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2014年4月16日 (水)

ノウハウの消失 B141

「ま」に対して、次の「と」がどう置かれているかと、作詞家や作曲家もそういうことを考えて、つくっていると思います。この当時のものは説明しやすいのです。
 言葉を一つ変えてしまうと歌がダメになってしまったり、メロディを変えてしまうと言葉がダメというように、全体的な必要性が煮詰まっている。
 ところがある時期から説明できなくなってしまった。それまで通信教育では、ほとんど歌詞の解釈でした。要は読む人が読んだら、「こんなに深くきちんとした構造でなっていてすごい」というのを説明できると、先生稼業はできるのです。
 ところが、ここはああでもこうでもいいし、どの歌詞でも成り立つとなったら、教えるということが成り立たなくなってしまう。
 何かを伝えたり渡せるというころは、そこにそれだけ深いものがあって、パッと見た目には気づかないのに、よくよく見ると、ここはこうなって、これというのはここからとっているということで、「へエー」ということが成り立つわけです。

 

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