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2013年8月21日 (水)

息と声と言語 B001

 何年も経ったときに、そういう呼吸になってきたというふうにとれるものが導かれること。ここで息がこうなっているから、そのようにやるというのは、直接的なトレーニングですが、トレーニングとしては稚拙です。何か「深い息」だというのは、わかるでしょう。そういうのが身をもってわからないとできあがらない。
 最近、体と呼吸と発声などについて、喉と筋肉や骨からのしくみのことなどがよく紹介されています。私がひとつ距離を置いているのは、そういうことを知るのはいいのですが、身体能力としての声と言語なのです。日常における声の力の差は、言語の差から来ています。
言語というのは、伝わるでしょう。意味以前に伝わる伝わらないはわかるでしょう。
 ここもイタリア語やフランス語でやったりしますが、いずれは日本語に戻しています。それは、どんなに「アモーレ」と声が出るようになるのはいいが、それが伝わったというのは、生活していなければ、わからない。日本のオペラでもそこでずれていると思います。歌詞で「愛している」というのも伝わらないなら、それに代わる自分の言葉で言って、それが成り立つということ、それを歌が離してしまったら、伝わるわけがないですね。

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