まかにいって大抵、反対でしょう。一人の先生から学ぶ方がわかりやすいし、混乱しません。そこで「言われたことができたら、そのまま評価する」というのは、プロセスとして順当に思えるからです。
 本音でいうと、どのトレーナーも自分の判断、メニュ、方法が「正しい」と思っています。他のトレーナーがついて、自分と異なる見解、違う判断、メニュ、方法をとるなら「間違っている」と思うものです。他のトレーナーのレッスンが、自分の指導の効果を損ねたり、台無しにしていると思うこともあるでしょう。
 ここでは、これらのトレーナー間での問題を扱っている私のような調整役がいますが、普通はいません。そのトレーナーにつくか、やめるかだけでしょう。やめても次のトレーナーが自分にとってどうなのか、わからないままに続けます。そして転々とする人もいます。
 その判断がつかないまま、いや、違いにさえ気づかずにレッスンを続けたり、トレーナーを変えたりしなくてはならないのは、不安、かつダメージの大きいことです。

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