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2013年8月17日 (土)

声の素振り V032

松井との「1000日計画」は、ただ、素振りなのです。徹底したシンプルさを最大限に応用して基礎を固め、またその基礎を応用して試合につなげていくのは、さすがです。なんら特殊でもないのです。ただ誰もが基本と知って、言っている素振りをどれだけ、どのくらいの量、そして密度でできるのかが問われているのでしょう。
 バッティングや素振りの例を、昔から私はヴォイトレによく使ってきました。「日本人は自分のど真ん中をジャストミートできないのに、自分のストライクゾーンの上の高いボールばかり打ちたがる」と述べてきました。
 長嶋氏はボール球やワンバウンドさえ打ってしまう天才でしたから、「バッターはノーマルであれ」と言っていたというのは、意外でもありました。

 

 つまり、出しやすい声から出していく。なかには、この出しやすい声そのものを否定されることもあります。また、出しやすい声=ベストの発声ということではないこともあります。でも、入口の手前では、まずは「出しやすい声とは何か」を、そして、「出しやすいとはどういうことか」をバットや竹刀を振るときのように、直観的に捉えてみることです。
 一流の選手でない大半の人の感覚やフォームは、大きくは当たっていても、いざ、そこから細部に深めていくと、すぐに外れていきます。ストライクゾーンは打てるとわかっていても、いつもそこで当たったり当たらなかったりが続くのです。そのうち高めの内角だけが打てるようになるのを上達と言われてがんばったりするわけです。

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