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2013年12月 2日 (月)

応用の目的ありき V138

 私が応用、つまり、目的を念頭においているのは、結果がでなければ失敗、それをきちんと踏まえてフィードバックして、常によりよく、プログラムを改善していこうとしてきたからです。試合のないフィールドでいくら練習しても、自己満足だけになりかねないからです。と言うまでもなく、もともと最初から過大なる結果が問われるところでの、ヴォイトレばかりしてきたからです。つまり、あらゆるところに生の現場がありました。ヴォーカルスクールなら、それは発表会ですが、私の相手は一度きりの大舞台、あるいは、連日の公演などへの対応です。
 そこで全て成功などということは言いません。ありえません。ステージでは一度もミスはなく、完璧だったという人もいるかもしれませんが、私の立場上、そんな仕事は、さほどありません。プロでくるのは、よほど調子を崩した人以外は、完璧主義者でまわりがOKでも自分が許さないという厳しい基準を持った人です。
 ですから、この応用で厳しく、基礎で声を厳しくみているヴォイトレというのは、他にはあまりないと自負しているのです。
私からみると、誰もに通じて誰もがよくなるヴォイトレなどというのは、トレーナーやトレーナーでなくとも、誰でもできるレベルのことで言っているとしか思えません。医者もお手上げのケースでも、何とかしなくてはいけない、でもうまくできない。そういう難しいケースに直面したことのない人にしか言えないことではないでしょうか。

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