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2013年10月16日 (水)

日本人の許容度 V091

 伝わることが大切ですが、それが本人の肉体とその使い方に負うダンスと、今や複合アート化した歌(というより音楽のステージ)には、かなりのズレが生じています。日本のダンスのレベルは凄まじくアップしました。Jリーグ並みだと思います。世界に通じるトップダンサー、さらにクラシックバレエでさえ、世界レベルへの人材を出しています。
 私はこれをスポーツと同じく、目で分析できることでの日本人の可能性の高さとして論じてきました。欧米型の体型でないと不可能とも思われていたクラシックバレエでさえ日本人が成し遂げたのです。そこでは、個人の力が問われ、評価基準がはっきりしているゆえに実力の育成される体制がとれるといえるのです。
 歌い手は、声の魅力がストレートに問われる海外と、ほとんどタレント性でカバーできる日本では、比較になりません。(ミュージカルなどで比べると、とてもわかりやすいでしょう。今の日本では女性アイドルやタレントが主役でできてしまうのです。むしろ、実力派の歌手では務まらない―そこが大問題なのです)こうなると歌への観客の許容度は大きく、日本人は大いに甘いということになってくるわけです。

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