« 「風立ちぬ」 お知らせ | トップページ | 「ぐっときました」 »

2013年8月 3日 (土)

ヴォイスナビ集 V019

フレーズのつくり方をギターやベースのフレーズナビ集のようにつくったことがあります。いくつものシャウトやアドリブを中心にしました。特にスキャットについて、数多くのパターンをマスターしておくと応用がきくと思ったのです。これは、歌唱に近いものがわかりやすいのですが、あまりうまくくつくると、マイケル・ジャクソンの歌をコピーするのに似て、却ってよくないと。発声上も応用をやるより、基礎をやるべきで、それをまねすべきでないということで中止しました。ゴスペルなどをやめたのと似ています。
 確かに音楽やダンスを日常のなかで自然と楽しみ身につけてきていない、大半の日本人に対して、それを体得してきた人、外国人などは、「まずは音楽を楽しみ、感じることから始めましょう」となると思います。それは当然のことで、全くもって正しいとは思います。ただ、パフォーマンスを楽しむにも、日本人は覚悟がいるのですね。ですから、皆と一緒にスタートするのは、とてもよいのですが、個人としての能力がないとそれは、教えてくれるスターが一人いただけで、他の人は少しも前に進んでいないのです。
 自分が楽しむのと、人が楽しむだけのものを自分が出すのは全く違います。ところが、日本では彼らが言うのと同じように、「自分が楽しんでいないと、見てもいる人楽しくならない」というのが、「自分が楽しめばみている人も楽しくなる」となってしまったように思えるのです。

« 「風立ちぬ」 お知らせ | トップページ | 「ぐっときました」 »

13)連載「ヴォイストレーナーの選び方」」カテゴリの記事