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2013年12月 1日 (日)

スクールでの限界 V137

ヴォーカルスクールやカラオケ教室は、私からみると、普通に歌える人がすこしうまくなるところです。本人がとてもうまくなりたいと思っても、根本的にはさして変わらず、短期で少しうまくなって終わるところなのです。
 それはうまいということが、聞く人に価値を与えることと異なることさえ把握しないままに、へたでなくしているだけだからです。(限界にぶちあてるということを避けているのです)
 表現というものの、大半のヴォイトレもまた、そのレベルで行われています。ですから、まだ本当の問題に切り込んでいないと言っているのです。
 批判しているのではありません。本人に必要がなければ問題として上がってこないからです。街のフィットネスジムでは心身の健康づくりができていたら充分です。病状の重い人やオリンピックを目指す人は行きません。ヴォイトレとして、心身や身体だけに深く入り込んでいくのも一つの方向です。そこから応用(歌など)に対しては全く触れずに行っているものも増えてきました。
 最近のヴォイトレは、私からみると中途半端なリラックス、ストレス解消レベルのものが多いのです。その効果はまさにフィットネスジムに行った後の声の変化と同じくらいです。昔からやっているところでは、なかなか体=声=心をしっかりと捉えて本質的な変化を出しているところもあったのですが、少なくなりました。

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