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2014年3月 7日 (金)

反射としての声 V190

 原始的なものとして、反射作用で声をあげるということがあります。火に触ったときに「熱い」などと、考えるまでもなく私たちは反射的に避けようとします。手を離しながら「アチッ」というような、ことばになるかならないかの音を発します。「アッ」「ワッ」でも、息を吐き捨てて音を出すのですから、世界中で似たような音声を使っていますね。よく似た例では、火を吹くようなとき、息の音で吹く(hu)のようなH音が世界中の言語で使われているというものです。
 (これは動物でも同じなのですが、発声の器官の機能が備わっていないと充分な声は使えません。羽をこすった音で求愛する虫はいても、それは声ではありません。カエルのは声といえるのでしょうか)
 このあたりの違いには、民族の差や性差、年齢差もあります。発声器官という生体では、フィジカルな要素に負うところが大きいのです。

 

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