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2014年1月30日 (木)

ことばは活かすために捨てる

 ベテランのアナウンサーは、1回の読みの中で4つくらいのキーワードを強調して、あとは流します。原稿が手もとに来るや否や、もっとも伝えるべきことをピックアップする能力が問われているのです。
 文章すべてを一所懸命読むと、聞く方も、すべて一所懸命聞くことを強いられます。疲れるし、さらにどこが重要かわかりません。外国語ではないのですから、大体筋さえわかれば、把握できるのです。というのなら、キーワードだけ入れれば、情報としては充分なのです。天気予報なら、雨かどうか、気温は何度か、強風や台風など、特別な情報があるのか、くらいで充分です。それを100字くらいでしゃべるのですから、キーワード以外は、流してよいのです。

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