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2013年10月12日 (土)

2つの位置づけ V087

 「絶対的に正しい人」も「絶対的に間違った人」もいません。「絶対的に正しいやり方」も「絶対的に間違ったやり方」もありません。
 私がヴォイトレを論じるのは、多面的な考え方をして欲しいからです。方法や技術などでなく、ましてや、理論や知識でなく、表現と音声ということに対し、その学びの本質を知っていくことです。
 私の考えや思想を押しつけるつもりもありません。ただ、「もし自分がうまくいっていないと思ったなら、それを抜け出すヒントや問いがあるかもしれない」くらいで捉えてくだされば充分なのです。これがきっかけで本というよりも人とうまく接することができるようになれば、半ば成功です。残りの半分は、毎日の努力の積み重ねです。その2つ、それこそが、まさに表現と声のスタンスと同じものなのです。
 人に働きかけるものと内なる自分のオリジナルな声、これらは歌や芝居だけではありません。アートは、その象徴です。そのリアルとしてある現実社会でのそれへの仕事、生活に通じるスタンスなのです。2つの位置づけを学びましょう。

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