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2014年1月21日 (火)

観衆ばかり☆ V188

母音を、切り離すという練習法は、劇団四季の浅利さんが、今や劇団を超え、日本の子供たちにも教えている方法です。私は、舞台の表現としては、主宰者の好みとなりますから、口をはさまないのですが、日本語の発声や歌としての方法については、いくつか別の見解を述べてきました。しかし、アナウンサーの基礎や子供の教育に母音の口の形が入ることくらいはよいと思っています。
 声や表現というのは、少々、時間をかけていかないとわかりにくい、というか、変わらない人がいるのに対し、口をはっきりと動かし発音を明瞭にするというのは、誰もができるようになることで、その効果も確認しやすいからです。
 特に、視聴者がサウンドよりもヴィジュアル重視の日本人ですから尚更です。今や聴衆は少なく、観衆ばかりの日本人客だと私は思っています。
 いわば、すべて形、型から入るということです。顔の筋肉、表情筋さえ、あまり動かしていない人には、とてもよいことです。
 ただ、私としては、歌や芝居に表情はつくもので、トレーニングとしては、筋トレのように表情筋づくりのレベルで行うならともかく、発声や声質がチェックできないような曖昧なことになるのは避けるべきだと思います。(これは、前に「両極を極めましょう」で述べました)[完]

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