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2013年11月22日 (金)

リアルに負けない V128

人として生きているなかで、語りはせりふであり、歌です。生活のなかの言動は、しばしば、まわりの人の心を打ちます。私はよくリアリティと言いますが、生活のなかの声はリアルだから、その人がその人であるという、絶対的な存在として伝わります。  よく話と歌がどうだとか聞くような人がいますが、別に歌にならなくても、声を出しているだけ、ことばを発しているだけで、伝わるものは伝わるのです。  それをあたかも、メロディをつけて歌詞を間違わないようにしないと歌ではないと思い込んでいる人ばかりになり、おかしくなっていったのです。  生活のリアルにさえ敵わないリアリティであれば、歌う必要はありません。しゃべって伝えた方がよいでしょう。日常のものがリアルに聞こえているからこそ、さらなるリアリティというのがアートに問われるのです。

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