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2014年1月12日 (日)

感激ワードの声風味

○感激ワードの声風味

 決して声がよいとはいえなくとも、明石家さんまさんのテクニックは、こののせ方にあります。
 「そうか」(同感)
 「そりゃ、ちがうやろ」(つっこみ、客との同感)
 「ズコーッ」
 オーバーリアクションの連続で、ゲストをのせていくのです。
 話の中から、一つひとつきめ細やかに選び、最大限の反応を返してあげているから、素人の子でもTVなどでしゃべりにくいことさえ、ペラペラと気持ちよく話してしまうのです。

○意図を知るためのさぐり声

 あいづちの応用です。
 「フーン」「はあ」「そりゃ、ひどいね」「超バ」

 私たちがドラマで泣かされるのは、人の死、しかも他人の犠牲によるシーン、そして人の気持ちをとことん、我が身のように思いやるシーンです。かつて、日本の両親は、子供に優しい子、人の気持ちや痛みがわかる子に育てと願っていたのに、この50年、自分さえよければよいという風潮に家庭も学校も社会もなってしまいました。残念なことです。

○同じ返答でも声を変える

 おうむ返しは、一度や二度ならよいのですが、その先は、それが分からないように、声でうまく演出しなくてはよくないのです。
 相手がのらなければ、こちらでのってみせることです。こちらが明るくすれば、相手も明るくなる。こちらが元気にすれば、相手も元気になるのです。

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