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2014年3月 1日 (土)

一流に学ぶ [論7-16]

私は、タイプCのトレーナーの形が最も一般的で残念と思うのです。
 タイプAのトレーナーには秀でている人もいると言ったのですが、特に秀でているのは、本人が身体の条件に恵まれずに、改善のために東洋医学などから体を学んで、実践してきた人たち(ヨーガなど)が多いのです。そのため、心身の弱い人に向いているのです。かなり、体のバランスを欠いたプロにはとてもよく効くでしょう。感覚を変えてそこから声を変えていく必要があります。それには、一流の作品を数多く、量も種類も聞くことです。そして大切なのは、そこで気付くことです。
 気づくためにいろんな作品を私は提示してきました。誰の作品からどう気づくかは、それこそがその人の個性ですから、教えるのではありません。材料を与えて待つしかないのです。しかし、それでは心もとないので、私や他の人の気づきを参考に与えています。
 一流レベルの歌い手や役者は、必ず、その前の一流の人に多くを得ています。学びに行くのも、聴くのも、観るのも同じです。そのことを通して気づくこと、これはわかる=わかったつもりになることとは全く違います。声や歌が全く違うものに聞こえてくることです。
 そういう感覚やとらえ方から入った人は、黙っていてもあるところまでは伸びます。ただ、さらに伸び続けるためには、学びに行き気づきを得ることです。
 どんどん感覚が豊かになるべきだとしても、日本のように(音声については特に)厳しいショービジネスの世界に晒されていないところでは難しいでしょう。
 それが私が最初にライブ型に研究所をつくった理由でした。しかし、教えてもらうためにいらっしゃるようになっていったので、思い切って全て個人レッスン、イベントやプロデュースはなしにしたのです。

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