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2014年1月11日 (土)

ネットと世間 V178

世界に有数の、日本の、質はともかく、数を誇るブログや掲示板などへの無記名の書き込みは、よくも悪くも昔ながらの「世間」の存在を感じさせます。私のように常に読み手と向きあい、匿名で文章を書いたことのないものには、少々理解しがたいこともあります。
 そのエネルギーには、よい意味では「読み人知らず」のような習作、俳句や短歌づくりのような、日常にある文化の定着を感じますが、一方、悪い意味では全国版、日本語ですから、全世界にはちょっと無理の、井戸端会議のは安氏です。ただ、そこに集うのは、およそ同じ層の似た思考の人ですから、そこで論議を重ねていくのはどうなのでしょう。会っているなら悪友でもよいのですが、匿名で吐き出し合う、ときには罵り合うだけですから、自分の成長になりません。(でも全く吐き出さないよりはよいので、その後にそこにとどまるか、次の一つ上のレベルへ抜け出せるのかの差ですね)
 成長したい人は、私もその一人ですからそうしてきましたが、もっと自分に役立つことに時間と頭を費やすことです。類は友を呼ぶで、自分のエネルギーを累乗でマイナスにしないこと、自分を高める人との交流に使うことです。
 見たり聞いたりするだけでも、悪い方に疲れるから避ける。そういう感性がないと、引き込まれてしまうのでしょう。不満こそ、身の内にためて作品や仕事へ昇華させた方がよいと思うのです。そんなプラス思考の人はそういうのは読まないのでしょうが。

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