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2013年12月27日 (金)

未成熟な声への判断 V163

本来、表現で問うべきものを、「大きく」「小さく」とか、「早く」「遅く」とか、「音程」とか「ロングトーンのキープ」「ふらつかない」とかを使わざるをえません。現場での注意には、残念ながら、声や歌に対して未成熟な日本らしさを感じます。
 一つには、本番前の稽古に、「せりふを間違えないで覚えてきてください」と言わなくてはいけないような役者を、オーディションで選んでいるということ。(これは、役者でのたとえで、歌手の例です)
 もう一つは、歌で選んだのに、やはり、「歌詞を間違えたり、音程を外さないでください」と、そこまでの注意ではないのですが、私からすると声についての初心者なみの注意を受ける人しか、けっこうな一流の舞台にもいないということです。
 演出する人の層もレベルも、それを支えるスタッフのそれらも、けた外れに、向こうとは違うのです。
 大きな舞台をたくさんやっているところはありますが、声や歌、音楽に重きをおいているのではないように思います。(それゆえに続けられるのでしょう)
 たとえば、フォルテッシモ=ffはとても強く出すのでなく、感情が強く表れるような表現、つまり、客に対して伝わることでみるべきものです。

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