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2014年3月25日 (火)

上と下の響き B119

  この当時は、今のように「あなた」と歌っても、そのまま「あなた」といえないから、こういうフレーズでは、「あなた」と聞こえるまで大変だったわけです。日本人が歌うと、上のほうに、鼻にかけて「な」のところで持っていきます。  
 もっと以前の歌い手は、ほとんどそこの部分でやっていた。それが上の響きということです。日本人というのは、上にいきやすいのだから、上の練習をすることよりも、体の方をつけなければいけない。
 声楽で上のことを学ぶとよいのは、声楽をやっていない人です。とはいえ、民謡を歌っていたり、都都逸をやっていたり、小唄をやっていた人も、鼻にかけて歌えていたわけです。日本人が、必ずしもそうやらなければいけないというのではない。私も、直感的に全くその必要性を感じなかったのです。

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