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2013年12月31日 (火)

個性と成長 V167

 型にあてはめられて、そこで個性が死んでしまうというなら、その程度のものに過ぎないので、そういった型がいけないとは思いません。ただ、型がなくとも形にはまってしまいやすい人がいます。トレーナーの言う通りに動く人、つまり、器用な人、上手く立ち回る人、正確な人、いつもそれなりの力をキープできる人、絶対に休んだり、遅刻しない人、こういう人を私は、優等生と呼びますが、そういう人ばかりを選ぶことがよくないと思うのです。
 しかし、現実がそうですから、それに対応するためのトレーナーも、相手をその方向にもっていくわけです。そもそも、トレーナーは優等生が多いのですから、頑張って育てるほどに、そういうふうに育つのです。
 「個人の色よりも、組織集団の色が強く出る」のは、日本の会社も劇団もプロダクションもそうなのです。よしあしは両方ともあることでしょう。
 しかし、喉や声は個人のものであって、他に合わせようとするにつれ、中級レベル(アドバンス=A)には早く到達するものの、上級レベル(ハイレベル=C)はいかなくなりかねないのです。トレーナーは、そこに手をつけるのには細心の注意をもってあたることです。

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