« 2013年10月 | トップページ | 2013年12月 »

2013年11月

2013年11月30日 (土)

看板 お知らせ

金箔をいれてみました。

Dvc00230

声レッスンの感想

1.かかとのトレーニング
体は自分が思っているよりすごい。大切なのは楽しみ、のびのびさせること
イスを前に出しお尻をふーっと後ろに引っ張り、はあーと口を開けつつ伸びる。腕が寄ってくるし、腕は腕で前に行く。水泳の飛び込みのように、背中が丸くなりつつ伸びていく。
立った時に、肩が上がっている感じがあればOK、後ろが伸びているから肩が高い、ということ。
2.マママ(ドミソから音程上下)
息を吸ってはく以外にも、空気の流れを感じること(鳥肌の空気感など)
少しずつ口がふわーっと空いてくる感じ
3.トレーニング帖P.110、9「若い力」
「若い力と」 「感激に」と、1つ1つ止めて、味わって読む。
まずは、つながって流れてしまわずに、喋った時に相手にそれが浮かぶように、1個1個渡していく感じで。
今回は、感動しよう―と思って感動して読むパターンではなく、
「若い力」と読もうと息を吸った時、言葉から感激をもらって、感激を表現する。
1つ1つ自分が味わって、それを言葉に出す。
自分が読んでいるものからも、感じるというか、自分も観客、聞き手になる。聴き手になって感じたものを伝えていく、という表現があれば良い。
言葉から感激をもらってそれを表現する。
自分も観客になり、自分の読んでいるものから感じたものを伝え表現する。
喋った時に、相手にそれが浮かぶように。
この3点がとても心に残りました。これから表現をしたり学んだりしていくうえで、目指す所として据え、やっていきます。(OY)

レッスンの目的

レッスンは、生徒さん自身が研究したものを客観的な視点で見ることで様々なことに気づき、改善していく場であると私は思います。トレーナーはあくまでもその手助けしかできないのです。どんなに優秀な先生でも、一流の歌手でも。
そのためには、レッスン内で起きたことを自分自身で整理していく力を付けなければ意味がないと考えます。
最初は、何が良くて何が良くないのかなんてわかりません。そういうものです。でも、続けていくことで気づけるようになっていきます。
貪欲に、様々なことに気づけるようになることが、上達への近道であると、私は思います。(♭Я)

体から声をとり出す V136

発声、共鳴までと、そこからの応用(歌唱、せりふなど)は、本来、楽器の製造、調律と演奏家ほど異なるものです。しかし、楽器と違って、声はすでに一人ひとりが製造(=生存)しています。調律などなくともに日常で歌い、しゃべっていますから、歌唱という演奏しか指導の対象にならなかったのです。
 しかし、ここでは2つの理由で、ヴォイトレで、純粋に体から声を取り出すところに焦点があたりました。
 1つはプロの、さらなる高みへの要求です。技術を一通り応用した限界になったとき、一つ掘り下げ、心身の問題に向きあわざるをえなくなります。
 もう1つは、もともと心身の問題のあった人です。人並みに声が出せない、使えない、トラブルがあるので、直面せざるをえません。
 研究所にくる人に、この2つのタイプが多いので、私は常にヴォイトレの中心=本質に触れてきました。病院に行くのは、高額な人間ドックに定期的に行く人と、病気の人、病気がちな人です。ですが、世の中、心身のところから声に問題を抱える人が多くなってきたのです。

2013年11月29日 (金)

歌レッスンの感想

真直ぐな姿勢を保ち息を声にする効率を上げること。口を大きくタテに開け、喉を開いて共鳴スペースを作ること。アタマの後ろに響かせるようなイメージ。
イとエの発声時特に気を付けて子供のような歌唱にならないように。息はお腹でコントロールして音を繋げて歌うようにする。高音を妨げないように喉で頑張らないようにする。(SO)

合唱でのヴォイトレ V135

 ヴォイトレを表現と基礎と両方でみるという私の立場は、当たり前のようでいて、業界では異質です。それはたぶん、執筆した本が多く、新たな分野からのチャレンジャーが多かったこと。あるいは、こちらから出ていく必要があったからだと思うのです。
 すでに実用の範囲が定まっている分野では、細分化され、分担されていくものです。合唱団であれば、指揮者兼歌唱指導をする声楽出身の先生がいます。私は、この指導はヴォイトレと異なるとも思いますが、小中高校生には、トータルとして管理(フィジカル、メンタル)が必要なため、比較的早く体系化できたのだと思います。

ていねいの目的 [論4-16]

「ていねいにすることの大切さ」については、私のレッスンでは一音で一時間もやるくらいですから、この世界でもバカがつくほど丁寧です。音域や音程やリズムさえ入れずに音色だけで絞り込みます。
一方で、一見、粗野や乱暴と思われることを許容することもあります。またそのようなアプローチがうまくいくタイプもいます。全体をパっと把握するのには、案外と向いています。私自身は、絵でいうと対象の本質を把え、個をもって表現すべきであり、寸法通りに正しく描くとか、うまく描かせるのがよいことだと思いません。
(ここで考え方の違う人は、私の論など不要です。)

2013年11月28日 (木)

口パク罰金 お知らせ

ベトナムでは歌手の肌の露出や「口パク」に5万弱の罰金を科す政令を公布しました。

声レッスンの感想

1.呼吸
 ラジオ体操の最後の深呼吸のように、
 ゆっくり体中を空気で満たす。
 肺が膨らみ、胸郭・肋骨を広く
 鼻をつまんで深く沢山吸う。
 発声する時の縦のホの口で、喉が開いた状態で深いブレスを吸う。
 空気が一番深く届いたお腹の口から発声する。
 喉は楽にして、空気を通すだけ。
 喉で吸うのではなく、全身を開くことで空気が入る。
2.発声
(1)ハ行。ハーハハーハ…付点のリズムで
 顔周りの口ではなく、胸の口から発声
 声の厚みがあると大きな声に聞こえる
 片足で立って、足を回しながら発声。
 重心をとるのを大変にすることで、力みを抜く
 (後ろ向きで歩きながら発声)
 発声するにつれて体がしぼまないように、体を開き続けながら発声
(2)ハヘヒホフ
 レガートに。音を途切れさせず滑らかに。
 タコの口で縦に開く。母音によって口形が変わらない。
 1音目のハは、力まない。あくびのように。
 HとA、HとOが分離しがち。
 発声していると声が浅くなってくるので
 体に埋め込もうとしながら発声してみる。(TM)

ヴォイトレでの立場 V134

 ヴォイトレとヴォイストレーニングを略するのは、日本人が2拍、しかも2×2拍(4拍子)を好むからです。本当は、これもボイトレの方が日本人にはよいでしょう。パーソナルコンピュータ→パソコン、合同コンパ→合コンなど、あらゆるものを○○/○○と略するのは、日本人のリズム感覚と拍感覚の一例なのです。欧米の3拍の感覚にやや近いのは、東日本でのマック(マクドナルド)が、関西から西日本で、マクドになる。この辺りは機を改めて述べましょう。

2013年11月27日 (水)

桜田淳子さん お知らせ

デビュー40周年を記念したイベントを銀座・博品館劇場で行われました。

歌レッスンの感想

1.学んだこと。
基本の発声、ハミング、口の使い方、口の空間の使い方、楽譜の読み方、など。
2.気づかせていただいたこと。教えていただいたこと。
人の前で歌うことの難しさ。恐ろしさ。
久しく気心知れた人の前でしか歌うことがありませんでしたが、今日、初めてレッスンの場で歌わせていただき、改めてその難しさ、恐ろしさに気づかせていただきました。
自分でもおかしい、喉に負担が掛かっている、声がムリヤリになっている、息が身体が使えていない、声も息も上がって焦りがでてしまっている、身体が強張ってしまっている、喉声になってしまっている。そう強く感じました。
人前で歌うということの難しさを、今さらながらに強く教えていただきました。
楽譜の読み方。
今まで意味を持たない単なる記号でしかなかった数々の文字たちが、中身を知ることで、まったく違ったものに見えてきました。
3.課題。
口の使い方、口の空間の使い方が、おろそかになっているのを感じます。
息も上がりがちですし、それに加えて、身体がうまく使えていないのも感じます。
歌になったときはさらにそれ感じます。
また、自分のメンタル面の弱さも感じます。
状況、状態に声が振り回されないようにすること、そしてもちろん、口や、身体、息を使えるようになること、それが目先の課題だと思います。(MH)

「喝采」ちあきなおみさん A021

 五木ひろしとちあきなおみと岩崎宏実をつなげたのは、(先の森進一、淡谷のり子さんも)コロッケさんでしたが、私にとっては「?」、ちなみに山本リンダさんなら「こまっちゃうナ」。このあたりは、記憶がシェークされていて、あとで聞いた記憶かさだかでありません。アルバムを、幼いころにみていると実の記憶は飛んでいても、写真があたかもそのものになり変わってしまっているようなものです。しかし、まさかこんなことを生業にするとは思ってもみなかった頃は、平凡で人並みにもいたらず、それゆえピュアで、こんなところにしか書けないのですが、母語のように大切なものかとも思うのです。論をなす以上、その論の根に何があるかは、もっとも深く学んだ学者と同じく、最初に学んだ学者も忘れてはならないと思います。
 ちあきなおみさんの根強い人気は、同じく引退して伝説となった山口百恵さんが100パーセント復帰がないのに比べたら、いくらかは可能性はあるのでは、というようなものだったのでしょうか。もちろん、曲と歌手がつくりあげた「喝采」の世界のパーフェクトなインパクトは、よくわかっていなかった私にも、強く印象に残りました。多くの人が印象に残っているということから二次的な伝承を受けた形だったのです。歌詞の世界としては「よこはま、たそがれ」よこはまと同じように何か美しく歌うちあきさんも妖艶だったのです。(というのも、きっと後付けした記憶だと思いますが)

疑うこと V133

アナウンサーなどは、話や声の専門家でも何でもありません。ほとんどは、サラリーマンとして、中途半端なマニュアルを丸覚えにしてきただけです。プロというのは、報道のプロ、パッと渡された汚い字を、感情を抑えたポーカーフェイスで正確に発音し、伝達することのプロなのです。それ以上にいろんなことができるようになった人もたくさんいますが、それは本人の個性、キャラクターとその努力によるものです。
 ヴォーカルや役者のスクール(養成所というのも、今やスクール化していますから)でも、そのような傾向が増しています。
 日本の学校教育は、そこから出ている人材をみる限り、劣化していく一方ですから、それに似たスクールや教え方というのは、一から疑ってみる必要があります。自分で主体的にやらないまま他人からマニュアルを与えられ、それから抜け出せずにいる人ばかりになっています。
 昔のようにとことん、自分一人で思い通りにやってから、全てを否定される現場にくるというのが、もっともリターンの大きな教育となっていったのです。

2013年11月26日 (火)

ポインセチア お知らせ

ポインセチアの鉢をいただき、玄関に置きました。

緑の中に囲まれた赤色がきれいに映えています。

声レッスンの感想

1.肋骨のないエリア(上半身と下半身の被る場所)の使い方
 腹式呼吸を利用して周りの筋肉を柔軟に伸ばしてみる。
 この部分を意識して「胸像」を支える。
2.ラレリルレロロロロの発声練習(ソソソソソファミレド)
 背中は丸く広げ、眼に力を入れない。
3.朗読「異邦人」(座った姿勢で)
 浅く座り、背中を丸め、顎を引いて首を伸ばす。
 トーンを高めに、話す速度はゆっくり目に保つ。
 敢えて単語ごとに区切って読むことで、情景をわかり易くする。
今まで早口が苦手で気にしていたのですが、無理に早口にしなくても自分に合った速度で話すことが一番良いことに気づきました。(YD)

トレーナーよりアーティストに V132

 トレーナーになりたいという人もけっこう出てきたのに、世界に通じる一流のアーティストを出した一流のトレーナーというのは未だ日本にいないのです。音楽については世界に出て学べというのですが、世界に出ても学べていない現状をみると、ますます一流のアーティストにストレートに学べということになります。
 なぜなら、一流のアーティストは自らのトレーナーとしては、トレーニングや日常の管理についても一流と通じるものを持っているからです。ただし、「○○はだめ」と言うようなアドバイスは、あまり聞かないようにしましょう。私が知る限り、アーティストには、おかしな、本人だけにしか通じないジンクスによるようなものが少なくありません。
 まあ、彼らは、「君の思い通りにやれ」ということでしょう。思い通りやらせないのは、限定された既製品づくりですが、日本人はそういうのが好きなのでしょうね。

普通化、法則化にそぐわない [論4-15]

一流の歌手や役者は、科学的なことからは、まだ説明できないことを可能としています。そこに科学的論拠がないからといって、それを否定するのは何の意味もありません。
 私が述べたいのは、一人ひとり違うという個性は、科学や理論では人間にあてはまること、つまり共通のところで進めていくために無視されてしまいがちだということです。トレーナーにできなくても、生徒さんにできる人がいるかもしれません。これまでにできなかったこと、絶対できないと思われていたことが、ある日、誰かによって成し得ることがあるかもしれません。ある生徒にはベストのやり方、あるいはベストのトレーナーが、別の生徒にはワーストにもなりうることを述べたことがあります。(高いレベルになるほど、これは、むしろ必然になるのですが、どこで伝えるかはそれぞれに考えがあってよいことでしょう。)

2013年11月25日 (月)

カラオケ世界一 お知らせ

フィンランドで行なわれた「カラオケ世界大会2013」決勝戦で、日本人の田中照久さんが男性部門で優勝しました。
審査内容は歌唱だけでなく、パフォーマンス力も問われています。

レッスン効果

そのキーは出ない!と、思い込んでいることが鎖になっている。
出たことはあったので、その感覚を物にできればいい、と再認識。(BB)

充分ではないが 歌らしくなっていると思います。レッスンの進めかたは大変良いと思います。必ずご自身で手本を示して下さいます。又 具体的に身体のどの部分に力を入れて発声するかなど教えて下さるので、理解が出来ます。毎回のレッスンが楽しみです。
(SG)

初めてアクビが出来た。他のレッスンでも今まで何度となくアクビと言われてきたが上手くいった事がなかった。
大口開けたアクビから始まって気が済んで息を吐き始め口が閉まり始めてもまだ名残惜しく伸びようとしている時に一歩奥がぴょこっと上がったその瞬間の感じだった。
その状態では半音上げるのもとてもきつい。
開いたら開いた分、上げたら上げた分、幅のある太い息を出さないと間に合わない。
全てがバランスよくタイミングよく全開にならないとダメだった。
ちょっと油断するとすぐ息を吐くのを忘れているし、アクビの口も難しい。でも練習する方向が見えて嬉しい。(OK)

歌レッスンの感想

1.腹式呼吸
・身体を(特に上半身)柔らかく、柔軟に!
・「ハハハハハハハハハ~ッ」
息を吐いて音階を追う!
・「pupupu~ッ」
音に合わせて、唇リラックスで、息を吐く!
2.発声
・「ア~」
・「イ~」
・腹式呼吸で、息を大切に続けるように、発声する!
3.歌
・テキストp88「この愛に生きて」
・上半身柔軟に、下腹部を意識した腹式呼吸を大切に、息を保たせながら、歌う!
・平ッたい声にならないように、縦長の口で、歌うようにする(特にイ行の音)!
…練習無しでレッスンのため、音取り&歌唱に自信がもてないままで、本当に、申し訳ありません!
…力強く伸びやかに歌えるようになりたいです!(FJ)

「ヴォイトレの現状と対策」 制限しない V131

 何をやってもよいのです。何でもやればよいのです。その点については、私はどんなトレーナーや教育者よりも無制限、オールOKです。他のトレーナーが絶対やらせないこと、禁じることでも、死なないならOKです。喉を傷めることも、知って学べ、何でも自分で確かめることを勧めています。
 それを過保護扱いして先に制限されると、おのずと自立しにくくなります。さらに狭いところから抜けられなくなります。そのあたりは、トレーナーでなく、一流のアーティストに学べということです。

2013年11月24日 (日)

ことばだけで答えないこと

話しかけられたとき、先読みして、相手の話したかったことを言ってしまったら、相手はつまらなく思うでしょう。また、自分の話したいことに一方的に切り替えてしまっても、同じでしょう。ことばにことばで応じようとすると、先に進めども、何も残っていかないのです。
 話題だけが行き来するのは、時間つぶしや人によっては教養になるかもしれません。しかし、二人の間をより緊密に結びつけることにはなりません。
 話しかけられたら、まず相手の眼、表情をみて、全身でその声のトーンに耳を傾けましょう。そして、本心、つまり気持ち、相手はことば、意味、内容、題材(話題)を使って、自分をどうしようと自分にどうして欲しいと思っているのかを、その声から聞き取るのです。

受け入れる  V130

私の立場では、アーティストも、プロも、アマチュアも何ら関係なく、歌は歌、声は声、その区別もなく、よいものも悪いものもありません。唯一、「トレーナーとして、現状の判断は、トレーニングという将来の変化(していくであろう)像に対して行うようにしている」ということです。
 ですから、いろんなテープをいつも送っていただくのですが、ただ、その歌を聴いて評価することはできません。ステージやライブがどうなのかもわからないからです。そういうときは、知人のプロデューサーに任せるか、そういう耳を借ります。
 私は、ここのトレーナーに発声、音程、ピッチ、リズム、歌詞の明確さなど、カラオケの得点となるものよりは、その人の本来の条件や目的によせて、アドバイスするように伝えることがあります。いつも言うように、声も歌も、「その人自身が変えたい、補いたい」と思わないものに対しては、他者の判断は必要ありません。
 トレーナーとしての臨機応変の対応に、いろいろと思う人はいるでしょう。しかし、私は、自分に頼まれたものは、すべてOK、受け入れられます。時に好みはありますが、仕事以外では何ら基準を持ち込みません。むしろ、一人の人間として、無となって何であれ楽しんでいます。ダンスもミュージックもファンが一人でもいるようなものは、すべてOKなのです。(将来に可能性のないのは、全て不可ということでもあります)また、トレーニングに持ち込まれるものは、私心を完全に捨てて聞いていますが、これまた、何でもOKなのです。
[完]

2013年11月23日 (土)

ホームページメンテナンス お知らせ

システムメンテナンスのため、2013年11月25日0時~7時頃までホームページにアクセスできなくなりますので、ご理解ください。

声レッスンの感想

1.発声
ため息 息がさき
息がきた後に音がくる
HとOをばらばらに、吐いてる息をお腹でささえて、声帯があわさって音になっていく
あいうえお 
口と喉の奥を大きくあけて、上顎をあげて、顔より後ろで喋る
おへその横の筋肉に力をいれて、前へ
呼吸と支えと、口の中が連動すると、深くて声が鳴るという、良い感じ
P67 9
2.結婚披露宴
どうしても、し、わすれらませんのすとれ、苦手な発音がはっきりしない。
舌が顎のなかにすんなり納まるように平にして、扁桃腺のわきをひろげて、中がひろがったまま、口だけとじる。そこで、喋る。
ひとつずつ教えてもらって、終わるころ、文字を読むころに、なんとか少し良い感じになる。
次の時までに、感覚をキープ、安定させたいところですが、毎回戻ってしまいます。
毎回指摘してもらって申し訳ないですが、定期的にお稽古をみてもらうことは、本当に必要だな~と、しみじみ思います。(II)

録音しましょう

生徒さんをみると、レコーダーやスマートフォンでレッスンの様子を録音される生徒さんと、録音せずに受講される生徒さんに分かれます。
録音される生徒さんは、次回のレッスンまでの間にその録音内容を聴いて反省し、自分の声に起こっている現象や何をした時にどう改善したのか、改善された声とはどういう声かということを研究して次のレッスンに臨みますので、理解が早く、どんどん上達していきます。
一方、録音をしない生徒さんは、レッスン内でできたことを客観的に捕らえることが難しいため、毎回同じ内容のレッスンになってしまうことが多いです。
もちろん個人差があるので一概には言えませんが。
レッスンを録音すること、練習を録音すること、様々な歌い手の演奏を聴き、自分の歌と聴き比べること。
こうしてよい声を理解する耳は育っていきます。(♭Я)

リアリティを問う☆ V129

 TEDの番組で、アポロ13号やタイタニックのセットを手がけたロブ・レガートが言うには、「人は事実、現実そのものでなく自分の記憶の再現を望む」と。つまり、映像として成功するのは実写とは限らない。ちゃちな模型の方がすぐれて、人の心に働きかけることもあるということです。
 これがドキュメンタリーと映像の違いです。本人自身が話すのと、一流の役者がそれを演じると、どちらの方が人の心を動かすのか。事実を伝えるのと、脚色し、演出するのと、どちらが感動するのか、つまりリアル感を極限まで高められてこそ、アーティストの仕事(この場合はクリエイター、プロでよいですが)となるのです。
 実際の漁師の船での歌と、北島三郎さんの歌との違いです。どちらがよいとか、好きとかではないのです。受け手のイメージが、その心がどのように形成されるかということです。漁師の生き方をシンボライズしたのが、北島三郎さんの海の男の唄なのです。

2013年11月22日 (金)

クリスマス お知らせ

クリスマスの飾りつけをしました。

歌レッスンの感想

1.首のストレッチ:頭の重さに任せて首を伸ばすように、息を吐きながら脱力してゆき、吐き切ったところで息を一旦止めてから更に脱力しながら息を吸い込む。
2.アエアエアの発声(ドレドレド:エで舌を出す):口を欠伸のように縦に開き、鼻の両脇で上唇の両端を吊り上げるのが基本
3.マメミメマメミメマの発声(ドレミレドレミレド):舌を目一杯出したままに保つこと
4.楽曲「赤とんぼ」:特に母音が大きく変化するところや語尾の部分は、鼻の両脇で上唇の両端を吊り上げることが大切
レッスン前まで発症していた片頭痛が、首や肩を緩めることで治りました。
口腔の容積を広げることで、声の響きが良くなりました。(YD)

リアルに負けない V128

人として生きているなかで、語りはせりふであり、歌です。生活のなかの言動は、しばしば、まわりの人の心を打ちます。私はよくリアリティと言いますが、生活のなかの声はリアルだから、その人がその人であるという、絶対的な存在として伝わります。  よく話と歌がどうだとか聞くような人がいますが、別に歌にならなくても、声を出しているだけ、ことばを発しているだけで、伝わるものは伝わるのです。  それをあたかも、メロディをつけて歌詞を間違わないようにしないと歌ではないと思い込んでいる人ばかりになり、おかしくなっていったのです。  生活のリアルにさえ敵わないリアリティであれば、歌う必要はありません。しゃべって伝えた方がよいでしょう。日常のものがリアルに聞こえているからこそ、さらなるリアリティというのがアートに問われるのです。

大きな声への否定 [論4-14]

 「大きな声を出すな」これは声楽でもポップスでも近年の指導者に黄金律のように守られつつあることです。効果より発声、特に声域(高音)とコントロール、全ては喉の管理のためです。ポップスではマイクもあるので、なおさらです。結果どうなったか。喉のリスクは避けられるようになりましたが、大きな声は出せなくなりました。
 歌には大きな声は不要な場合もありますが、世界の歌手や役者などは大きな声が出ます。ただ、必要ないなら使わないのです。大きな声が必要かどうかの議論をする気はありません。でも、出ないより出た方がよいでしょう。などと述べると「大きな声とは喉声で、声は共鳴させるものだから間違い」「大きな声を出したら喉が痛くなった」みたいな反論を受けそうです。

2013年11月21日 (木)

声レッスンの感想

1.呼吸
 吐く・吸う・止める・吐く(4泊ずつ)
 肋骨を外側に広げる。体が筒になるように。
2.リップロール。お腹で支えて吐く
3.ハミング。
4.ハーイ、ヘーイ… 声を前に飛ばす。
 高音になるとお腹の支えが抜けるので注意
5.Yes, No, もっと前に出す
6.五十音交錯表
  1音1音を立たせる。
 特にアからのイが曖昧になりやすい。
 子音をハッキリ。
 イ母音がエ母音に聞こえがち。
  お腹で支えて、お腹から息を送る。
 顔の筋肉を使って口をハッキリ動かす。
7.四音の2行目、「うそつき」から
 お腹から、おへその所で言うつもりで。
 息を抜かず力強く。
8.「蜘蛛の糸」p.88
  小さく切らないで滑らかに。
 大勢の人に向かって朗読するつもりで。
特に、お腹の支え、1音1音をハッキリ、を意識して身につけたいです。(TM)

ハプニング対策 V127

 1曲目は顔見て、2曲目は服や振りを見て、3曲目で曲聞いて、まだ歌などまともに聞いていないから、「そこまでは間違えても気にするな」と、「ちっちゃいことだと思え」とアドバイスしています。もうやってしまったことなのですから、それも作品の一つとして、ライブのよさとし、よい方に効果として吸収、あるいは利用しなくてはなりません。
 お笑い芸人なら、とちりで客に引かれるか、笑い流すのか、笑いをさらにとるか―それは、その場の空気、アーティストと客との力関係になります。それを仕切ることができるか、つまりは、ステージという場での信用、信頼です。
 とはいえ、再三、ミスを繰り返すと、挽回は難しくなります。そういうときは、しきり直します。そでにひっこむのも場合によってはよいのですが、客の前にい続けなくてはいけないこともあります。
・ステージのスペースを使う。
・左右、前後に動く。向きを変える。
・小道具を使う。
・他の人、プレイヤー、客をいじる。
ハプニングは起きるものとし、起きたら楽しんでください。そのためにも日頃、他人のステージでそういうときの処し方を学んでおくことです。

2013年11月20日 (水)

キャロラインケネディ来日 お知らせ

なかなかいい声していますね!

歌レッスンの感想

1.現状。
喉が弱いというよりもう少し身体で踏ん張った方がよい。
身体に音が付いていて良いラインで声が出ているが、それがまだ弱い、もっと息を吐いてもっと腹圧かけてもっと身体が使えるようになると、高音で口の中が開いていて、お腹の力で音を押し上げられるようになると良い。
喉をこすって使っていないので喉が弱く聞こえるのかもしれない、でもこれは良い事。
思う存分息を吐いて身体から歌えるようになるように、発声としての体力を上げる事。
2.「アエアエアエアエアー」ドレドレドレドレドーで、エの時舌を出す。鏡を見ながら。
アクビの口、鼻の横上げて、前歯出す、縦に開けて。
口そのまま、毎回開閉しない、頬骨をキープする力を顔に覚えさせる、アエアエは筋トレの負荷。
アは自然な舌位置、エの時だけ舌に力が入る、舌を自在にコントロールする。
小さい声で。色々筋トレしてる状態なので、声を大きく出しては喉に良くない。
舌は下にちゃんと出す。
3.舌を出したまま「マメミメマメミメマー」ドレミレドレミレドーで。
これも筋トレなので、言い難い、使い難いところを敢えて使う。
4.「ミーアーアー」ドーレーミーレードーで。
開ける運動。アクビの方向に開けていく。
アから突然開けるのではなくミのところから開け始める。
アーアーは階段下りるのではなくだめ押しして開ける。
鏡みて顔は真っ直ぐのまま。
息を全部使い切る、最初のミから吐いて。
ミからアになる剥がれる瞬間を丁寧に感じて。
ひとつずつちゃんと吐き込んで。
「ミーオーオー」で。縦に細く開けて。
アとかオとか言う時にどうしても軟口蓋がぐっとかぶる音がする、
何もしなくていい、開けるだけ。
でも息吐いて。
もう一度「ミーアーアー」で。
力を入れて開けようとするより脱力して。
後半も頑張って開けていって。
音が変わるたびにお腹で吐いていって、使い切って。ミから吐き出さないと残る。
喉は強く出さない、喉は頑張らない、吐き出す。
お腹で支えて息を吐いて音を回していく感覚が掴めてくると良い。
(OK)

「翼をください」「あの素晴らしい愛をもう一度」 A020

コンサートに行った時に出演者全員がアンコールで、会場と歌うようにセレクトした曲が、この2曲でした。私としては青い三角定規「太陽がくれた季節」や後の中村雅俊につながる青春ソングの位置づけですが。このスタンダード化は、どこに違いがあったのでしょう。作曲家の加藤和彦さんは「消えたい」と自死を選びました。(青春のものというと森田健作さんは千葉県の知事を、石原慎太郎さんの後、なんと猪瀬直樹さんが都知事、シュワルツネッガーやレーガン以上のインパクトです)いや、私は彼との日本で、2曲に並ぶ、いや代わる曲は何だろうと職業柄考える羽目になったのです。

差 V126

すぐれたアーティストは1曲で客を魅了します。それでもって、8曲、16曲あたりで30分~90分くらいのステージを構成するわけです。
 もちろん、構成する力にもプロとしての腕が発揮されるところです。カラオケのチャンピオンとゲストのプロ(実力がある場合)との違いは、1曲で終わるか、数曲もつか、さらに次回を求めたくなるかに、徹底的といってもよい差として表れます。
 すさまじい緊張下で、全力ですべて出し切ることでも、1分であれば、多くの人が表現を伝えることは可能だと思います。誰でも15分くらいならスピーチで大したことを語れるし、それだけの手腕もあるものです。すぐれた小説、すぐれた詩も一編なら残せると思えるほどです。
 私もビギナーズラックというほどには危うくない、確かな表現を、舞台に慣れていない人から感じたことは、多々あります。それはセミプロや下手なプロよりもずっと伝わります。その人の心が、人生が、無欲にピュアに入っているからです。でも毎回となると、ほぼ不可能だからトレーニングが必要なのです。すべての作品を通じて、オリジナルでも価値の創出がなくては続かないのです。

2013年11月19日 (火)

人体 お知らせ

「人体のヒミツ大全」をロビーの本棚に置きました。人間の体の不思議にせまります。

声レッスンの感想

1.ハ行。ヒ・ヘは自分が思うよりaの口形を保ったままでもヒ・ヘに聞こえる。
i・eの口形にすると口内が狭くなり声が通らなくなる。
2.ハ行。ホ・フの発声。骨格は口腔を広く、縦に保ったまま、口先を少しoからuへ近づける。
フはドラえもんの笑い声のようにお腹から。
口先の力加減は熱いおでんを食べたときのような軽い感じ。
遠くのロウソクを吹き消すようにお腹からの息を届かせる。
肋骨・背中を開いて20m先に向かって。
3.ア行。喉でつきやすく、喉で支えてしまうので、
ハ行よりいっそう喉を広くして通り道を作る。
指2本を広げるか3本で口を大きく。
肺に一杯息を吸って、肺の一番底がア音のスタート。
腹部からそのままア音を出すのを目指すが、
出にくいときは胸(胸郭の下)から出すイメージ。
広い舞台の一番後ろに届かせるイメージ。(TN)

二つの評価 V125

私が好みと評価を分けているのは、アベレージとしての客でなく、もっとも厳しい客としての位置に立ってることで必要とされているからです。
 ですから、アーティストでないと、最初、接点がつかないこともあります。(アーティストなら大体は接点をつけた上で、受けもてるかどうか、次にはっきりします)価値の創出そのものでみなくては、何ら意味がないのが真のプロの世界です。
 反面、のど自慢大会、カラオケレベルでは上手い人(90点の人)も下手な人(50点以下に人)もいます。どちらも私には大した違いがありません。下手でもうまくても、伝われば同じくらいだからです。カラオケの先生のところへ行けば、その差を縮めることは、さほど難しくないでしょう。そこは、私のところでも扱っています。もっともわかりやすく成果の上がるところです。そこはうまく歌えていることへの評価でよいのです。

結果から反省する [論4-13]

効率がよいのはありがたいし、そうでなかった先生ほど生徒のために効率よく教えてあげるのは教授法の進歩としても、それで生徒はより早く、ではなく、より高いレベルにそのトレーナーのレベルを超えられたのかが問うべきことでしょう。超えていないのなら、生徒の才能を自分の能力の範囲内で拘束するレベルに閉じ込めているとさえ言えます。
 先生というのは、生徒の中でも比較的、有能な人がなります。そして、生徒もその先生のようになれたらよいと、その先生レベルを目的におくのです。そのためにそれを100パーセントとして、7,8割、早く近づけるレッスン(方法や教え方)がよしとされ、評価される傾向になります。
 特に日本の風土ではそういう権威に反する人は疎まれますから、先生となれたまじめな先生ほど、親切に、よい人間関係において自分よりできない人ばかりを自分のレベルまで引き上げるだけのレッスンを唯一のものとして行います。
そして、代々、トップの力は落ち、平均の力は上がるのです。つまり、革新や部外者を認めない、そこでは徹底して、保守的、かつ、権威主義なのです。それがオペラも邦楽もスターを出せなくなった一因だと私は思います。日本のすぐれた先生たちは、他の先生のやり方を認めず、また本番では協力もしません。それも自分の牙城を守るためです。

2013年11月18日 (月)

レッスン効果

鼻濁音はやっぱり気になると言われましたが、良くなってきていると評価して頂きました。鼻濁音を指摘して頂いてもう一度言いなおししたら、良くなりました。直せた!
今までより何段階もレベルアップしたと言って頂いたのですが、やっぱり気持ちが落ち着いて取り組めるようになった。慣れてきたのが理由かと思いました。(ND)

頭に被った帽子のような響きを、上顎で支えて保つことで、自然な響きの広がりが出せることができるようになりました。(YD)

リズムを取って抑揚を付けたかったので日頃から左右に揺れながら歌っていたのですが、確かに動き過ぎていたのが客観的に分かりました。人前で歌う にも弊 害があったと思います。(SI)

歌レッスンの感想

呼吸サッシュッヒッ
Saオエ(ソソソ~ミミミ~ドドド)Felice・Felicita
スッススが前に進まなかったが手を回すことにより前に飛ぶようになった。エが閉じ気味の口が縦に開くようになった。オと近い開き方で良かった。liがRになってしまった。feでフッと音を出すだけで十分踏ん張っているのでそれ以上押さない。声が割れる原因となっている。
スッススを手を使わないで前に飛ばしたい。オとエを近い口の開き方で出来るように。声をさらに押さない。(余計なことをしない)
(FZ)

評価のしかた  V124

 ステージ論になると、評価に触れないわけにいかないのですが、これは、再三述べてきたように、私の好みでなく、トレーナーとしての評価です。と言っても、それをはっきりと区別するのは難しいことです。
 「アーティストがアーティストを育てられない」のは、「自分の好みが徹底している」からです。それこそが、アーティストをアーティストたらしめている条件です。となると、アーティストとプロというのも分けるべき必要があるかもしれません。
 プロというのは、求められた期待に常に応えられること、できる限り高い割合で、成功させることです。ですから、クリエイター、職人といえばよいかもしれません。そういうことでは、プロデューサーもトレーナーもプレイヤーのほとんども、まずは、よきクリエイターであるべきでしょう。

2013年11月17日 (日)

スルーされる声

「言ったはずだよね」などと、何度注意しても、相手が聞いていないようなときは、相手のことを嘆くよりも、あなた自身が変わること、使う声や声の使い方を変えることです。フラットな声、地味な声、不機嫌、不快な感情や気持ちをのせた声などは、相手にスルーされることが多いということを知ってください。その声を正面で受け止めると、いたずらに疲労で消耗するから、聞く人も保身のスルーをするのです。話のすれ違いは、気持ちを声にのせていないからです。

1フレーズを中心に V123

私がレッスンで1フレーズにこだわるのは、人に何かを伝えるときには、1つの息で(ワンブレスで)すべてを表せるからです。歌なども、それで一つのテーマを展開しているにすぎません。小説→詩→音楽と抽象度が高まります。
 さらに、1つのフレーズで伝わること。伝わる1フレーズのために、その前後があって、より確かに成り立つのです。成り立つためには、まずは、どこか1フレーズが、聞く人の心に届かなくてはなりません。
 曲の場合、リピートで効果を最大にしていくのです。「一声がないのに(完全にコントロールできないのに)歌えない」、「1フレーズが定まらないのに1曲をどうこう言っても、たいしてよくはならない」というのが私の根本的な考え方です。
 何十人の曲から、もう一度聴きたい1フレーズを、ことばよりも声の伝わることで、チェックしてみてください。NHKのど自慢のチャンピオン大会でも、たくさんの人がうまく歌いますが、そういう歌になっている人は、あまりいないでしょう。

2013年11月16日 (土)

畳 お知らせ

新しいものに交換しました。レッスンでも使用しています。

声レッスンの感想

1.踵にのるトレーニング
・頭、首、肩、あばらが一体となってお腹の上にのっかっているかんじ(上半身のかたまりを感じる)
・腕を前へ前へ、お尻を後ろへ後ろへ。引っ張り合う。分離させる。
・胴の幅は広がらず、そのままで行く。体が細くなる感じ。上半身は細い矢。
・お腹をひっこめる。背中で息を吸う。
2.ソファミレドレミファソファミレド/ラレラレ
・体重を片方にかけて声と言葉をわける。
・最後、のばす時に口をだんだん開けていく。
・高い音でも軽く。出だしの音を軽く。裏声でも良い。
・のどを細く。のどを落としてやる。
・低い音になってくると言葉の位置を下げてしまうが、今回のトレーニングはそのまま頭でキープ。(下にするやり方が悪いというのではなく、今回は頭の上にのっける音色の練習)
3.声帯原音
・声帯をくっつけて、ざらざらした音。
・首の付け根に声帯がある。
・ざらざらした音のまま、低くしたり高くしたり遊ぶと声帯が敏感になる。
最初の頃に教わったこととか今回出てきて全体としてこういうことだったんだなと認識できた。
自分が歌っているのを聞く機会があり、体の後ろを感じながら歌うことはできているが、課題として体が閉じている感が多くなっている感じがする。開いている感をコントロールできるようになるのが課題と思う。(MR)

レッスン便り

私の生徒さんは真面目な方が多く、熱心にレッスンを受けてくださいます。ただ時々あまりにも真面目な部分が強すぎてしまい、一生懸命、頭であれこれ考えすぎるせいか、身体や声に力が入ってしまい、出てくる声にも反映され、「伸びやかな声で歌ったらよい声なのになぁ・・・」と思う生徒さんが何人もいらっしゃいます。
先日の女性の生徒さんのレッスンでのことです。一生懸命頭で考えながら歌われていたので、難しい顔つきになり、歌っているのは優しくきれいな情景の曲なのに、固いイメージの曲のようでした。
そこできれいな花やかわいい子犬や子猫とか赤ちゃんにやさしく語りかけるつもりで歌ってみてくださいとアドバイスしたところ、とてもやさしい表情で素敵に歌われ、歌のイメージもよく表現されていました。                        
『音楽は音を楽しむもの、「音我苦」にならないように』と学生の頃、言われたことがあります。皆さんにも楽しく歌を歌っていただきたいなと日々、願っています。(♯μ)

客はあなたを肯定している V122

お客さんは、少なくとも会場に足を運び、黙ってあなたの表現を聞くのです。あなたの応援団であり、味方です。せっかく何かを楽しみに来ている、できたら、あなたの表現で堪能したいのです。つまり、ステージの半分はできあがっています。あとの半分は、司会者やプレイヤーがほとんどやってくれます。そこに、いかにあなたの存在を植え付けるかという勝負になります。
 せっかく出たのに、無難なだけで、印象に残らない曲がたくさんあります。声もよく歌もうまいのに印象に残らない人ばかりです。歌を失敗しても印象に残れば勝ち、それがステージの勝負です。
 客は味方であり、プレイヤーも味方です。一人で敵に囲まれているわけではありません。一人で全てをやるわけではありません。ですから、リラックスして思う存分に、あなたと、あなたの世界を提示すればよいということです。正しい、間違ったなどないのです。ステージの後にあなたという+αを置いてこれるかどうかです。

2013年11月15日 (金)

歌レッスンの感想

1.ヒの音の力が弱い。しっかり!
2.シュはいいけど、スとヒは奥の方で出している感じで、
苦しそう。前に音が出ていない感じ。
3.シュはシにならないようにウの母音しっかり!
4.SaのSの子音をしっかり入れつつ、アの口をスパッと開ける。
Sa-…と横に流さない。
5.鼻に掛かってストッパーみたいにしまっていた。
6.頬に手を当てて、その手が離れなよう引き寄せたまま縦の口でオとエを出す。
口の動きを大きくしないで、慌ただしさをなくす。
一定のリズムで同じ音を出していくと、一音の大きさがよくなる。
鼻をつまんで出すことによって、声の響き、澄んだ感じが出て良かった。(ND)

間違いそのものをなくす V121

日本の教育を受けると、間違ってはいけないと、まるで学力のテストのように、ステージでチェックする人がいるのです。その努力、やる気は認めますが、客を前にしてのこういうまじめさ、正直さは褒められません。
 客の心の先を読んで客を楽しませることです。常に、演出、コーディネイト、瞬時に対応していかなくてはいけないのです。
 私が思うに、「客が先を読んでしまう」と、「あなたの底力まで見切った時点」でステージは終わります。現実に戻ってしまうわけです。

トレーナーの未熟さ [論4-12]

 さらに、「早く成果が上がるのがよいとするなら、それは、早く次のレベルへ高められる、その時間がとれる」ということがあるからです。早く成果が上がったために次のレベルにいけずに限界になるとしたら、それは本来は否定されるべきことでしょう。
トレーナーこそ長期的な視野に立って、それをあえて指摘しなくてはいけないはずでしょう。なのに、多くのトレーナーは、求められるままに、今すぐによくなる(かのような)方法をすぐに教えます。
 「一時、遠回り、場合によっては悪くなっても、それが後日、大きく開花すればよい」という考えはないのでしょうか。
 基礎の基礎をやることは、成果を一時お預けにする。自己流やくせを取るのもそういうことです。一流になった人の多くは、試行錯誤を繰り返し、あるトレーナーのもとで学んだことを、次には疑ったり、自分のやり方を全否定したり、年齢とともに方法を変えたり、プロセスとしてかなり非効率的なことをやっていることを知ってください。私はずっと間違った方法でやってきたが、あるとき、この方法で開花したなどというのは、アーティストとしてはともかくトレーナーとしては、未熟そのものなのです。(だから、その方法を教えるというのが自己啓発書レベルの売りになるから、そうなりがちなのです。)

2013年11月14日 (木)

声レッスンの感想

1.椅子に座り、上体を前かがみにする。その際、片側のお腹を出すように意識する。(お腹の真ん中が出てもOK)その状態で声を出す。上体をお腹に乗せるイメージで。
2.立った状態で、片側ずつのお腹を意識し、声を出す。やや前かがみにして、片側ずつのお腹に上体を乗せて行う。
・上体を腰からしたと切り離してイメージして、お腹に乗せる。お腹で上体を支え、上体はリラックスさせる。お腹だけではなく、背中の部分も出るように。
・椅子に座っての発声の際、お腹に上体を乗せることを意識することで、リラックスできて、声がのびやかに出せる感覚があった。立った姿勢では、同じ様に上体を乗せることが意識し難くなるが、片側ずつに体重を乗せることで、意識できるようになり、お腹で支えて声を自然に出す感覚を少し感じることができた。
・体幹の筋肉(インナーマッスル)でしっかりと上体を支えることで、他の部分を自由に動かせるようにする。
今日のレッスンで、感じることができた、上体を、お腹に乗せて声が伸びていく感覚を大切に、発声をしてより明確に上体をお腹に乗せる感覚を意識できるようにする。(TR)

間違ったことを客に表さない V120

 所詮、嘘を演じているのがステージです。歌詞のストーリーでも、全てがあなたの実体験ではないのです。ですから、間違えたり、言い淀んだり、噛んだり、飛ばしたり、空いたりしても、大して気にしてはいけません。
 気にしなければOK。気にしたときにOUTです。間違えたことを、客に知らせてしまうのが素人です。バカ正直では客も我に返ってしまいます。なり切り状態では何があっても演じ貫き通すことです。我に戻るくらいの覚悟では、ちゃんと歌えたつもりでも自己満足で、何一つ伝わっていないと知るべきでしょう。

2013年11月13日 (水)

歌レッスンの感想

1.5度スケール ソファミレミレド ミレド
saオアオア sa→
2.3度 ミレド Fa
テヌート レガード
3.5度 ソミド Fa
テヌート レガード
4.5度 ソミド s-Fa
s-Fa 息 テヌート レガード
5.5度 ソ ソ ソミド Fa
スタッカート テヌート レガード
1.休符をしっかり。2つ目のsaを言い直すというか、1つ目のsaと同じように。2つ目のsaのsを倍くらい言う(長く)つもりで。準備がしっかりできていないため。
2.息をしっかりコントロールをする練習。Fをしっかり吐く。4つ目のFを意識に。
先生の手振りがあるとわかりやすく、うまく出せていた。うまくいった時に思っていたことは、4つ目のFの息の滑走路が長い感覚。♩に入る前に長い?ような。
F-→Faのような、Fの後の-→が長い感じ。
よくなかった時は、F-Fa。手振りがあると自然と-→息の滑走路が伸びてくる。
3.s-はしっかり圧がかかっているが、Fは違っている。最初の息の時だけが強い?
感じたこと
sとレガードのFは強く吐けていて、テヌートのFは吐き続けていない。だから、言い直した時に変な感じになる。
先生から
おなかの圧はsもテヌート、レガードのFもいっしょ。ベース。吐き続ける。
吐き続けるように行ってから、変な感じがなくなり、出しやすくなった。
テヌートのFは、Fの間は息を強く吐けていたが、Faになると息を吐き続けていた時にあった圧が抜けていた。
吐き続けるおなかの圧をキープしたまま発声し続ける。
4.スタッカートでFが短くならないのがいいところ。
今回のレッスンでは、今までと違い、声をあまり意識しませんでした。
体内感覚というか、よかった時と悪かった時の違いを感じながら、何が違うか、どう違うか、どうよくなったのかを、自分でも今までよりわかっていたように思います。
それは、出ている声や出している感覚ではなく、体の感覚や何を感じながら出していたか、という感じ方だったように思います。
たまたま今回、そういった体内感覚みたいなものが高まっていたのかもしれないし、トレーニングやスポーツで感じ方が変わってきたのかもしれませんが、なんだかいい感覚でした。
レッスンを受けていて感じることが、声や響きから、体やその感覚になっていっているように思います。(HY)

「365歩のマーチ」水前寺清子さん A019

 

「幸せは歩いてこない。だから歩いていくんだよ」この唄については、まともなレッスンでは使ったことがないので、ここで語る対象ではないかもしれません。現役で活躍していらっしゃる水前寺さんは、水前寺(成趣園)というと熊本、八代(やつしろと読む。お茶で有名)といえば、八代亜紀も熊本。そのくらいのことでここに書くのはできないのですが、あの唄いっぷりは、高度成長期のムードたっぷり。私は三波春夫さんとともに、根から明るいお祭り気分になるのです。人生、自分で歩かないと変わらないよ。一日一歩でいい、三日で三歩になると思ったら、二歩下がってしまうから、一歩分だけどね。つまり、一歩のつもりで三分の一しか進んでないけど、進んでいけるんだよと。その足跡にきれいな花が咲くから、休まないで歩け!という、スマップの「みんなの花」や最近の、やたら強い自己肯定のことばだけの歌よりも、私にはぴったりくる、三倍やってようやく一丁前なんだというリアルな歌であり、今の時代、このメンタリティを学んでほしいものと思います。

深い記憶にする V119

 3ケ月位で覚えたものは短期記憶に近いものですから、「あれっ」と思うまもなく、ガラガラ崩れてしまいます。
 そこで私は、レッスン中にも、そういう人の場合は、「2番から」とか、「○○の次から」とか指示します。2番の頭からなら入れますが、途中からだとなかなか難しいですね。
 あとは、曲の構成、メロディの同じところまでの歌詞を比べたり、似た歌詞をチェックしておくことです。
 本番でいきなり間違えて2番から入ったり、途中から2番に入ったりするケースもあります。ことばがついているので、カバー曲でもなければ、客の大半にはバレません。ポーカーフェイスで凌いでください。2番のときは1番にするか、やはり2番をもう一度歌うかな、くらい考えたらよいのです。それよりは、間奏8フレーズで保てずに4フレーズで入ったときなどは、大変です。日頃コードを聞いて慣れておきましょう。

2013年11月12日 (火)

声レッスンの感想

前に声を出そうとして、前に力で
押して声を出しがち
常に後ろ(軟口蓋)を意識
引っ張って伸ばし、最後、天に声が
消えてゆくイメージ
低い声は地声になりがち
後ろを意識する
セリフでも響く声を出すには?
「いーえーあーおーうー」
の発声のイメージのまま、セリフを言ってみる
例 「おはようございます」
地声の方が強い声に聞こえがちだが?
直鳴りしてるだけ
舞台で遠くには響かない
喧しい声になってしまう
いい声のひとは近くで聞いても柔らかい声
前よりすごくよくなったと言っていただき、嬉しかった
後ろを意識するように、後頭部に
手を置くようにしたところ、意識しやすくなった(OM)

慣性を切る V118

 一番忘れたら困るのは出だしですね。ここだけは、10曲以上あるようなときは、カンニングペーパーに書いておいてもよいくらいです。曲順というのも忘れやすいですが、これはプレイヤーに聞いても、見かけの形はつきます。
 人間の慣性というのは恐ろしいもので、曲順も、1番2番も、その通りにいつも練習していると、無意識に出てくるので、リハで暗誦は完璧と思ってしまうのです。しかし、ちょっと意識が入ると、混乱します。実のところ、形だけ、つまり、流れでつながっていただけですから、すぐに切れてしまいます。
 私のレッスンは、細かいことでは止めません。間違ったらすぐ止めてやり直させるレッスンのくせが害となることもあります。(発声も呼吸も出したら途中で切らないことです)

誤解、曲解のおこる理由 [論4-11]

 現場で創案された一つひとつのイメージ言語に、医学や科学の知識や言葉の定義を持って反駁するほどむなしいことがあるでしょうか。成人になってからは、さして大きくならないという肺活量ですが、「肺活量を大きくしましょう」という言葉でそうイメージさせても、結果がよければよいのです。問われるのは、現場での実績が上がっているかどうかです。
 それを、本や理論として発表すると、それを読んだ人が誤解や曲解してとんでもないことをする。そこに注意が必要だというだけです。
私の本もずいぶん誤解、語用されていますが、それも著者の理論や知識の欠如の責任なのでしょうか。もちろん誤解を防ぐ努力は、最大限に尽力すべきですから、私は、本も毎回書き改め、こういうものでもフォローしています。しかし、活字の限界というものを知らないと、こういう情報は答えでなく、問いかけに過ぎないことを知らないと、本当には何にも役立ちません。
 新しい分野であるということは、知識や科学の方がどんどんと変わっているということです。そちらの方が本当に信じこんではいけないものであるということくらいに見抜けないものでしょうか。
 勘や判断力をつけさせるために、いろんな方法、イメージを与えていくべきなのです。それを、型(知識や科学、理論)にあてはめ、「全て同じようにしなくては間違い」としたがるような人こそが、結果として、もっとも反科学的、主観的なことをしているのです。

2013年11月11日 (月)

火の用心 お知らせ

東京消防庁が見回りにこられました。
火の元の注意呼びかけと地震に備えてのパンフレットをいただきました。

レッスン効果

お腹から発声することで、精神的にもリラックスすることができました。呼吸や発声と心の状態が関連していることを実感することができました。日常生活の中でも意識して実践していきたいと思います。(KO)

中低音は胸のポジションで、高音部は今までの抜いた歌い方で歌うようにしたら、喉に負担が減り、表現も以前より付けれるようになりました。
ライブ翌日も喉に疲れはなく、かすれなくなりました。
中低音→高音のポジションが変わるところが不安定にならないように、集中して歌っています。(AI)

歌レッスンの感想

1. Sアーオーアーオーアー アオア (ミレドレミファミレド ミレド)  
頭をダランと下げて首の力を抜く 足は肩幅 
2. 課題曲を見てもらう
2番3番の終わりを不要に伸ばさない  
頭を下げて、手もダランと下げて歌う  アオアオアオで歌う 
「あなたの愛になりたい」 「愛されてゆく」  
音楽が盛り上がって進ん でいるのに歌が遅れている。「あ」のところ アゴに力が入ってしま う。ブレーキが掛かっているのに、頑張ろうとしているので歌いづらい。口を開けるのが遅い。間に合わない。中途半端なところで「あ」の発声をして いる。歌い出しの少し前に意識を持つこと。
「愛さアー アアア」 「ア」のまま1オクターブ上がる 手の平で口角を寄せる
歌詞を自分の中に入れる 歌いやすさにつながる (SI) 

わざと忘れる V117

2ヶ月前になれば、わざと間違いを促す試みをしてみましょう。もう絶対に歌詞は見ないこと。覚えていなくても見ないことにします。
 レッスンでは、プロの場合は、本当に時間がなく、やむを得ないときもあります。私は「レッスンでは楽譜でも歌詞でも見てよい」と言っています。「本番のステージでも場合によっては、見ていい」とさえ思っています。ただ、ステージ上なので、ポケットから紙を出すのはダメです。堂々と楽譜を出し、見なくてはいけません。
 でも、慣れない人ほど、レッスンではうろ覚えであっても、ステージと思ってやることです。(プロなら前日や当日に最終版を渡されるケースもあるのです)
 そこで忘れたり、間違えておくことが最大の予防法だからです。私はリハで間違えたおかげで本番で救われたケースをよくみています。
 逆にリハがよすぎて本番がダメだったケースも多いのです。リハがよければ最大級に気をつけること。絶対に慢心したり、気負ったりしてはなりません。歌は生き物です。ステージも生き物です。

2013年11月10日 (日)

島倉千代子さん お知らせ

島倉千代子さんがお亡くなりになりました。
「からたちの花」は、レッスン課題曲にとりいれており、会報9月号に歌い方についても掲載しています。

歌姫・島倉千代子さん逝く

歌姫・島倉千代子さん逝く
「ほうせんか」、「東京だよおっかさん」、「人生いろいろ」などの曲をヒットさせ、生真面目な人柄でCMやバラエティ番組で笑いを巻き起こしていた歌手、島倉千代子さんが、11月8日に亡くなりました。
ネットのニュース記事で、死期を悟った島倉さんが10月末に壮絶な「最後のレコーディング」を行っていたことが、作曲を担当した歌手・南こうせつさんの告白により明らかになりました。島倉さんは歌手として、最後の最後まで命をかけて歌い抜いたそうです。
あの優しい人柄、可愛らしい歌声からは、全く想像もつかなかった。まさに、歌手として命燃え尽きるまで歌い切り、生き切ったと言って良いと思われます。
島倉さんの訃報に接し、歌手の石川さゆりさんなども涙ながらに島倉さんの志を継いでゆくことを誓っています。
ご冥福をお祈りいたします。(YD)

ことばのまえに声

 話を聞くだけで、相手が楽になるのは、声を出して、伝えて、共感してもらう、気持ちを分かってもらえるからです。
 どんなにこの気持ちというものの欠けた、ことばだけのやりとりが多い世の中になったことでしょう。
 カラオケで歌ってすっきりするのは、声を出して、心身ともにたまった気持ち(ストレス)を他人の前に吐き出すからです。それは、祭りのかけ声と一緒です。
 疲れたら、背伸びをしましょう。そこで「アーア」と大きな声を出すと、さらにすっきりします。

間違えておく V116

ヴォーカルの鬼門は、歌詞を忘れることです。一週間前くらいまで歌詞を見て歌い、当日近くに覚えたつもりのまま出ていくのが、よくある失敗するケースです。これは、「忘れるという失敗」を練習のプロセスで経験していないからです。間違えるのも練習です。
 レッスンのときに、よく言うのは、形だけで覚えたつもりにならないことです。暗誦して再現するという形だけでは伝わらないということもあります。実際は形だけしか聞かない客も多いのですから、形があればもつのですが。でも、そこで一つ崩れると総崩れとなるリスクを避けたいからです。
 歌をマスターするというのは、歌詞を覚えることではありません。「メロディを正しくとって、そこに正しく歌詞のことばを一つ付けていけば完成する」、そういう教わり方をするのはよくありません。
 一言でいうのなら、必ず自分なりに再構築、リストラクチャリングをするのです。歌でなく、歌で伝えたいことをリアルに捉え、仮に歌詞が出てこなくても、同じことを伝えられることばに、すっと変えるくらいに実を捉えておくことです。

2013年11月 9日 (土)

写真 お知らせ

外国人の方が、研究所の建物の写真をとっていました。
お声をかけたところ、奥まっているスペースが珍しいとのことで、
写真を頼まれ、建物と一緒に写真をとりました。

声レッスンの感想

1. 呼吸・発声
・首と肩のストレッチ、首の後ろ・うなじを長く
・呼吸:4拍ずつ、吐く(su-音)→吸う(無音)→停止→吐く
・唇を赤ちゃんのようにプルルルと振動。頬の筋肉を柔らかく
・巻き舌
・サイレン。高音で息が抜けないように、
 尿意を我慢する感じで下腹に力を入れる
・腹筋を鍛える
・口内の奥の天井(軟口蓋)を高く
 教会の天井のように高く響かせるイメージ
 顔全体が空洞になったつもりで
2. 五十音交錯表
口形をはっきり。ひと息で25音言えるにはつかえないように練習。
3. 三音
「きっと」無声音 k(i)tto
「見たい」の「i音」で舌が奥まり、こもった「e音」に近づくので注意。
「i音」の舌の位置。舌先は下前歯の裏側。両側は上の歯につく感じ。
「香り」の「り」と同じポジションで。
「i音」が特に苦手とわかり、普段から気をつけようと思いました。
もっとも、舌の位置を殆ど意識したことがなかったため、
どうすれば正しい位置に持っていけるのか、方法がまだピンときていないのですが、
よいと言われた言葉(「香り」)を頼りに、鏡を見たりして練習してみます。(TN)

イタリア人の声

イタリアという国は今ではファッションやグルメ、サッカーの国というイメージが強いのですが、私の感覚では声楽、オペラが生まれた国と言ったほうがピンときます。
イタリア語の作品を歌うことが多いので現在、イタリア人の女性にイタリア語を習っているのです。毎回のレッスンで興味深く思っていることなのですがこのイタリア人の女性とても声が美しいのです。素直に声が響いているというか声量的にも大きいですし、とてもクリアなのです。この女性のイタリア人は歌手でもないしヴォイトレを受けたこともない方なのですが、普段の声が違いすぎてとても驚くことが多いです。
日本人の声は鼻にかかることが多くどこかこもっていてそのためかヴォイトレを受けると「声を前に出しなさい」というレッスンをする先生も少なくありません。
スタートラインが日本人とイタリア人とでは違っていて音を転がしたり細かい技術はひょっとしたら日本人のほうが技術が高いこともあるのかもしれませんが単純な声だけでいったらイタリア人に勝つことは容易ではないでしょう。一般の人間でこの声なのだから声楽という文化が育ったんだと容易に想像できます。先日のデヴィーアといいスカラ座の来日公演といいイタリア人の声のすごさに驚かされるばかりです。(♭Σ)

向いている曲 V115

曲の向き不向きは、その人を目の前にしただけではわかりません。実際に、2曲くらい違う感じの歌を歌ってもらわないと何とも述べられません。これも声と同じく、曖昧なものです。カラオケなら、声が似ているプロをカバーするとよいと言われますが、それは一種のごまかしになりかねません。
 私には私の、他の先生はそれぞれの見解、意見があります。そもそも、選曲は売り方に大きく影響するので、プロデューサーの仕事です。
 私はプロの関与しないところ、アマチュアのオーディションやデモテープ、発表会やコンテストでのケースとして述べています。これはステージによっても、問われることが大きく異なるでしょう。ステージの構成、何人で出るのか(人数)、何曲歌うのか(曲数)、バックの構成、場所、客数、設備など。
 一般的に、初心者には、音域が広くなく、少しテンポアップしたのりのよい曲が無難です。大曲は中級者で、案外、上級者となるとシンプルな曲がよくなります。初心者か上級者向きの曲などもあります。スタンダードナンバーのシンプルな曲がそれに含まれるでしょう。

2013年11月 8日 (金)

歌レッスンの感想

1)呼吸法
2)発声練習:レガート(ミエア、ブロイ ルロルロルロルロルなど)、それぞれスケールで音域を広げる。ハミング付きもやる。
目的
1)声を楽に前に出す、その為に声(息)の流れる良いポジションに確実に当たるようパーセンテージを上げる
2)息をしっかり流してナチュラルな明るい声を手に入れる
結果
声を楽に前へ送り出すポジションに当たる確率が上がってきた
発声している時の自身の状態を、できるだけ客観的にイメージできると脳が筋肉へ指令を出し、良い状態を再現し易い
とにかく、どうしたら下あごと舌根の力が抜けて発声できるか
研究し改善していく(MS)

選曲のアドバイス V114

 選曲は、あらゆる条件を踏まえて考えるべきことですが、「歌い手は客によって評価される」と割り切れば、自分の歌いたい曲よりも客の求めることを可能とする曲を選ぶべきでしょう。「好みより才能」優先です。それがわからないなら、先生やプロデューサーに合っている曲を選んでもらう方が間違いはありません。「えっ」と思う曲が勧められることもありますが、そこで自分を知ることができます。
 「自分で決めたい」というなら、最低でも1年がかりで準備してください。私はいつも、
「月20曲、年240曲で、そこから20曲、それを4~5年くり返して、80~100曲から、また20曲くらいのレパートリーをつくれ」、と述べています。つまり「20曲を得るのに、1000曲以上にあたって欲しい」と思っています。月20曲のうち、2~4曲を選曲して残し、毎月続けていくと1年で24~48曲、そこで選ぶのなら、かなり適切な選択ができます。
 曲は、歌っているうちによくなったり、飽きたり、いろんなことを起こしてくるものです。自分に向いている、向いていないなども、つきあっていくうちにわかってくるものなのです。

アプローチ B077

 単純に言うのだったら、楽器でもうちの教本でも市販の楽器のCDでもいいのです。高めのところにして自分でカラオケで歌って、がんばらないで歌っていったらある程度までは伸びていきます。
(完)

効率で判断しないこと [論4-10]

 こうした理論家は、効率を最優先に考えます。「早く楽に上達すれば、それがよい」というのは、もっとも入門者や生徒さん、ビギナーを惹きつける魔法のことばです。しかし、「一日セミナーでよくなった」というのは、せいぜいワークショップや公開レッスンのための処方です。私自らもやったからわかるのですが、今、流行の「3週間で…」「1日で…」「3日で…」「1分内で…」の類と同じです。
 素人の固い体と頭をほぐせば声は出ます。そういうトレーナーのレッスンと、他のトレーナーのレッスン、あるいは、ヨガ、整体師、マッサージなどと比べてみるとどうでしょうか。その成果にたいして変わりはないのです。(リハビリのヴォイトレでも、その方法で元気を取り戻していく人にどのくらいプラスになったかは判断しようがありません)

2013年11月 7日 (木)

再会 お知らせ

1年ぶりにシンガポールから戻られたHRさん。
こられて早々に、「玄関まわりをきれいにしたんですね」と。
またすぐに海外に戻られるとのことで、久々につもる話に花が咲きました。

声レッスンの感想

1.発声
唇をふるわせる
口の脇に空気をいれないで、息のでる方向は一定にすると安定する。
おへその下から息がしゅっと出る
あごで押さえない、ほおりなげるように
おなかで切る
発声の間、ずっと同じところから息がでるように
あいうえお 前へ
次の行にいくときに、しっかり吐ききって、しっかり吸う
わになるころに、こと切れないように。
吐く吸うをスムーズに行う。
P67 8
ぱかぱか口は動くけど、息と子音がでていない、こもっている
1音1音とめてる、息をながしてつなげる
いい臭いを吸った時のように口の奥をあけて
ただしい畳のたたきかた
あの母音がせまいところから始まるのですぼまってしまう。
はーーいと同じ出し方をする。
2.結婚披露宴
一生懸命読んでるようにならないように
背伸びして前の方に、後ろから弧を描いて飛んで行く感じ
で喋った時に、良い方向に進んだ
出だしお腹に落としてから、人に向かって話しだす
箇所箇所ろれるので注意
2番目
文章中、誰の言葉なのか?
誰に向かって行っているのか?
わかるように、区別してもう少しゆっくりと、お腹におとして、自然かつひとつひとつていねいに、子音をはっきり、つながらないように、しっかり伝える。
人のMCを聞いていると、あたりまえのように「聞こえてる」ですが、MCさんはプロなんだな、と思いました。
そこ、ってとこでやりすぎたかな、と思っていても、全然現れていないもので、思いっきりやってもわからないくらいのコトなのかもしれない、気にすることないのかな~と思いました。(II)

直前の変更は避ける V113

 原則として、「直前に急な変更はしないこと」。出来不出来によって、ここで直前というのは1ヶ月くらい前を指しますが、変えないことです。できたら、6ヶ月台詞やは曲をあたためていきたいところです。もちろん、何事にも例外はあります。しかし初心者であれば、その迷いは、選んだ段階で捨てることです。他からの事情や圧力で変えざるをえなくなったときも、少しは抵抗しましょう。やりたくないなら選ばなければよいのです。
 と言っても、練習しているうちに、歌であれば曲との相性や気分が変わってくることもあります。もっとよい曲があると思ったり、他人の曲がよくみえてきたり、いろんなことが起きます。でもそれは選曲までの迷いとして、「決めたら、もう変えられない」と覚悟することです。というのは、私からみて、声や歌のよしあしよりも、覚悟が決まってから練り込んできたものでなければ、聴いて心地よいことがないからです。直すべきこと、考えるべきことは、そこでなく、その先です。

低くする  B076

 今より低くというのはあまり目標にしなくてもいい。歌の中ではだいたい高くシフトしていきます。日本の中では低いのは、あまりよくない。でも、だからこそ発声練習としてはやっておくべきだと思います。

2013年11月 6日 (水)

歌レッスンの感想

発声(Aスケール)
1.基本
低い方が相変わらずあまり出ない(FかEくらいが限界、以前はCくらいまで出たこともある)
・「ちょっと余裕が足りないが、悪くはない」
基本練習をしっかりしていないと、曲だけを歌っているとたとえ量をこなしていても「その曲の部分しか歌えない」ようになっていく。
なるべく満遍なく日常から鍛えるように。
・高い音が連続する曲・メロディを歌うのは(男として)限界がある。女性の曲のカヴァーなどをする場合、余裕を持って良い歌を歌いたければ、キーを下げるのは仕方ない。無駄が頑張りをするより、良いパフォーマンスを重視していく。
2.ハミング(強く)
・裏声はまだ出ません。
3.ロングトーン(Aで強く大きく)
・低いドの音、ラの音、シの音 →ドをもっと強く出せるように練習を続ける、シもチャレンジしてみる
・(中域)ラの音、(高い)ミの音、ドの音
4.息でロングトーン(Aで強く大きく)
・高いラの音
息のロングトーンをやると声帯が鍛えられる。その後声を出すと出しやすかったです。
声帯をキュっと「ひとまとめ」にする筋肉が弱いよう。
レッスンの時に「歌っていると脳圧が上がるようないっぱいいっぱいな感じになる」と話しましたが、どうやら声量の出しすぎだったみたいです(苦笑)。録音して聞いてみたら明らかに力んだ声になっていました。ただもっと楽に歌いながら「表現」としてしっかり「伝える」という事を意識して練習していく必要があるようです。「声量→迫力→たくさん伝わる」というわけではないという事ですね。(KS)

「影を慕いて」森進一さん  A018

 私の少年時代の天才歌手というのは、三橋美智也さんのあと、いろいろいましたが、天才はジャンルをたやすく超えるとなると、モータウンなみの歌声の森進一さんこそふさわしいと思われます。歌唱は演歌を通り越して、ポップスとも何ともいいがたい感覚で歌いあげていました。
よくクラシックとポップスの違いを聞かれるときに、私は「影を慕いて」で藤山一郎さんと森進一さんのを聞いてもらっていました。淡谷のり子さんのあたりまでは、クラシックの基礎の上に工夫をして、歌謡曲をこなしていた。(そこでは、岸洋子さんが最終的な形で、よりポップスに日本語、リズム、フレーズと三拍子バランスよく踏み込めたのは深緑夏代さんでした)
そこに、絶唱としては、森さんの「おふくろさん」の方が有名です。コロッケさんの活躍もあり(いずれ詳細を)、森進一さんらしく思われています。私としては、ヒット曲では「襟裳岬」「冬のリビエラ」あたりをこの2曲に加えていました。とはいえ、心身一体での表現を体験、体得したいのなら、「おふくろさん」で練りこんだあとに「影を慕いて」の古賀メロディに挑戦してみるとよいと思います。

ステージに関するアドバイス V112

 ステージ論などは、本来、ステージ経験の豊富な人からアドバイスをもらえばよいことです。何万人、何千人の前で何回もやっている人もいれば、毎日、何百人の前でやっている人もいます。ですから、そういう人までいかなくとも、「プロの人、人前でやることを生業にしている人に聞けばよい」と思い、私はあまり述べてきませんでした。いや、アドバイスしても収録してこなかったのです。
 しかし、生まれついての大スターのような人のステージングに、これから小さなステージに初めて立とうという人が学べることは少ないでしょう。ステージは現場によって全く違うので、プロの助言が必ずしも的を得ないこともあります。そういう点では、歌やせりふと同じステージと言うものも、曖昧なものですから少しずつまとめてみようと思います。
 それは、私がずっと週に1回以上のペースで、人前に立ってきたこと、(これは、初対面の人たちの前で、ということですが)での経験を語るわけではありません。講演やワークショップも含め、大人数の前に立たされたことが少なからずありましたが、それにも触れません。むしろ、裏方としてプロやアマチュアのステージをみてきて、アドバイスを求められてきた立場からです。

歌ってみる B075

いろいろな方法をもっているトレーナーもいますが、万人に当てはまる方法はない。舌の長さや大きさも、声帯も違う。そこから自分で捉えていく。そこでネックがあればトレーナーに聞いて、舌が上がっていると言われたら、舌を上げないようにする。音声学の知識がなくても、いろいろなものを歌ってみれば、これだとできると、自分で見つけられると思います。あなたが歌えるとしたら、歌詞でなくても言葉でもいい。この言葉だったらもっとわかりやすいというところでやります。

2013年11月 5日 (火)

声レッスンの感想

1.声が上がってる感じなので、腹に落として声を出す。
50音のトレーニング〈14〉は
1.サッと三万円財布に入れたは抜けない。ノリに乗ったお登りさんは落とさない、
剃り↓や、よろけていたのなまり(言い方)、雌鳥の読み、留守中の発音。
2.やっぱり鼻濁音の発音や鼻に抜ける時がある。
〈イ〉〈キ〉〈ス〉〈チ〉〈レ〉などの「~が」の鼻濁音。
アナウンスは、
デパートのエレベーターで
1.落ち着いた感じとさわやかなエレベーターガールの二種類を
変化させて言うことが出来ました。
2.何階か?その階に何があるのか、一つ一つの単語を、乗っているお客様に伝わるようにツラツラと言わない。ゆっくりハッキリと伝える。
その階に目的をお持ちのお客様がちゃんと降りられるように伝えることを意識して言う!
デパートお迷子のお知らせは、
1.言葉の始まりと終わりをしっかりと言うことを心掛けた。
2.迷子のお子様が何をお召しで、男の子なのか女の子なのか、
何歳で、何処で待っているのかなど、エレベーターのアナウンス同様に、伝えなくてはいけない重要な部分を、ゆっくりと強調してハッキリ伝える!(ND)

待つ V111

 「本当にやらなくてはいけないことをやる」「本当はやっても何にもならないことやらない」この2つを見分けるために、トレーナーというのは存在の意義があるのです。
 トレーナーには、それぞれに専門があります。その専門のところだけで使えたらよいのです。逆に一人のトレーナーが、何でも与えられるなどと思い違いしないことです。お互い、謙虚に相手に学んでいくことです。
 つまり、やるべきことはそんなに多くないのです。とてもシンプルに、表現と基礎、表現と自分を結びつける一本の線をみつけることです。いろんなものは捨て、あるいは、もっとそのことに才能のある人に任せ、自らの武器としては、自らのもっているものを強く鍛えていくことだけ。それを知るべきなのです。
 その一つが声というなら、そこに一時、専念します。いろんな歌い方や発声を覚えるなどは余興として、たった一つの絶対的な声を、声域も声量も何ら気にせず手に入れ、育てることのです。それが音楽となり、自らを歌い出すことを待つことなのです。(完)

上げ下げする B074

 一番いいところをそこだけをやる。それが完全にできたと思ったら、できなくても半音1音上げたり下げたりしていく。どこかで絶対にできなくなってきますね。差をみて繰り返すのが、一番効果が上がると思います。

事実と反するのがあたりまえ [論4-9]

「ことばの使い方が事実と異なるからだめ」という幼稚な指摘は、机の前だけで考える人がよく犯す”間違い”です。バスケットで、「膝でシュートしろ」とか、野球などで「腰で投げる」、「腰で打て」とか言うのも間違いでしょうか。コーチは、「科学的?事実として間違っている」のを知っているのに、なぜ、こういうことばを使うのでしょうか。当然、効果を出すためです。
 事実に基づく正しいことばが、プレーとしての勘違いを、現実に助長しているなら、事実と異なることばを使ったほうがよいということです。
 ことばはトレーナーとそれを受ける生徒さんのなかでのイメージを引き出すキーワードです。そこに正しい知識とか定義された専門用語を使うべきなどというのは、論破のためのトリックにすぎません。

2013年11月 4日 (月)

東北楽天ゴールデンイーグルス優勝

初の日本一に輝きました。おめでとうございます。

レッスン効果

初回よりリップロールができるようになった。
い母音、無声音など自分の課題が明確になってきたので普段から意識して発声していきたいです。
レッスンでは呼吸と発声を丁寧にやって下さるためか「あ、今の発声いいかも?」と思える発声が稀にできるのが嬉しいです。自主トレではなかなか再現できないのですが、徐々にできるようにしていきたいです。
喉の下、おでこなど「口」の位置が沢山あることと、どの口から発声するかで出やすさも変わってくるのを実感して目から鱗でした。
日常会話でもおでこから斜め前に声を出すようイメージしてみました。
今まで、聞き取りやすい言葉を発するには、あ行なら「あ」の形、い行なら「い」の形というふうに口(唇)の形を変えることで、言葉を届かせようとしていたように思います。でも、歌手はあまり口の形を変えなくても、声は響くし歌詞はちゃんと聞こえてくるので羨ましいと同時に、どうやっているのか謎でした。
レッスンの録音を聞くと、トレーナーの話し声は大変明瞭に聞こえるのに対して、私の話し声はふわふわと不明瞭で(私の方がレコーダーの近くにいたのに)、同じ空間にいると思えないくらい、違いが歴然としていました。私は今まで喉・口周辺だけを使って話そうとしていたのだと思います。トレーナーや歌手の方は本当に体の使い方が違うんだなと感じ、大変参考になりました。(TM)

歌レッスンの感想

1.トレーナーによって、レッスンの内容はかなり違う。どれが正解ということはなく、結局は自分で選べば良いし、かなり後にならないと何が良いか悪いか分からない。確かにそうだと思います。歴史の真実だって、後にならなきゃわからないし、真実は光の当て方で2つも3つもあると感じます。だから今は、混乱しても目の前のレッスンに取り組みます。きっと、わかる人はわかるし、わからない人はわからない。私はわからない側の人かもしれないけれど、わかるを目指して試行錯誤することが、私のチャレンジです。
2.曲「虹の彼方に」、イメージがあるから何とか聞けるが、声として足りない。今の数倍、スケールを大きくしていきたい歌。鋭さも必要。
3.曲「私の天使」。以前より声が広がらなくなってきたのは良い。転調後、楽譜の指定ではフェルマータが続くので、もっとたっぷり伸ばす印象になる。楽譜の指定を変えるか、自分がたっぷり伸ばすか。
誰かが私と30分格闘してくれるというレッスンの場は、自分にはありがたいです。この研究所のレッスンのような、誰かにまっすぐ自分と向き合ってもらえる空間は、お金を出してもなかなか得難いと思います。自分はレッスンを生かしきれていない、トレーニングが足りない、などと考えると腰が引けますが、それでもレッスンに通うしかありません。目の前の人から何を引き出せるか、自分に力をたくさん貸してくれるかどうかは、自分にかかっているのだから、自分と勝負するような感覚です。こいつはあまりにもダメだから、何とかしてやりたい、と思ってもらうのでもいいし、魅力的だから力を貸したいと思ってもらうのでもいいから、与えられた30分を生かして行きたいと思います。(KR)

高める V110

プロとして、レッスンではヴォイトレや発声、技術の習得が前提ではありません。自分のもっているもの、もっていないものを知ること。そして、足らないものがあれば、それを身につけるかどうか決めること。その努力をして身につくかどうかチェックしていき、さらにフィードバックしながら、少しずつ高いレベルで自分のもっているもの、もっていないものを吟味していくのです。
 このプロセスでどんどんうまくいくなどというのは、肝心のレベルアップをしていないことが多いのです。
 それは、同じトレーナーと同じ6階級くらいのファイトだけをずっと続けて、「強くなった」と言っているのと似ています。相手のグレードが、ステージのクラスが上がると低レベル(まわりはやっていないか趣味程度)で、通用したことで、自分は「もっている」と思っていたものなどは、大して実践に役立たないとわからないのです。
 トレーナーはレッスンでそういうことをきちんと伝えなくてはいけないのです。トレーナーともども4回戦ボーイで、何回やっても何年やっても、最初に少しうまくなったら、そこで進歩が止まってしまうのは当たり前ではないですか。

メニュをつくる B073

 現実的には、既に自分がやってきたりやれているものの中の一番高いところをより質をよくしていく。それは歌を歌うよりずっとよいヴォイトレです。歌を歌っていたら、かなり複雑なことが邪魔をするわけです。たとえば、1番で出るのに、歌詞が違うので、2番では力をいれないとでないとか、なってしまう。そこは練習としてはやってはいけない。ステージの練習としてはいいとしても、発声としては、それは悪い状態で、喉に力を入れ、状態が悪くなってしまいます。

2013年11月 3日 (日)

声には気持ちがにじみ出る

誰でも自分の声を聞いて欲しいと思っています。声=VOICEとは、単に音としての声ではありません。そこに意味がある音声として、伝わるかが問われています。言いたいこと、そして、伝えたい気持ちが必ず込められているのです。
 世論の声、巷の声、声なき民の声などといわれます。声はたとえ、音声抜きでも伝わります。声には精神性が表われるといいますが、このときは、精神となっているのです。
 声の意味は、気持ちそのものなのです。ですから、声を気持ちと置き換えてみるとよいでしょう。
 「お元気でしたかあ」「この度は、ご愁傷様でした」などでも、伝わり度合いは、人によってまったく違いますね。

「声をかける」→「気持ちをかける」
「声を出す」→「気持ちを出す」
「声が出せない」→「気持ちが出ない」
「声を伝えて」→「気持ちを伝えて」

レベル V109

 私がサッカーを私のまわりのど素人たちと楽しむなら、シュートだけ練習したら十分です。でも、サッカー好きの少年たちに勝つためには、シュートよりも、ボールを受けパスを出したり、ドリブルする練習が必要ですね。「こういうのも何時間かやってみる」、というのが、今、行われているヴォイトレ、基礎と本番(試合)の真ん中にあるべきものですね。私が、もし本気で勝負に出るなら、まず、彼らに走り負けしない体力、走力、筋力をつくります。試合は5分ではありませんから、走りで勝てばおのずと勝利は転がりこんできます。走り負けたら、シュートのチャンスもボールの触れるチャンスもありません。こういうことなのです。まして、Jリーガー相手に考えたらどうなるでしょう。
 前にK1のファイターがパフォーマーに転向した話をしました。彼にあったのは心身とステージへの発想、直観です。それは、ファイターだったときも闘うだけでなく、人に伝えることをリングの内外で実行していたからです。

他人のメニュの限界 B072

 トレーナー独自の方法や、本を読むとそういう出し方が書いてあるメニュはいくつもあるのですが、あなたにとっては、どこかから借りたメニュなのです。高いところのフレーズトレーニング集がついているだけでしょう。ある人にはあうかもしれないけれど、残りの人には結構無理がくると思います。

2013年11月 2日 (土)

ホルモン屋

代々木駅近辺はラーメン店も多いですが、ホルモンのお店も複数あります。
研究所側の東口には、「丹田」、西口には、「伊藤課長」「まんてん」など、もつなべでは、「きむら屋」が二軒あります。これからの季節、お鍋もよいですね。

声レッスンの感想

1. ストレッチ、呼吸
吐く・吸う・止める・・・を4拍ずつ
吸う時は、音を立てずに、鼻と口から。
肋骨を外側に広げる。
吸ったときの胸の高さをキープしたまま4拍で吐き切る。
2. リップロール
頬に余分な空気を入れない。
上下の歯を噛み合わせて唇だけ力を抜くようにすると、やりやすい気がした。
3. ハミング
4. 「ハーイ、ヘーイ・・・」
「アーアーアー・・・」
頭は上下させず、お腹を使って発声。
サイレンは声帯をこすらず喉の前を通る、自分から離す。
5. 50音交錯表、三音
・カ行、タ行。1音1音の子音を飛ばす。言葉を1個1個立てる。
・1音1音、頬や舌の筋肉を使う。省エネしない。
・深く吸ってお腹を使って声を前に飛ばす。
・「い母音」 舌根が落ちて引っ込まないように、音を前に出す。
eg. やばい、出遭い、いのち
・無声音に注意 eg. 積木、机(TN)

高音の技術 V108

心身の強力なアスリートが歌っても追いつけないところが、歌い手の歌い手たる技術ということになります。そこでわかりやすいのは、声の高さがどこまで出るかです。そこにヴォイトレの、歌でしたら8割くらいの目的が集中してしまうのです。しかも、誰かの歌をカバーしたいとなると、今のプロは高音やファルセットも使うので、そのマスターが全て、いや前提のように思われてしまうのです。
 私は、声域などは結果論であり、人によっても違うのですから、メインの目的にはしません。
 しかし、求める人の目的には対応したいので、もともと高い声の出るようなポップスの先生よりは、少しずつ獲得していった、より完成度の高い声楽のソプラノ、テノールのトレーナーに任せています。
 日本のミュージカルや合唱、ハモネプなどは、ハイトーン、ファルセット、共鳴、ハモリ、ビブラートというのは、まさに音大のベースで一致するからです。声楽家でありながら、若くてそういう条件に恵まれた人は、目的もキャリアも、問われるものが違うのですが、大いに参考になるはずです。

よいものを使う B071

 マニュアルとかやり方はたくさんあるのですが、単純に高い声を出したいといったときには、自分の歌ってきた曲やカラオケを並べて、その中の一番高いところがうまく出ているのを何回もやる。かなり高い音が出ると思います。他の曲になったら、そこと同じ高さをとれない。できるときは母音や言葉、英語を使ったりして、何かしら自分ののどがそこをとりやすいようになっているわけです。それ以外の言葉でやったり、それ以外のテンポ、メロディでやると、何かうまくいかない。うまくいかないところでがんばるので、もっとうまくいかなくなってしまう。悪い癖がどんどんついていく。一番うまくいくのを選んで、それがうまくいっていたら、別のものに応用します。それを半音、1音と上げていけばいい。

2013年11月 1日 (金)

2013.11月号 お知らせ

11月号発行しました。

今回、 「読むだけで、声と歌が見違えるほどよくなる本」福島英著(音楽之友社) の感想特集(トレーナーほか)を掲載しました。

 

歌レッスンの感想

・目標やゴールによって、レッスン内容や取り組みも変わるため、具体的なゴール設定が必要。(短期・長期)
私は今のところまだ、人前で歌うことに関して現実味を感じていないことに気付いた。
・声を出した時の不安定さは、なんとなくわかっていたが、声の切り替わりや減衰するポイントなど、細かく指摘して頂いたことで、改めて基礎の部分の課題がはっきりした。
・「はい」の発声を、次までに、今よりも深い呼吸で、響かせてできればと思う。
・自分の歌い方の癖は、録音したものを聞いていても自分ではわかっておらず、指摘してくれる人もいなかったので、気づくことができて良かったと思う。
・基本的な筋力・持久力不足を感じた。(NK)

アスリート並み V107

技術は、表現と基礎を結ぶものです。心身の基礎というのなら、一流のアスリートなら充分にもっています。本番に強く、日常の心身の管理ができていなければ、スポーツで結果を出せません。歌手や役者はアーティストといっても、画家や作家よりはアスリートに近いものを求められるというのはわかりますね。肉体芸術だからです。
 歌やせりふの技術というのはありますが、私が基礎の話をするのはことば(日本語)と同じく日常化しているからです。その点、やや非日常に固められた声優やアナウンサーの方がカリキュラムはたてやすいのです。
 今の日本は、歌であれば、一流のアスリートやお笑い芸人なら、かなりのところまでこなせます。ダンスで述べた通り、歌手は、オリジナリティのレベルまでいっていない。ゆえに、世界に出る人材もないし、TVでも物まね芸人にワクを取られてしまうのです。
 つまり、古典芸能のように特殊化して、保守化しつつあるわけです。ですから、アスリート並みの心身をもつこと。これが基礎としては大切だということです。

応用する B070

ここでやっているヴォイストレーニングでOKといわれたところだけが歌ではない。あなたの世界はあなたのほうが持っていること。ここでOKといわれるのは確実な部分のところです。ポップスの歌というのは不確実なものがたくさん入っていても許されるわけです。高いところをやってみたいということであれば、どんどん高いところにシフトしてやってみてください。一人でそれをやっていくと、ひとりよがりになって、力を入れたり長い眼でみて単に悪い方向にしかいかない場合があるから、レッスンを受けてみます。自分の練習が進歩することを妨げていると思ったら考えてみましょう。

マスターのレベルでみる [論4-8]

 現実はレッスンを受けた人がどうなっているのかの現状、結果をみなくては何ともなりません。私の知人の邦楽の師匠が「腹式呼吸とか横隔膜呼吸なんていうからおかしくなるんだ。腹から出ているんだから腹から出せばいい」と言っていました。声楽や科学的な見識をもって、これを否定したところで、邦楽は元より、声楽も進歩するでしょうか。
私は以前、述べたように、横隔膜の位置を正確に伝えては(それはよいとして)却って、深い呼吸はやりにくくなるケースも多々あると思っています。みるべきことは、ことばの正しさでなく、その師匠の弟子がその教え方で基礎をマスターできているかどうかです。

マスターのレベルでみる [論4-8]

 現実はレッスンを受けた人がどうなっているのかの現状、結果をみなくては何ともなりません。私の知人の邦楽の師匠が「腹式呼吸とか横隔膜呼吸なんていうからおかしくなるんだ。腹から出ているんだから腹から出せばいい」と言っていました。声楽や科学的な見識をもって、これを否定したところで、邦楽は元より、声楽も進歩するでしょうか。
私は以前、述べたように、横隔膜の位置を正確に伝えては(それはよいとして)却って、深い呼吸はやりにくくなるケースも多々あると思っています。みるべきことは、ことばの正しさでなく、その師匠の弟子がその教え方で基礎をマスターできているかどうかです。

« 2013年10月 | トップページ | 2013年12月 »