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2013年12月26日 (木)

ミュージカルでの応用 V162

どこまで高い音をとるのか使うのかは、ポピュラーもソロなら、高さより声の音色で決めるべきです。ただ、オペラやミュージカルは、声域が決まっていることが多いので、声域の獲得と、確実なキープが、出場の第一の条件になります。特にミュージカルに声楽の基礎のない人が抜擢されたときに、高音の共鳴がここでの主な課題になります。
 30代くらいまでは、案外とラフな発声でも耐えられます。ダンスや役者出身の人に多いタイプで勘もよいからです。
 演出家が、「声を大きく」とか「発音をはっきり」と言っても、「強く出したり口をクリアに動かさずに結果がそうなるようにする」ことで、喉を助けましょう。
 大きくクリアに開けることと大きくクリアに出すことは違うのです。小さくても強い感情を表すことはできるし、口の形を大きく動かさなくても明瞭に聞こえるようにもできるのです。
 特に、大―小、強―弱のような大ざっぱな動かし方しかできない人に、鋭―鈍とか、加速度、間、呼吸などでみせていくのは、こういう舞台でこそ、声の処理として応用を必要とするからです。応用は、自分の持つものの延長上で処理しなくてはいけないのが原則です。

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