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2014年1月19日 (日)

アナウンサーの話し方 V186

日本の共通語は、東京の下町ことばをもとにしていながら、実際は、放送のために使われているものです。共通語は、私の考えでは、NHKの編纂によって認可されたり、変えられたりしていく、どこでも話されていないことばです。(「日本語アクセント辞典」などが教典)
 日本人の規範好きの性格は、細かいところまでこだわり、制限、ルールを統一させ、全員に普及させるのに並々ならぬ能力を発揮します。全世界でNHKほど一様の基準で、アナウンサーたちだけがことばを扱っているような国はないでしょう。列車の発着時間と同じくらいに几帳面なのです。(ちなみに、フランスなどは、全国民に自国文化や言語を大切にするための制約があります)
 世界でもこんなことができるのは、他にドイツ人くらいで?頑張っているのは北朝鮮くらい?でしょうか。これは明らかに先に述べた標準語としての理想化です。
 私はNHKのアナウンサーともいろいろ関わってきましたし、今は技術者で、ここに通っていらっしゃる人もいますが、アナウンサーのように話すという基本は、民放のパーソナリティは別として、声優、朗読家の人にもけっこう共通しているものを感じます。そこから離れる苦労を先日、松平定知氏の本で読みました。

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