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2013年8月 8日 (木)

フレーズでつなげる 役者の歌 V024

 形を歌わないため、演じて形にならないために、それを実として身につけて出すには、全てをゼロに戻して再構成する必要があります。

 

 個性の強い歌い手は、役者のように自分を中心軸として、歌を再デザインします。自ずとそうなるのです。

 

 しかし、日本では、役者は音楽性で徹底して欠けることが多く、特に全体の流れの構成、展開を無視して、自分の呼吸で音楽の呼吸を妨げる、つまりは、強味であることばとその感情の力で、力づくでステージを成立させてしまうことが多いのです。それは後に述べるリピートの効果を損じます。つまり、背景の絵を台無しにしてしまう、いや、もっと楽にたくさん伝わる効果があるのを、一人よがりに全てやろうとしてがんばってしまいがちなのです。そこが、フランク・シナトラやイヴ・モンタンのように完全な両立をなしえた人との違いです。

 

 これはレッスンで大きく変えることができます。なぜなら、表現力の基礎があれば、力の配分を加減すればよいからです。その前に声楽で高音域のマスタ―をしておくことが必要になることが多いのですが、声そのもののコントロール力の問題です。

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