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2014年2月23日 (日)

理想とのはざまで [論7-10]

 声の実力というにも即効性を求める人のために、ヴォイトレが調整だけの役割になりつつあるのかもしれません。となると、近いうちにトレーナーや歌手が、パソコンの音声やカラオケ採点機などに置き換えられるように代えられてしまうのでしょうか。
 私はヴォイトレとしても、基礎だけで成り立つ声(つまり「科白」の)全滅を救いたいのです。しかし、表現としては日本人の日常がこうなったのだから、そういうふうに舞台がなるのも自然ではないかという、醒めた現実観も持っています。今の若者が浅くアニメっぽい声ゆえに、今のヴォーカリストも俳優もそのようになるのです。ジャニーズのような歌も日本人らしくて、それはそれであってもよいのです。昔には戻らないのです。
 でも、それとここのヴォイトレとしての理想は別です。人間の可能性の最大化とグローバルな世界で通用するレベルを常に念頭においているからです。

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