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2013年12月17日 (火)

優先度と重要度の違い V153

 現場で要求されることが早急の課題となるのはしかたありません。私どもも、3~6ヵ月後のデビューやオーディション、1ヵ月後の結婚式の余興まで、まさに真剣に対応しております。
 しかし、この優先度に振り回されている限り、もっと重要なことが後回し、遅れるというならまだしも、その可能性が損なわれたり、小さくなることも現実には起きていると思われるのです。
 芸道やスポーツなどでは、小手先の器用さで、早く頭角を現したものの大成しない例はいくつもあります。才能や努力を評価するのは難しいところですが、後で大きくなるための基礎と、その時点で凌ぐだけのやり方とは全く逆になることがほとんどなのです。
 しかし、日本は若い時期のチャンスを優先すべき、つまり、実力なくても若さだけで出られる、いや、実力のないのが若さだから、それゆえ出られる。それが、歌い手だけでなく、声優、アナウンサー、タレント、役者に蔓延しています。それゆえ、若い歌手の素人声(「ジャニーズ声」というと、叩かれるでしょうか)はどこにでもあります。誰でも出せるということです。それは大人になってもそう変わらないのです。(彼らは、声の魅力で売っているのではないから、その必要もないのですが)

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