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2013年11月19日 (火)

結果から反省する [論4-13]

効率がよいのはありがたいし、そうでなかった先生ほど生徒のために効率よく教えてあげるのは教授法の進歩としても、それで生徒はより早く、ではなく、より高いレベルにそのトレーナーのレベルを超えられたのかが問うべきことでしょう。超えていないのなら、生徒の才能を自分の能力の範囲内で拘束するレベルに閉じ込めているとさえ言えます。
 先生というのは、生徒の中でも比較的、有能な人がなります。そして、生徒もその先生のようになれたらよいと、その先生レベルを目的におくのです。そのためにそれを100パーセントとして、7,8割、早く近づけるレッスン(方法や教え方)がよしとされ、評価される傾向になります。
 特に日本の風土ではそういう権威に反する人は疎まれますから、先生となれたまじめな先生ほど、親切に、よい人間関係において自分よりできない人ばかりを自分のレベルまで引き上げるだけのレッスンを唯一のものとして行います。
そして、代々、トップの力は落ち、平均の力は上がるのです。つまり、革新や部外者を認めない、そこでは徹底して、保守的、かつ、権威主義なのです。それがオペラも邦楽もスターを出せなくなった一因だと私は思います。日本のすぐれた先生たちは、他の先生のやり方を認めず、また本番では協力もしません。それも自分の牙城を守るためです。

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