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2013年11月23日 (土)

リアリティを問う☆ V129

 TEDの番組で、アポロ13号やタイタニックのセットを手がけたロブ・レガートが言うには、「人は事実、現実そのものでなく自分の記憶の再現を望む」と。つまり、映像として成功するのは実写とは限らない。ちゃちな模型の方がすぐれて、人の心に働きかけることもあるということです。
 これがドキュメンタリーと映像の違いです。本人自身が話すのと、一流の役者がそれを演じると、どちらの方が人の心を動かすのか。事実を伝えるのと、脚色し、演出するのと、どちらが感動するのか、つまりリアル感を極限まで高められてこそ、アーティストの仕事(この場合はクリエイター、プロでよいですが)となるのです。
 実際の漁師の船での歌と、北島三郎さんの歌との違いです。どちらがよいとか、好きとかではないのです。受け手のイメージが、その心がどのように形成されるかということです。漁師の生き方をシンボライズしたのが、北島三郎さんの海の男の唄なのです。

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