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2013年11月15日 (金)

トレーナーの未熟さ [論4-12]

 さらに、「早く成果が上がるのがよいとするなら、それは、早く次のレベルへ高められる、その時間がとれる」ということがあるからです。早く成果が上がったために次のレベルにいけずに限界になるとしたら、それは本来は否定されるべきことでしょう。
トレーナーこそ長期的な視野に立って、それをあえて指摘しなくてはいけないはずでしょう。なのに、多くのトレーナーは、求められるままに、今すぐによくなる(かのような)方法をすぐに教えます。
 「一時、遠回り、場合によっては悪くなっても、それが後日、大きく開花すればよい」という考えはないのでしょうか。
 基礎の基礎をやることは、成果を一時お預けにする。自己流やくせを取るのもそういうことです。一流になった人の多くは、試行錯誤を繰り返し、あるトレーナーのもとで学んだことを、次には疑ったり、自分のやり方を全否定したり、年齢とともに方法を変えたり、プロセスとしてかなり非効率的なことをやっていることを知ってください。私はずっと間違った方法でやってきたが、あるとき、この方法で開花したなどというのは、アーティストとしてはともかくトレーナーとしては、未熟そのものなのです。(だから、その方法を教えるというのが自己啓発書レベルの売りになるから、そうなりがちなのです。)

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