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2013年9月25日 (水)

総合化とスーパースター A11

(天童よしみ、和田アキコ、森進一、桑田佳祐さんほか)
具体例ならいくつもあるのですが、たとえば、歌唱力では、現在、日本では最高レベルといってもよい天童よしみさんが、美空ひばりの歌においては、美空ひばりバージョンになってしまうのです。私としては、ヴォイトレでの表現というなかでの考え方として、ここまでは大切なことなので踏み込んでいるだけで、これ以上の言及はしません。ファンが「ひばりテイスト」を望むのでしょう。
 ただ、「誰の歌を歌っても、○○さんは○○さんの歌になってしまう」というのを、総合化のオリジナリティとして、私はみています。
 そこで選曲や歌い方としてみるなら、その曲がメロディ(詞はともかく)が、その人の声の独得さで、創唱者の作品を超えるとき、個としてのオリジナリティとして最高の評価をしています。
 一例として、和田アキコさんの「スローバラード」(忌野清志郎)などをあげています。森進一さんの「影を慕いて」(藤山一郎ほか)も絶唱です。桑田佳祐さんと森進一さんは、発音を別にして声の表現のオリジナリティとしてみると、とても興味深いものがあります。
 

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