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2014年3月12日 (水)

求愛の声 V195

求愛のために、使われたのはメールや手紙という文章、文(ふみ)の前に、ことば、呼びかけ、歌謡です。その前では、声の響きだったでしょう。セレナーデのように、異性に呼びかけ、自分に関心をひく慣習は、今のカラオケにまで引き継がれているのです。
 そこでは、歌詞の意味も大切ですが、声の質や歌い方で伝わる感じがもっと大切なのです。
 男性の声変わりは1オクターブも低く変わり、たくましく太い声になります。もちろん、強く生命力のあることのアピールです。
 歌だけでなくても楽器の演奏で、異性に魅力的に働きかける。これも世界中いたるところで明らかです。楽器というのも叩く(打つ)、弾く、吹くと、人の身体機能を拡張したものです。演奏をしていても、実のところ、歌っているのです。サックスやトランペットは、まさに人の声の代替えのようなものに思われますね。
 そして、それは1対1でなく、1対多でも人を魅了するようになりました。オペラやオーケストラが、その完成された形でしょう。

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