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2014年4月 8日 (火)

喉をはずす☆ [論9-11]

 嗄れ声、かすれた声、喉を使った発声の問題などは、どのレベルで問題とするかで大きく対処法が変わります。正論、理想論としては、休めて回復させることです。少なくとも悪化は防げるので、ノーリスクを第一とする場合、しかも相手が素人なら、そのようにするべきでしょう。  とはいえ、それだけでよいとは思いません。似たことを述べましたが、「500メートル歩いて、足が疲れた」と言う人に「休みなさい」と言って何が解決しますか。少し疲れては休みというのではますます弱くなりますよね。  出血したり挫いていたなら手当も必要でしょうが、まともな人なら、「毎日続けたら慣れていきます」とか「では、毎日50メートルずつ増やしましょう」とか言いませんか。  でも、「疲れるなら歩かないで、呼吸と柔軟を充分にしましょう。すると歩けるようになります」と言うようなのが、今のヴォイストレーニングであったりするのです。  昔の私なら、健康な人には「10キロくらい歩けるようにしてからヴォイトレをしましょう」と言ったでしょう。ステージや歌が目的であれば、そのくらいの心身を鍛えるのは前提です。声の問題以前のことです。また、手足とは違っているとはいえ、発声も筋肉に基づいているのです。本当に喉をはずせるようになるには、喉を使って覚えていかなくてはならないのです。  

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