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2013年11月 6日 (水)

「影を慕いて」森進一さん  A018

 私の少年時代の天才歌手というのは、三橋美智也さんのあと、いろいろいましたが、天才はジャンルをたやすく超えるとなると、モータウンなみの歌声の森進一さんこそふさわしいと思われます。歌唱は演歌を通り越して、ポップスとも何ともいいがたい感覚で歌いあげていました。
よくクラシックとポップスの違いを聞かれるときに、私は「影を慕いて」で藤山一郎さんと森進一さんのを聞いてもらっていました。淡谷のり子さんのあたりまでは、クラシックの基礎の上に工夫をして、歌謡曲をこなしていた。(そこでは、岸洋子さんが最終的な形で、よりポップスに日本語、リズム、フレーズと三拍子バランスよく踏み込めたのは深緑夏代さんでした)
そこに、絶唱としては、森さんの「おふくろさん」の方が有名です。コロッケさんの活躍もあり(いずれ詳細を)、森進一さんらしく思われています。私としては、ヒット曲では「襟裳岬」「冬のリビエラ」あたりをこの2曲に加えていました。とはいえ、心身一体での表現を体験、体得したいのなら、「おふくろさん」で練りこんだあとに「影を慕いて」の古賀メロディに挑戦してみるとよいと思います。

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