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2013年8月18日 (日)

心理の分析 V033

野村監督は打つことよりも、まずは打ち取ることから、バッターとしてよりキャッチャーとして、相手の心理をみることを本質と捉えたのではないでしょうか。8×10の80にストライクゾーンを分けたのは、データをとるための手段です。これはトレーナーとしての「やり方」になります。
 次にどのコースにどの球種がくるかわかると、ほぼ、確実にヒットにできるのが、プロのバッターだといいます。つまり、現場での本当の勝負は心理戦なのです。力や技術を十分にもった上で心理を読む、その最高レベルが勘なのです。となると、バッティングセンターでは3割、4割でなく、10割打てなくては勝負以前のレベルということなのです。
 ストライクゾーンを3×3くらいのマトリックスで捉えているようなバッターに対しては、8×10の細分化したデータをもつのは、絶対的に有利なことです。投球を指示するキャッチャーの視点が、即ち、コーチなのです。これがチェックや上達のプロセスとなります。
 しかし、長嶋氏の場合は、多分、一般的なストライクゾーンは眼中にない、打てる球と見送る球、つまり振る球と振らない球しかないのでしょう。打てる球、ヒットにできる球が振ることになるのです。一流ゆえに他人が定めたルールを超える、それゆえ、その常識を超えたプレーや打撃にファンは感動するのでしょう。
 それを支えたのが、小学生でも、そこから始めるという素振りの徹底です。松井選手には、ニューヨークでさえ最高級ホテルで素振りをさせたというのですから、シンプル イズ ベストなのです。

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