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2013年10月29日 (火)

離反する  V104

音が導くように―まさに、プロのダンサーはそこで勝負しようとしているから、日本人でもマイケル・ジャクソンのバックダンサーのレベルにまで到達しました。
 歌はまだまだです。お笑いやダンスほどにも自分自身でつくるということを考えていないからです。振付師というのは音声の世界では、アレンジャーやプロデューサーが行っているものと言ってよいのでしょうか。でも、声の振り付けをして、結果として歌になるようなことこそ、ヴォイストレーナーの領域として、もっておくべきことです。
 合唱団のトレーナーは、指揮者として、表現とヴォイトレを一本に結びつけ、そこで求められる成果をきちんと出していきます。ポップスでは、一つの表現から入れないから、本人の表現から入るしかないから、「材料を与えて待つこと」が求められるということです。それには4年~8年はかかるはずです。ただ、声量、声域、ピッチ、リズムをちょっとよくしたいというような目的のレッスンでは、表現の深い世界へ結びつくよりは、むしろそれと離反していくと知るべきでしょう。

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