« 勝負の土俵 B139 | トップページ | 心身の声 B140 »

2014年4月14日 (月)

アカペラの声 V214

私は声をアカペラ(この場合はマイクなどの音響技術を使わないということで、本来意味が違うのですが、生声というのも私の伝えたいニュアンスが違うので、慣習的にそうしました)でみることにしています。つまり、歌唱やせりふ、ナレーションなどにもいろんなテクニックがあるなかで、声そのもののトレーニングに焦点を当てるために、マイクを使わない声としてみています。(ヴォイトレにはこれと異なる見解があってもよいし、マイクテクニックやマイクと合わせた声を考えることを否定するわけではありません。ここにも一部、マイクを取り入れるレッスンもあるからです)  これがなぜ大切かというと、声を、ただ音のソースとして音響で加工することを前提にすると、トレーニングの結果、つまり、その前後で何が変わったのかが曖昧になるからです。  マイクの使い方がうまくなって作品がよくなるのは、マイクテクニック、同じように発音がよくなって作品がよくなるのは、発音トレーニングです。もちろんそのベースにヴォイトレの効果もあるので、どこで区分けするのかは曖昧です。  実際、究極のところ、声に基準をつけるとしたら、こうしたボトムアップでなく、一流のレベルで声を使う人を想定してのトップダウンでしかないと言っているのはそのためです。  

« 勝負の土俵 B139 | トップページ | 心身の声 B140 »

13)連載「ヴォイストレーナーの選び方」」カテゴリの記事