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2013年12月29日 (日)

形と実 V165

 現実としては、トレーナーは、現場では歌手や役者の身を(喉を)守らなくてはなりません。
 現場の指揮者にも、さまざまなスタンスがあると思いますが、作品の評価をよくすることが第一義ですから、表現中心であり、それに耐えられない人に、過度の期待と負担をかけることになります。
 すると、どうなるのでしょうか。スポーツのアスリートのように明確な基準のある場合、これは単純です。
 100m走男子では、世界は9秒の壁に、日本は10秒の壁に挑んでいます。ときに日本人選手がいいところまでいきますが、アスリートの世界ではNO.1、金メダルを目指しているので、日本人の選手より速くても金がとれないなら、他の種目に出る選手もいます。8位に入ったから世界で8番目ということにはなりません。
 音楽のプレイヤーもけっこう明確な基準があります。ルックス、スタイル、MCでなく、演奏、つまり音で全て判断されることです。高度に演奏する技術なしにプロになれません。
 しかし、歌やせりふの声は、総合力の要素の一つです。となると、一流を目指すよりも表現よりも、安定、安心が第一になりかねないのです。

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