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2014年1月 8日 (水)

21世紀の歌 A027

 私見としては21世紀の求める表現としてのあり方が、主役級の歌に示されていたとみました。つまりは、私の求めるスケールの大きさや仰々しい表現力を、歌声でみせるのでなく、ことばのままに伝えることを優先したのでしょう。
 そのための新しい試みが2つあります。
1、 歌を録っておいて演じるのでなく、リアルに現場で録る。(歌もせりふも)
2、 その表現(ピアノとのアドリブ)を変えずオーケストラの譜割り(原曲)を変えて歌に合わせる。
この2つで私が不自然に思い、遠ざけていたミュージカルを自然にするために最大の障害を技術的に取り去ったわけです。(それゆえ、アカデミーの「録音賞」獲得なのでしょうか)つまりは、リアルなことばと歌とのギャップ、あるいは、普通のことばとせりふとのギャップをなくしたのです。
 そこが主役級3人と脇役との違い、実力差というよりは、演じ方での違いですが、21世紀と20世紀の違いであると、日常のリアリティと舞台のリアリティを等分に配した興味深い試みと、世界中で私だけしか考えないであろう独善的な解釈を述べておきます。 

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