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2013年10月11日 (金)

蔵言のブーム V086

 蔵言とは、「よいことばに学び、悪いことばに学ばない」ようになるための、つまり「どんなことばからもよくなる方に学ぶ」ための試金石だと思っています。
 人との付き合いに似ています。相手の悪いところに目のいく人は、よいところに目のいく人よりも、その人とうまくいかないでしょう。悪いところさえ、よいと思える人は、誰とでもうまくやっていけます。
 自分の好き嫌いと別に、そのようにふるまえることが大人になるということです。レッスンも本もよい、悪い、正しい理論、間違った理論と考えること自体がおかしいのです。
 たくさんのことが学べるものと、ただ一つ、もっとも大切なことに気づかせてくれるものと、どちらがよいともいえません。
 ただ、その逆にすることばかり考えている人こそがもっとも損な人です。
 具体的な事例に基づく批判はとても大切ですが、それは、よりよい方向に行くために、という前提があってこそです。現実を潰すだけの反対論は何にもなりません。
 まして、ヴォイトレなどでは、一人の人間がいて、初めて論じられるものです。ですから、一般論とか多数決、多対多での論争などは全く不毛なのです。現実としては現実を潰したいだけ、暇な人が関わるものとしかいえません。

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